イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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「肩こり」と「水泳」で生活にやりがいを

 

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「あいたたた、くそっ、重いなあ」

 

僕は甲冑が好きだ。日本の甲冑よりも、西洋のピカピカでずっしりと重みをかんじる甲冑にひかれる。

コスプレーヤーじゃないけど、このかっこいい甲冑を着て、中世ヨーロッパの騎士の気分に浸ってみたいと思う。

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ところが、

僕は日々、重い甲冑を着たような生活をしている。仕事中もパソコンの前に座っている時も、電車に乗っているときも、一日中そうである。

 

 

 

もちろん、重い甲冑を日常で着ることは決してない。僕は現実の甲冑を着るかわりに、目に見えない甲冑を常に身にまとっているのだ。朝は軽いが、夕方になるにつれ重くなってくるやつである。

 

「あ、いてててっ」

 

肩が重い、背中が重い。痛い、動かない。
肩から背中にかけてひどいコリを持っているのだ。
まるで重い甲冑を着ているように、体にずっしりとのしかかってくる。
体も思うように動かず、すぐに疲れて痛みがでてくる。

 

あぁ、肩コリという見えない甲冑を脱ぎ去って、本物のかっこいい甲冑を着てみたい。肩コリを撲滅する対策をしなければならない。

  

肩コリの原因は明白だ。仕事でもプライベートでも、ほぼ一日中、動かずにパソコンの前に座っているからである。

 

原因は分かっているから、対策は簡単だ。
パソコンの前に座ることをやめればいい。これで解決だ。

 

しかし、パソコンの前に座ることをやめたら、仕事ができないし、文章も書くこともできない。別の方法で「肩こり」という甲冑を脱ぐため対策を取らなければならない。

 

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僕はマッサージに通うことにした。
マッサージは気持ちいい。

 

「そこです、そこそこ。コッているでしょ。強めに押してください」

 

肩コリも揉みほぐされ、気分もリラックスして、体も軽くなっていくようだった。
しかしマッサージに通い続けていると、だんだんと効果は薄まっていき、ある時から、ほとんど効かなくなっていた。

マッサージしてもすぐに肩がコッてしまう。マッサージは言わば、肩コリを和らげるもの。やはり、肩コリにならないように、体を作らないといけないか。

  

僕はストレッチを始めた。
毎日寝る前に10分くらいやろう。その位ならできるだろう。
僕は三日坊主が得意である。

 

「今日は帰りが遅くなった。今日はとっても仕事で疲れた。今晩はまだやることがある。だから、明日からやるよ」
などと理由を並べるようになった。今日はやめて明日からやるよ、は禁句である。

 

この状況は何かに似てはいないだろうか。
多くの人が経験している、アレである。

 

ダイエット。

「明日からダイエットします」

何度、この言葉を言ってしまうだろう。
「明日からダイエットするので、今日は食べ納めです」

 

しかし、数日続けただけで、すぐに飲み会でたくさん飲み、たくさん食べてしまう。ラーメンをガッツリ食べる。ランチでケーキまで食べる。

食べ物の誘惑に負け、「明日からダイエットします」、の明日を何度も経験して太ってしまう。

 

肩コリを治すことも同じかも知れない。

「明日はストレッチするよ。だから今日は休むわ」、と言い続けていたら、ストレッチを続けることはできず、ますます肩コリが激しくなってきた。
ますます、肩コリ甲冑の重みがズシズシ増してきた。

 

もう、限界だ! もう、開き直ってやるしかない。
以前に記事に書いただろう?

あれは、口だけだけだったのか?!
おい、たなかあきら!

 

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どうやって開き直って、ストレッチを続けようか? 
何かインパクトが欲しいなと思う。


その方法は、なじみのマッサージに行った時に、思わぬ形でスタートした。

 

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「そりゃね、そんなことをやっていては良くなりませんよ。あなたの場合は、パソコンやめるか、頻繁にストレッチをやるか、それしかないですよ」

 

そんな事は分かり切っている。これまでできなかった、究極の2択である。

 

「そりゃ、無理でしょ。続かないですよ。マッサージ師さん、3択目はないの? 
「そうですね。水泳はいいですよ。肩回しますし、全身運動ですから、肩コリにはとても効果的な運動ですよ」

 

水泳?  なんですって?

 

ただでさえ、目に見えない重い甲冑を着ているのに、水泳なんかやったら、溺れてしまいますよ。冗談じゃない。僕を殺す気?

 

「お客さん、それ以外には良い方法は思いつきませんね」
究極の3択目だ。もう、開き直るしかない。

 「すっ、水泳、や、やってみようかな」
「いいと思いますよ。是非、続けてくださいね」

 

マッサージ師は僕の背中を押しながら、継続は力なりのプレッシャーをかけてきた。

 

もう、やるしかないでしょ。重い甲冑を脱ぐためには、戦場に出た気分で戦うしかない。僕は15年前の水着を引っ張り出し、室内プールに行ってみた

 

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ところが、甲冑は更に重くなってしまったのだ。
最初からスイスイと泳げるはずはない。
うまく息継ぎができず、酸欠で頭が痛くなった。
ちょっと泳いだだけで、足がつり、腕がつり、痙攣を起こした。バシャバシャと溺れそうになりながら、もがいた。
フラフラになりながら、プールから上がったら、体に力が入らず尻もちをついてしまった。めちゃくちゃ、かっこ悪い。もういやだ。

 

さらに全身が筋肉痛となり、甲冑を脱ぐどころか、コルセットをはめた様に自由が効かない、ぎこちない動きの体になってしまった。

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ハロー

 

これはダメだわ。
水泳も、まったくの逆効果じゃないか?

 

しかし、泳ぎに行ったことが僕に良い効果を与えたのだ。
僕は、室内プールで傷ついたプライドを、放っておく訳には行かなかったのだ。

 

めちゃくちゃかっこ悪い姿をさらして、このままじゃ引き下がれない。
肩こりを治すと言う目的じゃなく、うまく泳げなかったことを、ものすごく悔しく思った。何としても、うまく泳げるようになってやるぞ!

 

それからと言うもの、僕は毎週末、意地でも室内プールに行くようになった。そして今現在、通い始め一ヶ月を過ぎた。

 

続けると、人間は以外に上達するものである。
よし、よし、少しは前に進んでいる感じになってきたぞ。
泳ぐのも、少し楽しくなってきた。

 

そして、あることに気づいた。
泳ぎが上達するにつれ、体が軽くなり肩コリが取れてきた気がするのだ。

 

マッサージに行くと聞かれた。

「お客さん、背中が前より柔らかくなってますよ。何かされましたか」

 

僕は嬉しくなった。久しぶりに生活に張りが出てきた。
よし、もっとうまく泳げるようになって、肩コリも完全に治してやるぞ。

 

肩コリが僕の生活に、ヤリガイをもたらしてくれた。
肩コリじゃなかったら、水泳もやろうとは思わなかっただろう。
おそらく、三日坊主で終わってしまう段階も通り過ぎたようである。
このまま深くは考えず、どこまで続けていけるのか、しばらく自分を泳がせようと思う。これから先が楽しみである。

見えない甲冑を脱いで、リアルの甲冑を着ていることを想像して。

 

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フフフっ!

 

追伸)
書いてから気がついた。
前にもほぼ同じ内容で文章を書いていた。
すっかり忘れていた。僕の脳はバカである。
肩はコリを忘れたい。

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最後まで読んでくださり有難うございました。

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