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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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熱報!! 悩めるサラリーマンにズンと一撃! 古代王マグナムが語る人生学 その2

歴史ストーリー

熱血だっっ!

これからのお話は、古代イギリス(ブリタニア)王たちが

我らがサラリーマンを助けにはるばる古代からやって来る物語です。

第二話も、皇帝にまで上り詰めるマグナム隊長が

絶望に打ちひしがれるサラリーマンに熱く熱く語ります。

 

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◎バカ言ってるんじゃない!お前の人生そんなにちっぽけか

僕はダメなサラリーマン
勝手にダメと決めるなと言われるかもしれないが、やはりダメなんだ。

僕は最近の三重苦を頭の中で復唱してしまった。


・失注した
 おおどうしよう
 会社で重要なお客さんの注文を競合相手に奪われてしまった
 これで昇進がぁ、、ああ

TOEICだめ
 TOEICのテスト受けた、前回より悪い、最低、、、
これで報奨金がぁ、、ああ


・振られたー
 あなたは仕事できないのねえ、あなた勉強苦手なのねえ、頼りない男ね
 じゃあね~


 ぐぐぐサグサグサグサグっと刺さるこの言葉っ
 頼りない男、ふがいない男、寂しい男
 あー俺はダメだぁぁぁぁぁ
 この世も終わりだぁぁぁぁぁ

 

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僕は大きく大きくため息をついて、何気なくパソコンで人生とキーを打ち変換を押した

 

『人生そんなちっぽけか?バカ言ってるんじやない!』

 

何っつっつ!!
驚きのあまり僕は瞬きを失い、キィッと画面を見入った。
一体誰がこんな言葉を打ち込んだんだ!
僕のやっていることはちっぽけ?

 


その日も眠れない夜を過ごした。

 

◎心が重い、弱気な心にカツだ!カツ!


仕事どうしようかなあぁぁぁ
万事休すに近いよっ
上司から怒られたって、もう注文なんか取り戻せるわけないよぉ~


あぁ、っ心が重いなあっ
飲み会行くのもやめようっっ

 

定時のベルが鳴ると同時に上司と同僚達は、鳥の群れが飛び立つように職場を去って行った。

 


そうだ気分転換に昼休みに見ていたウェブサイトの続きを見よう!


「血が躍る英国烈王伝」

 

えーっと、誰だったかな、
そうそう、熱血王マグナム!

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≪クリック、かちゃり≫

 

何々、マグナムはスペインの貧しい軍人の家に産まれ、無名ながらもローマ軍で活躍し異例の大出世を遂げる。

イギリスの総督となり(ブリタニア王)、、、

 


マグナムはエリート街道まっしぐらだったのか~
こういう人はそもそもものが違うんだろうなあ
僕みたいに失敗し続けて悩むことも無かろうに

 

どぉぉうせっ、僕なんかっ!

 

僕は成功者マグナムを読んでいると熱血そうな男前の顔が憎らしくなり、
そっと目をそらした

 

その時、スマホがぶぶっと短く震え、ロック画面に字が浮かんだ
何だろう?メッセージか?

 

『そんな弱気でどうする?お前の人生そんなちっぽけか?バカ言ってるんじやない!』

 

誰だっ!なんだこのメッセージは?
嫌がらせかっ?

 

ンっ、おかしいなっ
メールもメッセージも何も無いぞっ

キキ気味が悪いなっ

 

僕が顔を上げたとたん

「お前の事だよ、お前の!」

 

◎熱く熱く、もっと情熱を出せよ!怒りのマグナム

 

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「びっくりした!えっ誰だお前は何処から来た!

 何、変な鎧を着てっ、警察呼ぶぞ、警察を!」

 


突然の動乱に驚きと混乱を隠せない僕に更に追い討ちをかけて来た

 

「俺はブリタニア戦士マグナムだ!!」
ブリタニア戦士?」
「何で古代戦士がここにいるんだ?」

 

「何故って、お前が呼んだろう?
 僕は来る敵を撃ち返す為に何処へでも行く熱血隊長だ!」

 

何が何だかよくわからない
脳ミソが機能停止するのを辛うじて抑えながら僕は尋ねた

 

「人生そんなちっぽけか?と言ったのはあんたか?」


「ご名答!」

「お前の話は既に聞いた。
 チョット上手くいかない事が続いただけで何だ!
 お前のこれまでの人生の中でめ大した失敗でないだろう?
 1年後にはとっくに忘れているだろう?
 なのにもう自分の人生諦めるのか?」

 


「ええ、仰る通りかも」

 


「もっと熱くなれよ熱い血を燃やせよ。
 簡単に燃え尽きてはダメだ
 暑い夏でも夜がある
 冷めちゃダメだぞ、冷静になるんだ
 自分に何が必要か何が良くて悪かったのか?冷静に考えるんだ
 そして軌道修正してもっと熱く動くんだ」

 


「ええ仰る通りかも」

 


「お前の場合は、ガァ~とただ一直線に走り込んで、
 石につまづき倒れてハイ終了、諦めます、と言ってるようなものだ
 直球あり、変化球あり、抜け道あり、周り道あり、いろんなパターンを考えるんだ
 冷静な視点で熱く考え、熱く動くんだよ」

 


「ええ、仰る通りかも」

「でも私はダメなサラリーマン、あなたの様なエリート様と違って物が悪いですよん」

 

 

「何をバカな事を言っているんだ?
 自分を放棄するつもりか?
 許さんぞ!」

 

マグナムは真っ赤に怒りを示し弾丸が暴発しそうだった。

 

◎失敗は人生の教訓!!

 

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怒りを抑えつつ震えながら冷静な口調で話した

 

「俺もこう見えても諦めかけたことがあるんだよ」
「えっ、信じられない。燃えたぎっている男が?」

 

「俺の任務はブリタニアへのピクト族の侵入を防ぐことで、
 攻めて来る敵をことごとく打ちのめし、小隊長になった
 俺は熱い血を更に熱く煮えたぎらせて奮闘し、敵を北へ北へと追いやったんだ」

「それで、それで」

「ある時、我が小隊が夜勤を務めたとき、
 仲間の何人かの誕生を祝う会を催し、我らは油断してしまい役割を忘れてしまった。
 ピクトの奴らは不意をついて、第一の砦を破って来たんだ。
 慌てて兵を招集し応戦したけれど、遅かった。
 第一の砦は奴らに取られてしまった。
 我が小隊も多数の犠牲者を出してしまった」

 「ななんと」

「第二の砦はブリタニア市街地が近いので、そうなっては非常事態。
 この大失態に私は上官の大隊長からから酷く怒られ、
 私の責任としてトップの司令官まで報告されてしまった。

 俺は自分の出世の夢がここでなくなってしまうと大いに落ち込んだ。
 責任を取って軍をやめ田舎に帰ろうかと思った。」

 

あれほど熱く語るマグヌスが、珍しくしんみりとぽつりぽつりと小声で話した。


「マグナムも熱い血も凍結したように挫折することもあったのか。

 本当に帰ったのか?」

「意気消沈している時に、尊敬する中佐のパデルンからこう言われたんだ

 《今回の失敗はお前の人生の中でどれだけ小さなものか。
  そんな小さなものにビクビクして自分に恥ずかしくないのか。
  地獄と思えばそれまで、教訓として省みれば成長への糧となる》

 俺は如何に自分がちっぽけな考えだったかはっと気が付いた。
 そしてパタヌス中佐が言うとおり恥ずかしくて血がぐるぐる回るのを感じた」

「おおっ、熱血復活ですか」 

 

◎失敗は大チャンスのもと

 

 

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マグヌスは熱く、身を乗り出して自信たっぷりに話し始めた。 

「《お前は小隊長で終わる人材ではない。
  私の上官、いやローマ軍を率いるまでになるだろう。
  もしお前が失敗を悔やみ恐れなければ》

 ありがたい!パタヌス中佐に大感謝したんだ」

「素晴らしい上司ですね。パデルン中佐は。マグナムさんも幸せですね。
 そう言えば、ブリタニア王の中にパデルン中佐も居たような」

「パタヌス中佐の助言に従って、俺は考えを新たに失敗を成功に変えようと思った。
 今回負けた理由原因を徹底的に洗い出して改善し、

 極力負けない仕組みを作ったんだ。」

「なるほど、なるほど。具体的に何をやったのですか?」

 

もうマグヌスは独壇場とばかりにこぶしを握り熱く演説を始めた。

「軍事秘密なので詳しく言え無いけど、
決して難しいことでなくやるべき事をしっかりやるだけなんだ。

  ・敵の情報不足

  ・味方の把握不足・意識不足

  ・劣勢時の準備不足・訓練不足

これの対策をしっかりとったんだ! 

その効果が出てピクト兵を打ち負かし、第一の砦を奪い返したんだ!
俺が犯した失敗によって、更に強固な戦闘防衛態勢を作る事が出来たんだ!」


「負けた時に、ああもう自分は終わりだ!
 と尻尾を巻いて逃げていたら、この勝利は無かったよな

 やはり人生、諦めない情熱は大切だな」


「私の時代のビジネスや生き方にも充分に通じますね」

「その通りさ。いつの時代も人間がする事の根底は同じはずさ」

 

「なんか元気がでてきましたね
 マグナムさんの様に熱くなってきましたよ。
 僕の場合も今回の失敗は人生からみると、わずかな点みたいなもの。
 失注した、TOEICで点取れなかった、振られた、ばかり言っていないで

 原因をしっかり考えて、次はもっと上手く行く様に頑張るよ!」


 「よし、そう来なくちゃ!そろそろ俺は帰らないと行けないな。
  失敗したけど挽回して強い隊を作った成果が逆に認められて、

  大隊長候補に推挙されたんだ!」

 「それは凄い!良かったですね。」

 「お互い頑張ろう!」

 

 ≪クリック、かちゃり≫

 

◎熱い心を胸に頑張っていこう! 

 ローマ皇帝マグヌス・マキシムス

 

目の前が閃光の様に光り、僕は気を失ったようだった。

んんんっ、何が起きていたんだ??

僕は全く覚えてはいなかった。

しかし、僕の目に入る物なんでも明るく生き生きとして写っていた。

何か熱いドラマでも見た後の様に。 

さあ、今日は帰ってまず英語の勉強でもするか!

足取り軽く職場を後にした。

 

おしまい

 ※マグナムは実在したブリタニア王でありローマ皇帝であった

 マグナム・マキシムスをモデルにしております

 

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