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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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出しゃばらず任せてみよう!イギリス王に学ぶのビジネス人生学 その4 

歴史ストーリー

今回は、上司の度が過ぎるおせっかいで仕事を自由にさせてもらえず、部下の頼りなさで仕事を任せられず、板挟みの主人公のサラリーマンのストーリー。

古代イギリス(ブリタニア)王たちが、我らがサラリーマンを助けにはるばる古代からやって来る物語です。どうやってこの事態を解決していくのでしょうか。

 

上司からも部下からもプレッシャー 

くそっ、部長めっ、、、もう少し 僕を信頼して仕事を任せて欲しいよ、もっと自由にやらせて欲しいよ、、、いろいろと細かいところばかり指摘して客先までついてきて全てに対処されては、僕の役割の意味が無くなっちゃうよ、、

ましてや報告書も一字一句部まで部長の気に入るように直されて・・・ホント部長と仕事をするのが嫌になっちゃうよ~

 

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 もっと僕を信用して、まずは仕事を任せてほしいよ、、、 そうしてくれたらもっと仕事にやりがいが出て部長が驚くほど成果も出すよ・・・

 

ふうっ・・・・ため息が出るよなあ・・・・またあの手取り足取り、攻撃が始まると思うと・・・

 

隣の課の岸田君はいいよなあ~部長は放任主義、僕みたいな部長ストレスなしで思う存分気ままに仕事できるよ。やりがいがあるだろうな~


おっ、そう言えば伊藤のやつ、まだレポートが書けてないのか、、アイツもしょうがない奴だよなあ、、、まだ、とても一人で客先とまともに話ができず、商談も纏めて来れない。客先へのレポートも書けてないし、学生以下の文章だよ・・・

伊藤のヤツは便りが無いから、トラブルを起こさないか?客先でミスをしないか?上手くできていないか?僕がしっかりめんどう見てやらないと不安で不安で、、、、

明日も仕事の進捗のチェックをしてお客さんへ一緒に行ってやらないといけないな

 

 ふうっっ~また部長がやっていないとうるさいから、明日の報告資料をまず作ってしまおう、、、!はああっ~ 部長も部長だし、部下も部下。こう挟まれてしまっちゃねぇ・・・自由がとれないんだもん、嫌になっちゃうよ~

 

「まず、お前が任せたらいいんじゃない?」

 

んっ、誰だ、耳鳴りか?最近こんなことばかりやっているから、たぶん疲れているんだな~今日はもう終わりにして、明日の朝早く出勤して片付けるとするかっ!明日頑張ろう!
 

まずはお前が・・・・という言葉が妙に気になるな~気のせい気のせい!

 

しかし気のせいでは無かった

 

まずは部下に任せたらいいんじゃないか!

 

ただいま~
ふうっ、、まずはビールでも飲もう!
プシュっ、ぷはぁぁぁぁぁぁ~
重労働の後はこの一杯が体中にしみわたるなぁ
ああ生きてて良かった~

ついでにテレビでも見よう
この時間は何やってるかな?
オッ、野球か?ジャイアンツは勝ってるかな?

 

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・・・ 打ちました、大きなフライ、センターとレフト共に追いかけます!
レフトっ!!! 

任せたぞ!!! 

ナイスキャッチ!!

3アウトチェンジ!!

 

あの打球は難しいよな~ちょうどセンターレフトのど真ん中!
良くぞセンターが早く”任せたっ”と声をかけたよなっ

レフトのファインプレーに見えたけど、あれはセンターの好判断だよ!


ふぁあぁぁ~だんだん眠くなってきた。
パソコンで歴史ページをチェックして、さっさと寝よう!

 

 「熱血!英国列王伝」

ええっと、マグナム王、クリックっ
 

「何々、、、、うわっ!!!!!」

「誰だお前はっ!!ドロボー!」
「 人の家に無断で入ってきて、ケーサツ呼ぶぞケーサツを!」

「 んっ・・・・ ああ・・・ うっうっ・・・うぁぁ・・・・」

 

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《そんなに驚かなくても良いだろう?》

「 あ、、、あああ、マッ、、、まさか、マグナム!」

《ご名答!そうさ、オレはマグナム。古代イギリスからやってきた。お前が呼んだからやってきたのさ。まだまだお前はちっとも分かっていないな・・・》

「何がさ!!僕の何がわかっていないのさ!」

《オレが何度もお前に見せてやっただろう?お前が任せろ!と何度も見ただろう?》

 「えっ・・・・・・・・マグナムが言っていたのか?・・・いやっ、伊藤のヤツじゃまだまだ無理さ。頼りなさすぎる」

《そうじゃないんだよ、そうじゃ、、お前の部長もお前と同じ気持ちだろうよ。お前は頼りなさ過ぎて仕事なんか任せられない、ってね。まずはお前が、部下を信頼して仕事を任せるのが先だろう。そうすれば部長とやらも理解してくれるだろうよ》

 

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《オレの上司のパデルン様も、たくさんの仕事を任されたんだ。おかげで立派に仕事をして立派な上司にもなったぞ》

「それ興味あるな~もう少しマグナムの上司の話をきかせてくれよ」

《 OK!!》

 

マグナムの話す口調にだんだんと力がこもってきた。

《俺がいる4世紀のイギリスは我がローマ帝国の支配下で、統治も外敵から守る戦いもすべてローマ軍が仕切っていたんだ。このためかイギリスからは有能なリーダ的な人物は長らく出ていなかったんだ。ところが、ローマ帝国もイギリスにばかりかまっている余裕がなくなってきたので、方針と指示はだすが細かい行動はイギリスに任せることにしたんだ、自治をね》

 

《イギリスは自分の国を自分で仕切れるようになったので、やる気が出たってわけさ。
そうするとリーダ的な存在、俺の上司のパデルン中佐のように素晴らしい人物が出てきたんだよ。ローマ帝国もイギリスの面倒をみる手間が省けるようになったから、ヨーロッパ本土領に攻め込んでくる外敵をやっつける戦いに集中できるようになったんだよ。ローマ帝国にしてみると≪任せる≫ことで、一石二鳥が得られたというわけさ》

 

「なるほどね。その優秀なパデルン中佐はマグナムに仕事を任せてくれるのかい?」

《当然さ。パデルン中佐が任せてくれるお陰で、ライバルのテシウスとも競い合えるのでよりやる気が出るんだよ。この前の戦いもテシウスと共に、パデルン中佐から指揮を任せてもらい、やる気が燃えるに燃えて、敵を撃退し大勝利だったんだ!今後ももっと任せてくれっ、て感じだね》

 

「そうか、信用して任せることは大事なんだなあ。僕の場合は任せず、自分がやらなきゃ!と他人がするべき仕事をローマ帝国の様に抱え込んでしまって、身動きが取れなくなっているんだな。部長もそうかもしれない。」

「マグナム有難う、君の言いたい事が良く分かったよ。思い切って自分を変えて、人に任せるところから始めてみるよ」

 

《OK!俺は次の戦いも指揮を任させていて、作戦会議を開かないと行けないのでそろそろ帰るわ。君の健闘を祈っているよ!》


「ありがとう。じゃあ、シーユー」


 <カチャリ>

マグナムのページを閉じると、しゅーっつと、マグナムはその場から消えていった。


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んんんんんん~

僕は何をやっていたんだろう?ボーっとしていたようだ。疲れているのに飲んだから酔い過ぎたのかな。

明日は伊藤に客先には一人で行けっ!て言おう。そろそろ一人前になってもらわなければ困るからな。そうすれば、僕も時間が出来るからもっと自分の仕事に没頭して、部長にギャフンと言わせてやろう!

 

ムムムムっ~やる気が出てきたぞ!

 

僕は何が起きていたのか良く分からなかったが、とてもストレスから解放されたような
清々しい気分になっていた。これでゆっくり眠れそうだ。明日も頑張るぞ!じゃっおやすみ。

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※マグナムは西ローマ皇帝マグナム・マキスムスをモデルにしています。

※パデルン中佐は、古代スコットランド地方の王 パダーン・ベイスルッズをモデルにしています。 

 

おしまい

 

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