イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。ウェールズの歴史、イギリスの歴史、ウェールズとの関わりが深いアーサー王などを中心に記事を書いています。

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アイザック・ニュートンのリンゴにまつわる深い意味

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こんにちは、たなかあきらです。

ニュートンは、「りんごの木からりんごが落ちるのを見て、万有引力を思いついた」と言われていますが、本当でしょうか?

何の証拠もないと言われています。事実は、どこまで本当なのか、纏めてみました。

 

ニュートンのリンゴは本当の話しか?

 

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ニュートンに関わるリンゴの木はあるのでしょうか?

確かに、イングランドのウールスソープにあるニュートンの実家にはりんごの木はあったようです。

しかし、ニュートンがウールスソープに滞在していた時の記録や証拠が残っている訳ではなく、後になってからの作り話とされています。

ニュートンがローバーと・フックと、万有引力はどちらが先に発見したのか争ったとき、語った内容があります。

 

これは、1726年に作家ウィリアム・ストゥークリがニュートンとの会話した内容を、記したものです(Memoirs of Sir Isaac Newton's Life)

 when formerly, the notion of gravitation came into his mind. It was occasioned by the fall of an apple, as he sat in contemplative mood. Why should that apple always descend perpendicularly to the ground, thought he to himself. Why should it not go sideways or upwards, but constantly to the earth's centre. 

重力の概念がニュートンの心によぎったとき、それは偶然にもニュートンが瞑想状態で静かにすわっているときに偶然にリンゴが木から落ちたときであった。なぜ、りんごはいつも地面に対して垂直に落ちるのだろう、と彼自身は考えた。なぜりんごは横に行ったり、上に行ったりせず、地球の中心に向かっていくのだろうか? 
(たなかあきら訳)

 

これはニュートンが話した容とされていますが、ニュートンが本当に語ったのか? ニュートンの賢明さを表現するために作られた話、という説もあります。

また、 1727年にはフランスの天文学者ヴォルテールは自身のエッセーの中で、アイザック・ニュートンは庭仕事をしている際に、リンゴの木からリンゴが落ちるのを見て、彼の重力に関する最初の発想を得た」というエピソードを紹介しています。こちらは、ニュートンの姪に聞いた話としていますが、

いずれも真偽は分かりません。

  

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ニュートンは、りんごの木からりんごが落ちるのを見て、万有引力を思いついた」
これを、作り話として片付けてしまっては、面白くありません。

 

ニュートンは、りんごの木からりんごが落ちるのを見て、万有引力を思いついた」と言わて続けている、別の理由と深い意味を考えてはいかがでしょうか。

 

ニュートンの「驚異の年」

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新たな発想を得たり大きなことを成し遂げた人物を見てみますと、空白の時間がある人が多いようです。

ニュートンケンブリッジ大学で学位を取った1665年頃、ロンドンではペストが大流行していました。このため、大学は閉鎖されて、ニュートンも大学を離れて、帰郷することになります。ニュートンは2度帰郷し、18か月におよび故郷で暮らすことになったのです。

実は、これがニュートンにとって吉と出ました。18か月の帰郷生活は「驚異の年」と呼ばれるようになったのです。

ニュートンケンブリッジ大学でやらなければならなかった雑用から解放され、好きな学問の研究にじっくりと取り組むことが出来たのです。

この時にニュートンが取り組んだテーマは3つありました。

・数学の分野では、微積分法の開発(当初は二項定理の発見※)
・光学の分野では、ブリズムでの分光の実験(光が様々な色に分かれる)
・力学の分野では、万有引力の発見

です。

 

二項式の累乗を、二項の同次式として表す公式で(ab2a2+2abb2などがあります。

 

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このペストから逃れてのんびりと田舎暮らしをしている、1年半ほどの期間にニュートンの主要な業績の概念は作られたのでした。

この期間のことは「驚異の年」、「驚異の諸年」、「創造的休暇」とも呼ばれています。

日常生活や雑多から逃れ、自分のアイディアを深く深く考える時間を持つこと、これが成功するためには必要なようです。

ニュートンだけでなく、アインシュタインホーキング博士ダーウィンもじっくり考える時間を持ったそうです
 

 

 

 

当たり前のことをとことん突き詰めていく

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ニュートンのリンゴが木から落ちるのをみて、万有引力を思いついた。この表現には教訓があるように思います。

「当たり前のことを深く考え、疑問をどこまでも追い続ける精神が大事」ということです。

 

星と太陽の間に引力があることはケブラーが発見していました。
物体が重力で落ちることもガリレオが発見していました。

既に、これらの2つの力はニュートンの時代には常識だったのでしょう。ニュートンは(落ちる林檎を見て)、この2つ力を結びつけて万有引力の考えが閃いたのです。

 

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僕が好きな本「君たちはどう生きるのか」の中にも、ニュートンのリンゴについて、こう書かれています。 

ニュートンの林檎の話は、君たちも知ってるね。林檎の落ちるのを見て、万有引力を思いついたという話さ。だが、林檎の落ちたことから、どうして、そんなことを考えたのかしら。君たち知ってる?」
「どうしてかしらん、と疑問に思ったこともないの?」

・・・

ニュートンという偉い学者が、林檎の落ちたのを見て、引力の法則という大発見をした、これくらいのことは、小学生だって呑みこめる話さ。 ところが、このニュートンの話は、もう一歩突っ込んで、なぜ?と考えると、さあ大変だ、まるで見当がつかない」
・・・・

林檎は、まあ3メートルか4メートルの高さから落ちたのだろうが、ニュートンは、それが10メートルだったとしたらどうだろう、と考えてみた。もちろん、4メートルが10メートルになったって変わりはない。林檎は落ちるに決まってるね」


「では15メートルだったら?やっぱり落ちてくるね。20メートルだったら?同じだね。100メートル、200メートルと、高さをだんだん高くしていって何百メートルという高さを考えてみたってやはり、林檎は重力の法則に従って落ちてくる」

 

「だが、その高さを、もっともっと増していって、何千メートル、何万メートルという高さをを越し、とうとう月の高さまでいったと考える。それでも林檎は落ちてくるだろうか」

「重力が働いている限り、無論、落ちてくるはずだね。林檎には限らない、なんだって落ちてこなければならないはずだ。しかし月はどうだろう。月は落ちてこないじゃあないか」
・・・

「これは、地球が月を引っぱっている力と、月がぐるぐるまわる勢いでどこかに飛んでいってしまおうとする力と、2つの力がちょうど釣り合っているからだね」

「じゃあ、ニュートンの発見は何かというと、地球上の物体に働く重力と、天体の間に働く引力と、この2つを結びつけて、それが同じものだということを実証したことにあるんだ」

・・・


ニュートンの場合、3~4メートルの高さから落ちた林檎を、頭の中で、どこまでも、どこまでも高く持ち上げていったら、あるところに来て、ドカンと大きな考えにぶつかったんじゃないか」

「だからねえ、コペル君、あたりまえのことというのが曲者なんだよ。わかりきったことのように考え、それで通っていることを、どこまでも追っかけて考えてゆくと、もうわかりきったことだなんて言っていられないようなことにぶつかるんだね」
「こいつは、物理学に限った事じゃあないけど」

 

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この考え方には深く心を打たれました。私たちが大発見する、ことは殆どないかもしれません。しかし、日常のさまざまな問題点等に対して、あたりまえと思っていることを、とことん考えると、新たな解決策や発想が思い浮かぶことがあるんじゃないか、と思います。

雑多で忙しい毎日ですが、駆け続けているだけではなく、ふと立ち止まって、分かり切っていると思っている事を、深く考え直してみてはいかがでしょうか。

 

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このニュートンの深く深く考える話に感化された僕は、歴史を調べて深く考えました。そうしたら、いろんなことが分かってきました。(推測ですが)

 

※マイナーな王の情報を集めて考えたら、人物像が浮かび上がってきました

www.rekishiwales.com

 

 

アーサー王をじっくり考えたら、幾人かが合体した人物になった

www.rekishiwales.com

 

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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