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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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意地が激突した因縁の天下分け目の戦い!ウェールズ版

ウェールズ、レアな偉人伝 歴史ストーリー 歴史上人物

お互い諦めることなく、何度も戦い合った天下分け目の戦い!!皆さんになじみの深い日本の天下分け目の戦いとは一味違った、ウェールズの天下分け目の戦いについてお話しします。

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日本の天下分け目の戦いで真っ先に浮かぶのは1600年に起きた関ケ原の戦いです。関ケ原の戦いは豊臣秀吉亡き後、石田三成を中心とし毛利輝元を総大将とする西軍と、石田三成に対抗する徳川家康を総大将とする東軍の争いです。関ケ原の戦いで勝利した徳川家康は勢力を増し、1603年には征夷大将軍に任命され江戸幕府を開くのです。

 

そんな、天下分け目の戦いは他にあるのでしょうか?あるならどんな戦いだったのでしょうか?

 

有名なイギリスの天下分け目の戦いは「ばら戦争」の最後の戦いである、1485年に起きたボーズワース野の戦いです。ヨーク朝の悪名高きリチャード三世と、それに対抗するランカスター朝の血を引くヘンリー・テューダーとの激突で、この戦いに勝利したヘンリー・チューダーは、ばら戦争を終結させました。そしてヘンリー・テューダーはヘンリー七世として戴冠し、イングランド王国は新たにテューダー朝が始まりました。

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ところで、レアな天下分け目の戦いと言えば・・・

意地が激突した因縁の天下分け目の戦い!

そんな天下分け目の戦いがウェールズにあるんです!

 

<登場人物>

f:id:t-akr125:20160125002445j:plainカチョー:ウェールズ歴史に詳しい課長

f:id:t-akr125:20160125002514j:plainブーカ:カチョーの部下

 

 

◎因縁の対決の始まり

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11世紀のウェールズ・・・下剋上の時代であった

王族で治めていたウェールズの中で最強のグウィネズ国ではあったが・・・

隣国の田舎生まれの一騎士であったトラハエアルンが、武力で強引に攻め立て領土を広げ、ついにはグウィネズを乗っ取ってしまった。そこで立ち上がったのが、王族出身の青年グリフィズ・アプ・コナン。グリフィズはアイルランド等の協力を得てトラハエアルン軍を破り、王座を奪回したのであった。(グウァエド・エルワの戦い)

 

ところがっ

 

 

◎やったらやり返される

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しかし、大人しく黙っているトラハエアルンではなかった。国内の反乱のタイミングをついてトラハエアルンはバイキングなどと手を組み、グリフィズにカウンター・アタックを仕掛けました。不意を突かれたグリフィズは成す術もなく、アイルランドに逃げ帰りました。

 

◎仲間を作る

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ウェールズの一国であるデハイバースにリース・アプ・テウドウルという王がいました。しかし、グウェントなど隣国のカラドッグという王に攻撃され国を乗っ取られ国を追われていました。グリフィズは同じような境遇にあるリースと手を組みお互い助け合いました。(乗っ取られ組)

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一方、トラハエアルンは同じ境遇にあるカラドッグに近づき、タッグを組みました。さらにポウィスという隣国のメイリル王もトラハエアルン軍に加勢し、乗っ取り組が結成されました。ここにウェールズの勢力は真っ二つに分かれました。

・グリフィズ連合軍は、グリフィズとリースに北ウェールズの人々が参加:乗っ取られ組

・トラハエアルン連合軍は、トラハエアルン、カラドッグ、メイリル:乗っ取り組

 

◎乗っ取られ組vs乗っ取り組:天下分け目の激突

この天下分け目の戦いは、マイニッズ・カルンの戦いと呼ばれ、グリフィズ連合軍は、トラハエアルン連合軍に急襲を仕掛けました。グリフィズ連合軍は大勝利し、グリフィズはグウィネズ国を、リースはデハイバース国を取り戻すことに成功しました!!

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これで平和が訪れてめでたし、めでたし、と行きたいところですが・・・

グリフィズはホットする暇もなく、人生最大の奈落の底に突き落とされるのでした・・・・

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え~、グリフィズに何が起こるのですか?

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続きは次回!!

 

Amazon.co.jp: 6人のアーサー王を追え! (ウェールズ歴史研究会) 電子書籍: たなかあきら: Kindleストア

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最後まで読んでくださり有難うございました。また次回をお楽しみに。

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