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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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信長のクリスマス!アーサー王のクリスマス!

歴史ストーリー

Merry Christmas!!

クリスマスの歴史ご存知でしょうか?

日本のクリスマスの歴史についてお話ししよう。織田信長アーサー王も出てくるよ。

 

課長:君はクリスマスはどう過ごすんだい?

部下:友達と集まってワイワイと騒ぐだけですけど

課長:クリスマスの歴史は知ってる?

部下:そういえば、全然知りません・・・

課長:騒ぐだけでなく、クリスマスの歴史を知ってより楽しんでくれよ。

部下:いつも飲んで騒いでいるだけの課長とは思えない言葉・・・

 

◎日本のクリスマスの始まり

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日本にクリスマスが入ってきたのは1552年にフランシスコ・ザビエル山口県でミサを行ったのが始まりと言われています。戦国時代の1560年には京都にまでクリスマスがあっと言う間に広がりましたが、1617年に江戸幕府キリスト教を禁止したため、明治時代に入り開国するまでクリスマスは姿を消しました。

明治8年には勝海舟がアメリカ人の知人とクリスマスパーティーを行った記録が残っているそうです。次第にクリスマスは日本に再び広がり、特に明治37年に明治屋が銀座に進出してからはいわゆるクリスマス商戦が始まりました。ところが、第二次世界大戦でクリスマスも下火になり影をひそめてしまいました。終戦後にクリスマスが復活を遂げて日本人の生活に広く浸透し今に至っています。

 

部下:日本のクリスマスは七転び八起きを経て生き延び、とてもポピュラーになったんですね。

課長:数々の困難を経て大成功する、まさに俺の将来の様だなあ

部下:クリスマス人生論ですか!課長の場合は、踏み絵のように踏まれたら、復活せずですよね。

課長:踏まれるのはよいかも・・・ 冗談はさておき先を続けるぞ。

 

織田信長とクリスマス

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1567年に織田信長松永久秀堺市近郊で戦っていました。両軍合わせて約70名のキリシタンがいて、クリスマスを祝うために、一旦休戦したのです。お互い敵対同士ですが、あたかも仲間のように堺の教会に集まってミサや懺悔を行い、料理を持ち合い仲良く食事もしたそうです。そして翌日には各々別れて再び戦争に戻りました。

 

部下:いい話ですね〜同じ思いを持つ同志達の清々しさを感じますね。スポーツでもビジネスでも似た話ありますね。

課長:その通り!実に紳士的な行動で、俺も仕事上は敵でも、終われば酒を飲み交わしてすぐ仲が良くなってしまうぞ

部下:現代社会でも同じですね!でも課長の場合はただ飲めれば誰でも良いだけじゃないですか?

課長:ままっ・・・そうかも知れないなっ・・・

 

◎ではクリスマスの始まりは?

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クリスマスは古代ローマでは「冬至祭」といって、収穫に感謝し翌年の豊作を祝い、またギリシャから伝わったミトラ教の太陽神を崇め誕生を祝うお祭りでした。(当時は12月25日が冬至でその日にお祝いをしました)

一方、キリストの誕生日は1/6、2/2、3/25、4/19、11/17と民族によってバラバラでしたが、325年にローマ教会によってキリスト教の誕生日は12/25に統一されたそうです。その後、冬至祭がキリストの誕生日と同化してクリスマスとなりました。しかし「クリスマス」の記述が初めて登場したのは「アングロ・サクソン年代記」で、その当時1043年頃からクリスマスと呼ばれるようになったと考えられています。

 

部下:キリストの誕生日は後から決められたんですね

課長:俺の誕生日も変えようか?12/25がいいかな?1/1にしようかな?毎日にしよう!

部下:12月32日なんかどうです? 決して来ませんから。

 

◎イギリスの英雄とクリスマス

クリスマスのエピソードを二つ挙げよう。 

アーサー王とクリスマス

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ウーサー王が亡くなった後、後継者が決まらずブリタニアは落ち着かない日々が続いていました。クリスマスの朝、聖ポール教会の庭にある大石に剣が刺さっているのが発見されました。

「何だ、この剣は!おやっ何か書かれているぞ」

「抜き取ったものこそ、この国の王である」

「神のお告げか??誰か試す勇者はいないか?」

我こそはとブリタニア中の諸侯たちが剣を抜いて王になろうとチャレンジしました。しかし、誰一人剣をピクリとも動かすことができる者はいませんでした。家に剣を忘れたことに気が付いたアーサー少年が通りがかりました。

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「こんなところに剣が落ちている。ちょっと拝借しよう!」

アーサー少年が剣に手を掛けたところ、いとも簡単に剣が抜けてしましました。

「あの少年が剣を抜いたぞ!!彼こそが王だ!!」

こうしてアーサー少年はクリスマスの日にブリタニア王になったのでした。

 

クリスマスはお静かに・・・アルフレッド大王

アルフレッド大王はバイキングの襲撃を防ぎイングランドの母体をつくった偉大な王で、BBCが発表した「100名の最も偉大な英国人」の中で14位にランクインされています。

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877年に仲間とクリスマスを盛大に祝っていました。

ところが・・・デーン人のバイキング軍団に大襲撃を受けてしましました。

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アルフレッド大王は命からがら脱出し、身やつれした百姓の姿で逃げ落ちました。

「ふう、疲れた。どこかで休憩できるところはないか?あっ、家があった」

「すみません、しばらく休ませていただけないでしょうか?」

 

その家からはおばさんが出てきました。

「わたしゃ忙しいんだよ、休んでもらうのは結構だけど。

 かわりにケーキが焦げないように注意してみておいておくれ!」

 アルフレッド大王はどいうやったらバイキングに勝てるかそればかり考えており、ケーキの事はすっかり忘れていました。

 「こらっ、ケーキが焦げてるよっ!!どうしてくれるんだ、このろくでなしが・・・」

アルフレッド大王はおかみさんに叱られ、持っていたほうきで叩かれてしまいました。

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いやぁ、こんな経験はこりごりだ!!

クリスマスをお祭り騒ぎにしてしまったのがそもそもの元凶だ。アルフレッド大王はそう思ったのか、後にクリスマスの祝賀の日を12日作り信仰深く守ったそうです。

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クリスマスに欠かせないケーキ、このcakeという言葉はバイキングのデーン人がもたらしたという説がありますよ。(デーン人の言葉であるノルド語ではkakaと言い、cakeの語源と言われています。)

 

部下:飲んで食べて騒いで楽しむのは、時代を問わず万国共通のようですね。

課長:そうさ、俺は国際的な文化に従って日々楽しんでるんだよ。最初にも言った通りだよ、分かったか?

部下:今回は課長のペースに巻き込まれてしまった・・・

課長:どうだ、役に立ったか? お礼にたくさんクリスマスプレゼントを期待するぞ。

部下:Xデース。    

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おしまい

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