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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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古代イギリスの松岡修造!マグナムに学ぶ熱血の人生学

歴史ストーリー

熱血だ!

これからのお話は、古代イギリス(ブリタニア)王たちが我らがサラリーマンを助けにはるばる古代からやって来る物語です。

第一話はマグナム弾、いえ後に皇帝にまで上り詰めるマグナム隊長が

充実感がないサラリーマンに熱く熱く語ります。

 

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上手くいかない、やる気が起きないサラリーマンのつぶやき
甘えてる?!

 

バカヤロー、仕事するの気あるのかっ!クビにするぞっ!
いっそ、怒鳴られた方が楽だなぁ
近頃パワハラでそんなこと部長も言えないしなあ
ああ何事もやる気が起きないなあ・・・


定時を過ぎた静かなオフィスで僕はため息をつきながらパソコンの画面に向かっている。


はあぁっ、最近全く注文が取れてないぃぃ…

ふぅっ、どうせこの試作品も売り上げに繋がらないだろうなあ・・・
仕事ばかりじゃない
趣味の歴史ブログの記事も、アイディアが出ず進まないなあ。

また今日も書けそうにないなあ・・・


毎日それなりに忙しく、気がつくと1日終わっている・・・・
今日は何をやったんだろう?
ここ1カ月何をやったんだろう?
ああ、毎日が惰性になってきているなあ・・・・
もっと充実した楽しいビジネスマンライフをしたいなあ・・・・


はぁっっ・・・・


肩肘をつきながらデスクトップの前で深くため息をついていたら、
後頭部の方からガツンと声がした様な気がした

「無気力?仕事する気が起きません?あまえてんじゃないよ!」


ひっっっっっ


僕はどきりと背後を振り返った
しかし、そこには誰もおらず
少し離れた所で、同僚と後輩が静かにコピーを取っているだけだった


誰だ?僕の心の声?いや違う
僕は甘えているのか?


その言葉がしばらく脳の芯から離れなかった


情熱の男、熱き男、弾丸マグナム
冷めてるんじゃないっ!甘えるな!

昨夜は歴史のウェブサイトを遅くまで見すぎて、ああ眠いっ
半期分の売上げ計画と行動計画を立てないといけないなあ
計画は計画、立てたとしてもそうは上手くいかないし、
役員の受けを良くしようと格好だけになってしまう計画を作っても無駄だよ無駄!

あっ、もう20時か?


気づいたら部長も同僚も皆帰宅してしまったようで、周りは静まり返っている


気分転換に昨夜のウェブサイトでも見ようっと

「血が躍る英国烈王伝」

ふぅーん、いろんな王が居るものだなあ~誰も知らないや
熱血王マグナム、ふーん、なかなか男前だ
なんだか火でも噴いて暴発しそうな名前だな
この王を見てみようか
どんなことをやった王だろうか?


≪クリック、かちゃり≫


わっつ、わっつ、画面がっ、まぶしいぃぁぁ!!!
あああいたったったったったぁぁぁ、

ふ~何とか見えるようになったわぁ
うっ誰だっ、だれかそこにいるのかっ

 

僕は慌てて周りを見回した
僕の目はその光景にくぎ付けになり凍り付いた

そんなことがあっていいのか?僕は寝ているのか?
ここは現代の日本か?


ローマ時代を彷彿させるぴかぴかの鎧兜に身をまとった
男が俊敏に僕の目の前に身を乗り出してきた


「誰だっ!」

「誰だとは何だっ!僕はブリタニア軍人のマグナムだ!!」

「マグナム?ウェブサイトに載っていた、あのマグナム王か?」

「そうだっ、お前に呼ばれてやってきたんだ!ウェブサイト見ただろう?」

 

僕は何が夢で何が現実か区別がつかず、目の前がぐるぐると混乱してきた

しかし紙のように薄く白くなりつつある僕にかまうことなく
マグナムは押し迫ってきた


「仕事する気が起きません?
 一所懸命になっても無駄だと?そんな事ばかり言っているなよ!
 聞いていると甘えてるだけじゃないか!」


甘えている!とその言葉を聞いて、呆然と飛んでいきそうだった僕は、
はっと自分の身体に戻ってくることができた


「お前には熱い情熱がないのか?そうそう情熱だよ。
 人生、夢や目標を持ってまっしぐらに生きないとダメなんだ」


どこかで聞いた言葉だと思ったら、マグナムが言っていた言葉だったんだ


情熱だよ情熱!
熱くなったときに本当の自分は生み出されるんだ!

 

「僕に情熱がないということは何となく感じていたよ。では聞こう!
 情熱を持つとどんな良いことがあるんだ?
 どうしてあなたはそんなに情熱を持っているんだい?
 また僕はどうやったら情熱を持つことができるんだい?」

マグナムは目をランランと輝かせて
僕に抱き着かんとするくらい身を突き出して語り始めた

「俺は田舎の貧乏人に生まれ毎日食べるのに困るほど貧しかったんだ
 何とかビンボーから抜けよう!
 軍人になって出世して裕福な暮らしをしよう!
 という強い夢を持ってたんだ!
 そこでブリタニア駐?在のローマ軍に入り、大出世しようと野望を持った!
 上官と意見が衝突して苦しいこともあったさ
 極寒での戦いで死ぬかと思うこともあったさ
 しかし・・・・
 この腕の刺青を見てくれよっ!」

マグナムは太い太い二の腕をがっっと僕に押し出してきた
言葉と同様に熱い熱気がムンムンと伝播してきた

≪夢をあきらめるな、決してあきらめるな
 いつも夢を思い描き、自分を信じて、熱く熱く熱く
 情熱、情熱、情熱、努力、努力、努力
 そうしたら結果は自分の中から生れてくる!!≫

「父の言葉だ!!父も熱い人間だった!!
 ですが私が幼いころに戦死してしまいました
 母は貧困の中で一人で私を育ててくれました
 いつも母は父の熱い誇りと熱い情熱を私に教えてくれたんだ!
 父の無念を晴らし、父の分まで出世しよう、母の暮らしを楽にしよう!
 と心に強く誓ったんだ!!」

「父もそばで見守ってくれているんだ!
 どんなに苦しくても、この言葉を見るたびに励まされ情熱が染み出てくるんだよ!
 おかげで小隊長になることが出来たんだ!うれしかったなあ!
 ようやく衣食住には苦労しない生活が出来るようになったけど
 もっと出世して父母に報いようという新たな目標を立てたんだ!
 ローマ軍のブリタニア総督になってやるぞ!」

「情熱のおかげなんだよ!
 諦めない、絶対になってやるんだ!という情熱なんだよ!わかるか?
 情熱があったからこそ、出世して今の自分があるし
 更にレベルアップする目標も作り出せたんだ!」

うっとおしいばかりの情熱に唖然とする僕を尻目に、マグナムは間を一髪も入れずに
怒涛の如く僕の質問に答えてきた。


「お前はどうなんだ?俺のように強い夢や目標があるのか?」


マグナム、君の場合は最高の特別のだよ、と思いながら答えた

「ええとりあえずは。。。
 夢はまあうまく行けば歴史シナリオがヒットすることかな・・・
 仕事の目標は無理かもしれないけど売り上げ計画を達成することかな・・・」


僕がこう言ったとたんに、マグナムは弾丸のように迫ってきて、僕の発言に覆いかぶさった。

「まだそんなことを言っているのか!情熱がないんだよ!人ごとのような口調だな!
 お前が責任をもって自分の人生を歩まないとダメだよ!
 自分で人生を外れていてはだめだよ!
 自分の中心に、熱い心に自分の夢と目標を持ってくるんだよ!わかるか?」

マグナム、僕が悪かった、君の言いたいことはもう分かるよ。

「シナリオがヒットするように、朝も昼も夕方も夜も努力したのか?
 脳みそがもうだめっていうくらい考え抜いたのしたか?
 売り上げが出るように、寝ても覚めても明けても暮れても頑張ったのか?
 へとへとになるまで倒れそうになるまで、とことん頑張ったのか?
 情熱をもって頑張っていると、自分が生き生きしてくるんだよ!
 ああ命があるんだ、自分の人生を生きているんだ
 うれしくなって、パワーが出てくるんだよ」

分かった分かった、マグナム戦士。僕も君のように戦士になってみるよ。

「お前もそんな喜びを感じるように、情熱をもって自分を信じて頑張ってくれよ!!」


ありがとうマグナム
厚かましいばかりの勢いに押されて何も言えなかったけど
僕の1つの質問に対して、答えは⑩くらい返してくれたけど
情熱は熱すぎるくらい伝わったよ、エネルギーは取り過ぎなほど吸収したよ


こんな僕でも情熱をもって一所懸命に人生を生きていけば
歴史シナリオで芥川賞は取れないけど、ベストセラーに近づけそうな気がするよ
仕事で目標を達成して、社長にはなれないけど部長くらいにはなれそうな気がするよ
祝杯のおいしい酒が飲めそうなだな

「分かってくれたか!そうか良かった!ともに頑張っていこう!!
君が夢を達成するころには僕はとっくにブリタニア総督いや、ローマ皇帝になっているだろうな
はっはっはっはっ」

「また誰かが僕を呼んでいるかもしれないからそろそろ帰してくれ!」

「はっ、おっそうか、じゃ元気でな」

僕は画面のバッテンをクリックしてマグナムのページを閉じた
と同時に今そこにいたマグナムがすーっと消えていった

 

 

僕ははっと気がついて、周りを見渡した。何か起きていたのだろうか?

夢でも見ていたのだろうか?思い出せない。


しかし、自分でも不思議なくらい僕の心の芯は熱さが残っていた。

さっ、これからもうちょい頑張って仕事をするかっ!

 

おしまい

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※マグナムは実在したブリタニア王でありローマ皇帝であった

 マグナム・マキシムスをモデルにしております

 

 

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