イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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戦うブリタニア帝国の戦士たち:ブリタニア戦士とローマ帝国との争い

<登場人物>

 

 

エウダヴ:ブリタニア帝国の首長

 

 

 

トラヘルン:ローマから派遣された司令官

 

 

 

カラドクス:ブリタニア戦士、エウダヴの親友

 

 

 

グンベルト:ノルウェー王。エウダヴを助ける

 

※登場人物は実在名となっていますがストーリーはフィクションです

ブリタニア帝国内で反乱の狼煙

 

 

何だって!貴様今何と言った?
け、けしからん、、、戦いだ!戦いの準備をしろ

 

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トラヘルンの奴はいったい何と言ってきたんだ?

 

 

はっ、ここにトラヘルンからエウダヴ様宛に受け取った文書があります。

 

 

読んでみろ!

 

 

コンスタンティン大王閣下から指名を受け、今日からトラヘルンがブリタニアの司令官となった。貴殿の領土とブリタニア全軍をに引き渡すことを命令する。

 

 

許せん!ワシらが誇るブリタニアを何だと思っているのだ?ブリタニアブリタニアだ、ローマ帝国ではない!断じてトラヘルンに従うことはできんぞ。トラヘルンにそう伝えろ!

 

 

はっ!

 

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エウダヴ様、トラヘルンからの返答です!<従わざるなら武力で従わせるのみ>とあります

 

 

おのれ、トラヘルンめ。我らブリタニア軍をなめるなよ!

 

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時代は4世紀に入ったばかりの、古代のブリタニア(現在のイギリス)。コンスタンティヌス1世は司令官としてブリタニアを統治していたが、西ローマ皇帝となりブリタニアを去った。

後にコンスタンティヌス・ザ・グレートと呼ばれ東西に分裂し4帝制を取っていたローマ帝国を統一することになる。コンスタンティヌス1世の後任としてローマから後任のブリタニア司令官が派遣されたものの、エウダヴ・ヘンというブリタニアの首長といざこざを起こし新たにトラハルンがブリタニア司令官として派遣されたのであった。

しかし、またその司令官も・・・・

 

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ウェールズ北部、セゴンティウム城>

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何を大声を上げているんだい、エウダヴよ。もっと冷静になりなよ。

 

 

この状況で冷静になんかなれるものか!ブリタニアはトラヘルンに侮辱されたんだぞ!

 

 

 

早まっていはいかんよ。もっと良く考えて行動しろよ。

 

 

カラドクス、幾ら君が無二の友でも今回は問答無用。売られた喧嘩は買って返すぞ。

 

 

 

決して、ローマ帝国軍との戦争はするんじゃないぞ!やれやれ、困ったものだ。エウダヴの頑固で負けず嫌いな性格があだにならなければ良いが・・・

 

ウィンチェスターの戦い 

<現在のイングランドウィンチェスター郊外>

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やったぞ!ローマ軍が崩れた!今だ!トラヘルンをぶっ潰せ~
 
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もう無理だ・・・引けっ!
     
 

 

 

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追え、追うんだ!トラヘルンを捕らえろ!
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申し訳ございません、トラヘルンを取り逃がしてしまいました。奴らはハドリアヌス城壁を越えて逃げた様子です。付近の村々を襲って略奪を繰り返しているらしいです。
 

 

 
うぬぬぬ、どこまでブリタニアを荒しまわる気だ・・・トラヘルンめ、必ずひっとらえてやる!

 

 

 

ウェストモーランドの反撃

 

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一旦は破れたトラヘルンは何とか軍を立て直し、ウェストモーランドの平原にて再びブリタニア軍とローマ軍は激突した。

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いかん・・・・・

 

 

 

いたぞ!反逆者をとらえろ!

 

 

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エウダヴ様、こちらです。さっ、早く・・・

 

 

む、無念・・・ああ、我がブリタニアが・・・

 

 

脱出

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おいっ!兵が倒れているぞ!
取り敢えず手当をして、王に報告だ!

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こっ、ここは・・・

 

 

おっ、気がつかれましたか。ご安心くだされ、エウダヴ殿。

 

 

どうして私の名前を?

 

 

私はノルウェー王のグンベルト。海岸で倒れていたのを我が兵が見つけここにお連れしたんだ。お名前は貴殿の部下から聞きました。どうやら戦場から脱出した様子・・・

 

 

うううっ、多くの我が軍が失われたのに私は生き残ってしまった・・・ああ、ブリタニアは、ブリタニアは・・・

 

 

まずは戦を忘れて、ゆっくり休んでくだされ

 

 

かたじけない・・・

 

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ノルウェー王グンベルトのもとでエウダヴは徐々に戦いの傷を癒していった。二人は気が合い、お互いの国のこと熱き思いを幾度となく語り明かした。やがて心の底まで語り合える親友となった。

 

 

グンベルト殿!

 

 

エウダヴ殿!

 

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エウダヴという男、こんな熱い心を持った人物にこれまで会ったことがない。私もノルウェーのために王を務めてきたが、エウダヴのブリタニアに対する愛国心と誇りは見習うべきものがある。何かエウダヴのために私が力になれる事はないだろうか?おっ、そうだ!ゲオルグはおらんか!

 

 

はっ、グンベルト様

 

 

誰にも決して知られずに内密に動くんだ

 

 

はっ、必ず

 

 

 

 

王の策略

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ブリタニアに到着!

 

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トラヘルンを尾行しろ!

 

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トラヘルンがロンドンの城から少人数で離れたぞ!

 

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森林の谷だ!

 

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何!トラヘルンが殺されただと!これは急いでブリタニアに戻らないと・・・

 

 

エウダブ殿、我が兵を使ってくだされ

 

 

 

ありがとう、かたじけない。この数年間は本当にお世話になりました。グンベルト殿にお会いできて私は幸せでした。この恩は一生忘れない。必ずや恩返しをしますぞ

 

 

私も同じ気持ちだ、エウダヴ殿に会えて手助けできてよかったよ。成功を祈る

 

 

ブリタニア

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ノルウェーを出発した船団はブリタニアに到着する

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うぉー、うぉー、うぉー

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エウダヴ軍は司令官を失い統率力が低下したローマ軍を攻め立てた。ローマ軍は反撃する力もなくちりじりになって退散し、トラヘルンが拠点をおいていたロンドンを占領することに成功した。

 

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やった!やったぞ!!これでブリタニアは我々ブリトン人の元に返ってきた!

 

 

エウダヴ様、とうとうやりましたね!

 

 

 

ありがとうブリタニア軍のみんな。ありがとうグンベルト殿、ノルウェー軍のみんな!

 

 

新たな試練の予感

 <ウェールズ北部、セゴンティウム城>

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エウダヴは懐かしい故郷のセゴンティウムに帰ってきた。

 

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エウダヴよ、生きていたか?

 

 

やったぞカラドクスよ。とうとうブリタニアを我らの手に戻したぞ

 

 

まあ取り敢えず良かったな

 

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しかし、とんでもない事をまたやってくれたもんだ。
ローマ帝国から派遣されたトラヘルンにも逆らい倒してしまったとはなあ。この事態に、ローマ皇帝コンスタンティヌス大王が黙っているとは思えんが・・・

 

 
つづく・・・・・
最後まで読んでくださり有難うございました。
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