イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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イングランド王を打ち負かしたプリンス・オブ・ウェールズ

 

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「前回は、イギリスのウェールズ王室がアバルファラウ家とディナヴァウル家に分かれて、それぞれの家系内および家の間で後継争いが続いた、イギリス・ウェールズ版の南北朝・戦国時代についてお話ししました」 

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「今回の第8話は、ウェールズではプリンス・オブ・ウェールズを名乗る強力なウェールズ王が登場し、イギリスを征服したノルマン人のイングランドノルマン朝イングランド)との戦いを繰り広げたプリンス・オブ・ウェールズ時代の前半についてご紹介いたします」 

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※時代の区切りや呼び方は筆者が独自に表現しているものです

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ウェールズにも新たな征服者が現る

 

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イングランド国王ウィリアム一世

 

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ウェールズ内の内乱も収まりようやく平和な時代が来たか!と思いきや、新たな敵が出現したんだ」

 

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「またまた戦争ですか~ウェールズも休まりませんね・・・今度はどんな敵です?」

 

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「ノルマン人だよ!」

 

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「ノルマン人??」

 

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アングロ・サクソン人イングランドは、1066年にフランスからやって来たノルマン人に征服され、ノルマン人のウィリアム1世イングランド王として戴冠したんだ。このノルマン朝イングランドは、今度はウェールズまでも征服してイギリス全土を支配しようと攻撃をし始めたんだ!」

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「このノルマン朝イングランドは強いのですか?」

 

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「強い強い!再三のイングランドの攻撃によりウェールズも徐々に体力を失っていくんだ。トラハエアルンを倒しグウィネズを取り戻したグリフィズだったけれど、直後にイングランド軍の侵略に屈し、捕虜となってしまったんだよ」

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「グリフィズは脱出できたのですか?」

 

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「2年~16年間の投獄から辛うじて脱出し、イングランド軍にリベンジを果たしてグウィネズを取り戻したんだよ」

 

※グイフィズに関する記事

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「ふうっっ、何とか助かったんですね。でも、まだまだイングランドは侵略してくるんですよね、、、」

 

プリンス・オブ・ウェールズの登場

  

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「グリフィズの息子のオウァイン・アプ・グリフィズは武勇に優れ、父から譲り受けたグウィネズにとどまらず、勢力を広げてウェールズ南部を除くほぼ全域を支配したんだ」
「またイングランド内の権力争い(ステファンとマティルダの争い)のスキをついて、イングランドに奪われた土地を取り戻しウェールズ国境を東にまで広げたんだ」

 

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「おおっ、オウァイン凄いですね!イングランドは反撃したでしょうね?」

 

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「そりゃ、イングランドも黙っているはずはないよね。イングランド王ヘンリー二世は何度もウェールズに侵入しオウァインに戦いを挑むのだけど、ことごとくオウァインに敗北してしまったんだ」

 

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「1157年にはウェールズの各地を破壊したけど、オウァイン軍の待ち伏せ攻撃に合い命からがら逃げ帰ったんだ。また1165年には、ヘンリー2世は奇襲作戦に出たけれどオウァイン軍に見つかり撃退され、更に大雨にも合いイングランド軍はちりじりに逃げ帰ったんだ。その後ヘンリー二世は二度とウェールズに攻撃をしなかったんだ」

 

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イングランドを打ち負かすとは凄い!オウァイン王、ウェールズの英雄ですね!!」

 

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「オウァインは国の名前が付いた、オウァイン・グウィネズやオウァイン大王(オウァイン・ザ・グレート)とも呼ばれ、プリンス・オブ・ウェールズのスタイルを初めてとったんだ」

 

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「かっこいい!プリンス・オブ・ウェールズ!オウァイン大王!」

 

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「オウァイン大王と父グリフィズの合わせて70年ほどの統治時代は、中世ウェールズ黄金時代であり、統一と独立を通した時代だったんだ。しかし、平和な時代にも陰りが見えてきたんだ・・・」

 

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「また戦いが始まるような嫌な予感ですね・・・」

 

プリンス・オブ・ウェールズに関する記事

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プリンス・オブ・ウェールズの後継争いで大混乱

 

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「オウァイン大王が没した後は次男のヒウェルが後継したんだけど・・・オウァインには息子が10人以上もおり火花を散らしたんだ。後継の座を狙ったダヴィッズを中心とするた5~7男の非嫡子兄弟はヒウェルを殺し王座を奪い、その後も兄弟内で骨肉の後継争いが起きてしまったんだ」

 

※オウァイン大王に関する記事

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「再びウェールズは再び内乱状態になってしまったんですね・・・」

 

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「そう、内乱が起こると再びイングランドが勢いを取り戻し侵略してくるんだ」

 

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「その内乱はどうなったのですか?」

 

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「その5男ダヴィッズが曲者で他の兄弟達も全員殺すか投獄して、父の領土を全て独り占めしてしまったんだ」

 

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「なんと悪人!成敗しなければ・・・」

 

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ダヴィッズに殺された兄弟の息子たちが力を合わせて立ち上がったんだ。その中でリウェリン・アプ・イオルウェルスが敵討ちの中心人物となって、ダヴィッドを倒してグウィネズ王となったんだ」

 

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リウェリン・アプ・イオルウェルス像

 

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「父達の仇を取ったわけですね!!この話はドラマになりそうですね!!」

 

今回のノルマン人 vs プリンス・オブ・ウェールズの纏め

 

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「イギリスのウェールズはノルマン人のイングランドに攻められ国が縮小していましたがプリンスオブウェールズが登場して勢いがつきウェールズを取り戻した、というプリンス・オブ・ウェールズ時代の前半をお話ししました」

「次回も、まだまだ新たなプリンス・オブ・ウェールズが活躍する時代の後半をお話いたします」 

 

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