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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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郷に入っては郷に従え、ウェールズの暮らしで学んだこと

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イギリスのウェールズに住んで、とても興味深かったことを何回かにわたって、
記事にしてきました。

これまでに書いた記事をまとめてみました。

メードイン・スペイン

最初の ころはホームステイをしていました。
イギリスでは料理に手をかけないのよ、
と受け入れてくれたおばさんが、こう話してくれました。
なにせ、エリザベス女王の土地ですからね。素材が美味しくて。
ところが、スーパーに売っている多くのものを見てみると・・・

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住む家

ホームステイが終わってから、住む家を探しました。
ウェールズの首都カーディフではフラットと呼ばれる、トイレやキッチン、シャワーなどが共通の家が多いです。僕は幸いに、自分の部屋の中にそれぞれついてました。
しかし、驚いたことは窓に鍵がなかったのです。
全く分別しないで、ごみを収集車に突っ込んでいるのにも驚きました。
それぞれなぜ? その理由が面白かったです。

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買い物編

住み始めると買い物に出かけます。
買い物でも面白いことが多かったです。
1個買うと、1つオマケガついてくる野菜、雑貨品、食品、本・・・

オマケに弱い僕は、とても有難かったです。
更に有難かったのは、日本のように店員が付いて回ることは少ないので、
自由に買い物ができるという事でした。

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なぜ傘を差さないの?

日常生活は天気に左右されます。
ウェールズカーディフは海洋性の気候のため、一日の中でも大きく天気が変わります。傘は必需品です。
でもウェールズの人たちは傘を差さず、平気で濡れています。
なぜでしょうか?

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生ぬるいビール

仕事が終わると、特に週末は日本と同じく、飲むことが楽しみの一つです。

ビールはキンキンに冷えていて、ごくごくごくっと一気に飲み干す!
これが日本の定番です。
しかし、ウェールズではビールは生ぬるく、コーヒーのようにのんびり飲みます。
最初は閉口しましたが、今はゆっくり飲む方が好きですね。

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驚いたバス

日常生活では交通機関をよく使います。
カーディフは市バスが発達していたので、定期を買って利用していました。
しかし、電光掲示板にのっていたバスが突如消えたり、
バスがUターンしたり、そんな経験もしました。
国が変われが面白いです。

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最後に

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いろいろ書いてきましたが、
ところ変われば色んな人々が住んでいて、いろんな文化があります。
日本にいるだけでは知らないことを多く学びました。
住んでいると慣れてそれがだんだん普通になってきます。
こうやって外を知ると、内も良くわかります。
ああ、これが日本の文化なのか、と気づくことも多かったです。
「郷に入っては郷に従え」、という諺は、こういう事も語っているのかな、と感じました。

 

※参考記事

 

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最後まで読んでくださり有難うございました。

美女と野獣、「鋼鉄の処女」軍団 ~好きなバンド~

お題「好きなバンド」

 

僕の好きなバンド、それはイギリスの往年のヘヴィメタルバンド、「アイアン・メイデン」である。

アイアン・メイデン(Iron Maiden)は和訳すると鋼鉄の処女、名前の由来は中世ヨーロッパで使われた、拷問・刑罰に使われた拷問用具のことである。

 

野獣の集団「鋼鉄の処女

往年のヘヴィメタルバンドであるアイアン・メイデンは、恐ろしい名前の由来を吹き飛ばすかのようなアグレッシブな音楽で僕の耳と目をくぎ付けにしてくれる。

アルバムのカヴァーはグロテスクであるが(Eddyというマスコット)
音楽性・演奏は確かである。

音、音、音の嵐である。
鉄の処女と言うバンド名であるが、
男っくさい、野獣のオヤジというバンドである。

 

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1975年に結成され、全世界で8000万枚以上の売り上げを記録し、
今もなお精力的に活動を続けている伝説の野獣集団である。
パワーが凄い。演奏のグレードがすごい。思わず僕も中に加わりたくなる。
お気に入りのバンドと言われれば、真っ先に挙げるバンドである。

 

※現在(2016年):健在ぶりが凄い
Iron Maiden - The Number Of The Beast Live Wacken Open Air 2016 HD - YouTube

※1982年:野獣ぶりが凄い
Iron Maiden - The Number Of The Beast (Official Video) - YouTube

 

美女軍団、鋼鉄の処女

この本家の鋼鉄の処女(Iron Maiden)に対して、鋼鉄の女軍団が登場した。
Iron Maidens(アイアン・メイデンズ)である。 

The Iron Maidens Homepage


本家、野獣のアイアン・メイデンのオリジナル曲をカバーしている美女軍団である。
本家に負けることない演奏は素晴らしいし、ギターリスト達の美貌にも引かれる。

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こう演奏されてしまうと野獣軍団のファンにとっても、
つい虜になってしまう。
どうしても、胸、胸に目が行ってしまうのは私だけだろうか。

野獣軍団vs美女軍団 

 

という訳で、本家の野獣軍団のアイアン・メイデンと美女軍団アイアン・メイデンズのプレーを比較してみよう。
代表的な曲の一つ、Trooperだ。

まずは本家のアイアン・メイデン


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次にアイアン・メイデン

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皆さんはどちらが好み? 

 

最後に

もう一曲だけご紹介しておきます。

アイアン・メイデンの祖先であるイギリス人がアメリカに上陸し、インディアンの追い出していた時の曲。「Run to the hill」

丘に向かって走れ!
生きるために走れ!

と叫んでいます。

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※ご紹介した曲

今回は、1980年代の古い曲ばかりになってしまいました 最後まで読んでくださり有難うございました。

「北風と太陽」

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「あっイテテテテ」
「あ〜疲れた疲れた」

 
最近の僕の口癖である。
身体中に見えないずっしりと重い甲冑を着て生活しているようである。
僕は肩コリ、首コリ、背中コリ、腰コリの四重苦なのである。

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コリの原因は実にシンプルである。
会社でパソコン仕事を1日し、家に帰ってからも、ずっとパソコンの前でブログを書いているからである。
パソコンの前で動かず、固まった生活。目も疲れる。
身体中にコリが発生するのは、誰が考えても当然の事だ。
 
 
このコリと言う甲冑を着る様になって、10年がたってしまった。
初めの頃は直ぐに脱げるわ、と思っていたが、年々重さが増し、脱ぐのが困難な状態になっている。

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頻繁にマッサージに出掛けた。針も打ってもらった。とても気持ちが良くて、始めの頃は効果もあったが、
コリが酷くなった今では、気休め程度にしかなっていない。
 
効果的にコリをとってくれ、苦痛から解放される方法はないだろうか?
 
「北風と太陽」がふと思い浮かんだ。今の僕は、北風の役をやっていて、僕の身体に強い北風を吹き付けている様だ。
配役を太陽の役に変えて、重い重い甲冑を脱がしてくれないだろうか?
コリ、首コリ、背中コリ、腰コリから解放されないだろうか?
 
 
そのヒントを得ようと僕は、知り合いの整体師に相談をした。
「もっと運動してください」
「あなたは体を動かさないと調子が良くなりませんよ」
「僕より20歳ほど若い整体師にそう言われた」
 
仕事に疲れ
人生に疲れ
身体も疲れきった
中年のおっさんに
もっと疲れろというのか?
 
しかし、
整体師の言う通りである。
僕は動か無さ過ぎである。
整体師が正しいのである。
恐らく。
もうその言葉を信じるしかない。
 
 
僕は一大決心をし、
東京体育館に出掛けた。
 

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東京体育館は素晴らしい。
広いトレーニングルームがあり、広い温水プールもある。
僕は10年ぶりに泳ごうと、決心したのである。
 
そして泳いだ。
気がついた事があった。
脳はバカである。
身体もバカである。
 
 
10年のブランクを忘れ、
それなりに泳いでいた昔の記憶のみを残している。
そして、そのイメージ通りに、身体は泳ごうとする。
バカである。
 
案の定、直ぐに呼吸困難になり、足腰も痙攣寸前になり、立てなくなった。
全身のコリをほぐして直そうとしているのに、逆効果である。

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意外と泳げるかもな、と驕りがあったかも知れない。
僕は慌てて、過去の光のようなイメージを消して、自己暗示にかけた。
 
僕は泳げない
重い鎧を着ている
直ぐに溺れるぞ
 
面白いもので、徐々に力が抜けだ。
その後は、短い距離ではあるがゆっくりとダラダラ泳ぐ事ができた。
 
 
 
本当に久しぶりに運動をした。
疲労感と脱力感はハンパなかったけれど、運動すると滞っていた血が身体中を駆け巡るようで、力も湧いてくる感じがした。
 
これで、多少は全身のコリは軽減されたかな?
重い甲冑も多少は軽くなったかな?
 
 
僕は甘かった。
僕は急に泳ぎ過ぎた。
僕は年齢を忘れていた。
僕は筋肉痛の存在を忘れていた。
 

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コリが取れるどころか、筋肉痛が僕の全身に襲いかかり、余計パンパンに身体中が張ってしまった。
身体が動かなくなり、甲冑も重さも増してしまった。
 
これはまさに逆効果。
運動はダメなのか?
10年振りに泳いだ意味はなかったのか?
 
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
あれから一週間が経った。
今だにあちこちに筋肉痛が残っている。コリが取れた感じもない。
 
しかし、妙に気持ちは爽やかである。気力が出ている感じだ。
筋肉痛はあるものの、身体も軽い感じがする。
エスカレーターは使わず、階段を駆け上る方を選んでいる。
 
肩コリ、首コリ、背中コリ、腰コリが一回の水泳で消える訳がない。
そんなことは承知である。
 
やはり、何事も諦めず継続することが必要なのだろう。
今の僕にとって、
コリを軽減する為には、コツコツと継続して泳ぐ事が必要なのだろう。
よし、水泳を続けよう。
水泳を続けることが僕にとって、「北風と太陽」の「太陽」かも知れない。
重い重い、全身に背負ったコリという重荷を脱がせてくれるかもしれない。
 

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コリを直してやろう!
一大決心により、一度泳ぎに行っただけであったが、
一皮むけて前向きになった自分に気がついた。
ああ、泳ぎに行って良かった。
 
そして、今日も東京体育館に向かった。
今日は、こりの軽減があるだろうか?

今日は得られたものが、直ぐにあった。
つったのだ。足が。
 
 
 
 
 
最後まで読んでくださり有難うございました。

カメレオン王の失敗、「出稼ぎ勇者」 第4話

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こんばんは。ウェールズ歴史研究家、たなかあきらです。
今回の「出稼ぎ勇者」の主人公は、カメレオンです。

失敗作

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ウェールズにも農民からのし上がり、王になった人物も何人かいるんだ。

 

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日本の下剋上みたいですね。
 

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その中の一人に、カドファエルと言う人物がいたんだ。
カドファエルはカメレオンの様に振る舞い、上手くやったんだけどね。今回は出稼ぎ失敗作だよ。
 

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えっ、カメレオンの失敗作?
 
 

パクリと奪った素早さ

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昔むかし、7世紀のウェールズ

一人の名もなき農民の男がいた。
その名はカドファエル。得意技はカメレオンであった。
 
ウェールズは外敵の侵略は受けるものの、外敵を押し込み再び勢力を広げていた。
しかし、その時の王は戦死してしまった。
 
「これはチャンスだ!」
 
カメレオンのようなカドファエルは、隙を見て幼い王子を国外追放し、素早く王座をぶん取ったんだ。
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ぴゅっ
 

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何と大胆な
 

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ウェールズの王室が始まって以来、身元も知れない他人に王座を奪われた大事件だったんだ。
 

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奪ったのなら、ウェールズ内でモチロン、反対勢力はあったんでしょう
 

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あっあった。しかし、このカメレオンは上手く変身したんだよ。

 

変化自在

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忍び寄り、長い舌でパクリとやった様に、王座をぶんどってからもカメレオンぶりを発揮したんだ。

・前王と同じ様に、隣国のマーシア国と同盟を結んだんだ。
・そして前王と同じように敵のベルナシア国と戦ったんだ。
・そして前王と同じように領土の拡大を狙ったんだ。
 

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前王とソックリまねですか。

 
なつかしいなあ。 
 
 

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そんな感じだ。カメレオンの様に前王がとった行動と同じカラーで押し進めたんだ。

 

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なるほど、前王のとった路線をそのまま周到したので、他の人からも批判が出なかったんですね。

 

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恐らくそうだろう。
ベルナシア国はその昔、ウェールズブリタニアと呼ばれた時代)と繋がった国の一部であり、ベルナシアを倒しかつての領土を奪回することはメリットが有ったんだ。

 

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まさにカドファエルはカメレオン王ですね。

 

カメレオン王の心変わり

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カメレオン王はその後もカメレオンぶりを発揮したのですか?
 

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しかし、カメレオン王は予想もしない行動に出てしまった。
 

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カメレオンの様に、他のカラーにパッと変わりでもしたのですか
 

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ベルナシアの息の音を止めようと、同盟国であるマーシア国などと協力して、遠征に出かけたんだ。勝利すれば大きなメリット、と言うところであったが、
決戦の前夜に、カメレオン男は忽然と姿を消してしまったのだ

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ええっ、
どこへ行っちゃったの?
 

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命が惜しくなったのか、故郷が懐かしくなったのか、急に態度を変えて何と軍を引き上げ、国に帰ってしまったんだ、、、

 

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それは大変! 戦いは大丈夫だったんですか?

 

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敵ベルナシア国の王オスウィウは息を吹き返し、同盟国の中心的存在のマーシア国のペンダ王は戦死し、敵ベルナシアに軍配が上がってしまったんだ。

これにより、カドファエルは戦争を放棄した王(Battle-Decliner)レッテルを貼られ、勢いを失って行ったんだよ。
 

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あら残念。
カドファエルは、似せる時も、変わる時も、カメレオンの様な男ですね。
 
ああ、出稼ぎ失敗!
 
 

最後に

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カドファエルは、戦争放棄人と言われるだけでなく、ウェールズ三大農民王とも呼ばれた、ウェールズの歴史上でも変わった王です。
 
これもカメレオン的な行動の結果なのでしょうか?

 

 ※出稼ぎ勇者シリーズ

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最後まで読んでくださり有難うございました。

花粉症も気からである

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こんばんは。ウェールズ歴史研究家を名乗る、たなかあきらです。

 

今年もドップリと花粉症の季節がやってきた。
これから書く内容は僕の感覚である。
人によっては当てはまらないかもしれませんので、ご容赦を。

 

 

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花粉の大軍の襲来だ。
この侵略者の襲来に備え、人々は様々な戦闘体制をとっている。
マスクやメガネという鎧兜を着て、注射や薬と言う剣を構えるのである。
これらの武器は毎年、高性能化しドラッグストアでは数多くの品が並べらている。それらを宣伝・販売する商戦もヒートアップしている。
人々は完全武装に余念がない。

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そんな侵略者、花粉への過剰とも言える武装体制にも関わらず、花粉に侵略された者の数は後を絶たず、益々花粉は猛威を振るい勢力を拡大しているようである。
 
このように、多くの人々が手を打ち頭をひねり身動きが取れないほどの武装をして、花粉とバトルを繰り広げている中で、一人の勇者が立ち上がった。
 
よく見るとこの勇者、他の人々と大きく違っている。全く鎧兜をして居ないのだ。剣も持っていない。マスクもせず、薬も飲まない、無防備なのである。
 
まるで彼の出で立ちは、中世ウェールズの戦士の戦い方にそっくりである。
 

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ウェールズの戦士たちは、何の鎧も盾も持っていなかった。それでも、金属の甲冑を頭から足先まで身につけ、完全防備をしたイングランド軍と勇敢に戦った。
ウェールズの戦士たちは、自分の力を信じ、粗末な剣と弓のみで、自由自在に身軽に荒野を駆け巡り、重装備なイングランド軍に勝利を繰り返していたのであった。
 
ウェールズの戦士にとって大切なのは、勝てる!と自分を信じる勇敢さと、軽装での俊敏さ機敏さであった。重い甲冑に動きを封じられているイングランド軍に大きく勝るものであった。
 
無防備が重装備に勝っていたのである。
 
花粉症に対する勇者も、戦い方を知っていた。無防備で勝つ、だ。

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彼は花粉症歴が非常に長かった。
世の中で花粉症と騒がれるずっと前、花粉症と言う言葉すら無かった頃からである。当時の医者の、見立ては、「急性アレルギー性鼻炎」であった。つまり、およそ40年は花粉症なのである。
 
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花粉症と世の中で騒がれ始めた頃、世の中に色んな商品が出回った頃、苦痛から逃れようと彼もいち早く花粉症グッズを取り入れた。
花粉症の時期が来ると、マスク、目薬、鼻薬、飲み薬、を持ち歩き、
常に花粉症を意識し、常に花粉から身を守ろうと意識していた。
 
最新の花粉症グッズを身につけ、良く効くと言われる薬を飲む。
これが、他の花粉症保有者に対して優越感とステータスを感じていたかもしれない。ピカピカのかっこいい武器の様に。

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しかし、花粉症の症状は良くならない。重装備になればなるほど、花粉に過敏になり症状が悪化している気がした。努力しても結果がでない。
 
根性がなく、飽きっぽい彼は、身も心も重装備を投げ出してしまった。
面倒になったのだ。

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マスクとメガネを外し、薬を飲むのをやめた。花粉症宣言もやめてみた。
俺は病気でもないし、花粉症とやらでもない。ちょっと目が痒いかもしれないし、クシャミがいつもより良く出るかもしれない、鼻水も多めかも知れない。
 
でも、それは気のせい。誰かが言っているだけ。だから薬を飲む必要もないし、過剰に防備する必要もない。オドオド神経質にならずに、心軽やかに楽に生きようぜ。

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この考え方の方向転換が予想外に効果を発揮した。
その通りに、彼の花粉症の症状は劇的に良くなった。
 
クシャミも出るし、鼻水もでる、目も痒いけど、そう大した事はない。念のためにマスクくらいはしておこう。この程度となった。
 
ほぼ無防備の状態が重装備に勝ったのである。
花粉症に対する勇者も、戦い方を学んだのである。
 

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ウェールズの戦士と同じように、大切なことは、勇敢さと軽やかさなのだと思う。
花粉症なんて大した事ない!と自分を信じる勇敢さと、過剰に薬も使わず心軽やかにすることであった。花粉に対する免疫力がアップしたのかも知れない。
 
花粉症も気からである。
 
※おススメ 

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最後まで読んでくださり有難うございました。

 

高性能ゴミ収集車って何だ?

こんばんは。ウェールズ歴史研究家を名乗る、たなかあきらです。
ヘェ〜、そうなんだ。
ウェールズに10年前に住んでいたことを思い出して書いています。
もう変わっている点が多くあるかもしれません。
その時に経験した、住まいに関する驚いた出来事を何点かお話しいたします。

繋がった家

 

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一軒家は殆どなく、多くの家はこんな感じで繋がっていて、道路に沿って建てられています。
フラットと呼ばれるこのタイプの住居に僕も住んでました。
一軒家に住んでいる人は、お金持ちだそうです。
 
フラットの多くは賃貸で、バスやキッチン、トイレは共同の場合が多いです。いわゆる、シェアハウスです。
僕が住んだウェールズの首都カーディフは、学生や外国人が多く、このため、シェアハウスが多いようです。
 

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僕は会社から住居費の大半を負担してもらえたので、シャワー、トイレ、キッチン付きの部屋を借りる事ができました。
 
比較的広かったので、頻繁に友達を呼んでパーティーをして楽しみました。
お陰で毎日の様に飲んだくれの生活でした。
 
 
 

なぜ窓に鍵がない?

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驚いたのは、どの家も用心があまり良くなく、セキュリティーはとても甘いのです。
 
シェアハウスは各部屋に鍵があり、玄関にももちろん鍵はあります。しかし、驚くほど簡易的な鍵です。
足で、ドンと蹴ったり、体当たりすると、簡単に開いてしまうくらいです。
うまく閉まらずに、夜通し扉が開いたままになっている事もあります。
 
そして、窓には鍵がなかった!
どの家も無い訳じゃないけど、窓に鍵のない家は多くあるようです。
 
鍵がなきゃ、あっても簡単に壊れれば、泥棒が入るじゃん。
治安大丈夫なんか、ここは?
 

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通りには刺青まみれの怪しい男、プータロー、間違いなく薬をやってそうな人などとすれ違います。
 
怖いところに来てしまった、、、
あかんはこれ。
 
でも、なぜ鍵が無いのだろうか?
と聞いてみました。
日本でも田舎は人の目があって、あまり施錠しないところもあるけど。
 
確かにカーディフは田舎の街です。日本と同じように、田舎だからと言う点もあるのかも知れません。しかし、この回答には驚きました。
 
こっちの人は、鍵があっても無くても同じだよ。押し入ろうと決めたら、鍵は関係なく窓やドアをブチ破って入るよ。だから皆、あまり鍵をかけないのさ、ははは。
 
これは、ブリティッシュジョークなのか。
 
どうも、日本の様に巧妙な手口で窓を割って入ったり、鍵を開けたりすることは無いようである。
 
治安は悪そうに見えましたが、一度もドロボーや殺人、事件などに会う事も、周りでも聞くことも無く、治安は悪くありませんでした。
安心して真夜中でもフラフラと外に出て飲んでました(笑)
 
 
 
 
 

高性能ゴミ収集車

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※この写真はあまり関係がございません 
 
ゴミ出しの話です。決められた日にゴミ収集車が来ます。その日には、燃えるゴミ、不燃物、など仕分けしてゴミ袋に分別し、住居前に出して置きます。
 
僕も指定された様にゴミを出すのですが、ゴミの様子が何か変です。
 
他の人は分別せずに出しているようです。でも、ちゃんとゴミは回収されているのか、無くなっています。どうなっているのでしょうか?
 
ある日、ゴミを収集している場面に出会いました。ゴミ収集車は一台。
全部ゴミ収集車に投げ入れ、バキバキと回収してました。
 
えっ、分別せずに全部持っていってしまった!
 
人に聞いてみました。
ゴミは分別するハズなのに、なぜ分別せずに回収するのか?
 
答えに耳を疑いました。
 
イギリスのゴミ収集車は高性能だからね。燃えるゴミ、不燃物、金属も一緒に回収しても、中で分別して出て来るんだ。心配ご無用!
 
嘘だろう。
そんな収集車は聞いたことが無いぞ。
 
イギリスジョークじゃないか?
でも、チョットだけ信じてしまいました。
 
実際は、収集後どうしていたのかは知りません。今はシッカリ分別しているのかも知れません。
 
 

最後に

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ゴミ収集車だけでなく、朝は路上清掃車が街を廻ってました。
日本とはちがって、至る所にゴミが捨てであるんです。
 
何て場所なんだ、と思うことも多いですが、自然や公園が多い、細かいことにとらわれず大らかに暮らせる、時間に追われあくせくすることも無い、など、利点もたくさんあります。
 
住めば都。聞くのと行くのと住むのとでは、大きく違います。
 
とても田舎くさい所でしたが、暮らしやすい所でした。
また住みたいと思っています。
 
 

悪魔はやはり悪魔であった ~最も嫌われたウェールズ王

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こんばんは!ウェールズ歴史研究家を名乗る、たなかあきらです。
ウェールズのルーラー(統治者について)、ストーリーでお話をしています。

前回は、「最もマイナーで最も有名な伝説の勇者」、アーサー王ではないか?と言われている勇者の話をしました。
今回は、前回の勇者を陥れた、ウェールズで最も嫌われた大王の話です。

www.rekishiwales.com

 

強力な勇者であった

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ウェールズの偉大な王の中でも、中世から現代に至るまで、最も嫌われた王がいるんだ。彼の名はマエルグウィン・グウィネズ(Maelgwyn Gwynedd)。
名前に国名がつくほど権力を持った王だ。

 

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と言う事は、かなり業績はあったんですね。

 

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アーサー王物語では、強力で勇敢な騎士、「100人騎士の王マラグウィン(Malaguin)」として登場しているんだ。

 

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それに、アーサー王の色んな戦いに参戦し、外敵アングロサクソン族に打ち勝ち、ウェールズ勢力を固めたとも言われているんだ。
 
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凄いじゃないですかすごいじゃないですか!!だから名前に国名がついているんですね。そんな英雄が、なぜ現在まで嫌われている王になるのですか?
 

嫌われる理由

 

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マエルグウィンはどんな男か人物像を見てみよう。想定だがこんな感じだ。

 
・めちゃパワフル。思い込んだら聞かない性格
・超ワガママ、自己中心
・欲深く、手段を選ばず奪い取る
・人を騙し、約束は破る
・短気、恐ろしく危険
 
想像はつくかい?
 

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悪魔の様な人物じゃないですか
そんな人物が大王なら、人々は困ったんじゃないですか?

 

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そうだな。30年くらい王座にいて、恐怖政治だったろうな。幾つかエピソードを話そう。

 

悪魔のエピソード

モルドレッド説 

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まずは最も有名な話から。

父のカドワロンが亡くなった後、グウィネズ国の後継者は叔父のオウァインになったんだ。これに腹を立てたマエルグウィン。俺が後継者だ、と謀反を起こしオウァインを殺害し、王位を略奪したんだ。
 
この事件は、アーサー王がモルドレッドの謀反を受けてカムランの戦いで相打ちになった事件のモデルと言われているんだ。
 

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と言うことは、マエルグウィンはモルドレッドでもあるの?
 

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伝説ではそうとも言われてるよ

 

金をだまし取る

 

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マエルグウィンはランバダン教会に多額の金がある事を知り、司教から奪おうと企んだんだ。
 
マエルグウィンは司教に袋一杯に詰めた財宝を預けた。
「おい、司教。俺の財宝を預けておくから大切に保管しろ」
 
後日、訪れ袋を開けてみると、石や泥ばかりでてくる。マエルグウィンは怒り狂った。
「おい司教、俺の財宝をどこにやった。さては盗みやがったな。言い逃れは出来ぬぞ、弁償しろ!」
 

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こうしてマエルグウィンは教会の財宝をだまし取ったんだ。

 

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ワルですね~。悪だくみはバレなかったんですか?


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いや、バレちゃったよ。そして・・・

 

他人の嫁を奪いとる

 

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そして、マエルグウィンは奪った財宝を司教に返却したんだ。

 

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マエルグウィンも観念したんですね。
 

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そう、あっさりとね。だまし取った事も深く反省し、出家し僧侶となった。 人々は暴君が静かになり、一安心したんだ。
 

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思い切りよくて、意外と男らしい面がもあるじゃないですか?

 

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しかし、マエルグウィンはマエルグウィンであった。
 

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えっ、どう言う意味ですか?
 

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僧侶暮らしが嫌になり、教会を抜け出し、元のマエルグウィンに戻ってしまったんだ。そして、マエルグウィンは伯父の若い嫁に横恋慕したんだ。
欲しくなったら手段を選ばないのがマエルグウィン。伯父を殺して嫁を奪い取り、文句を言う自分の妻まで殺害したんだ。

 

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ヒェ〜。信じられない。人間じゃないですよ
悪と言うよりも悪魔!
 

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新たに妻になってしまった嫁も、マエルグウィンの機嫌を損ねないようビクビクして暮らしたそうだ。

 

退治される悪魔

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悪魔は隣国の王とのゲームでもイカサマをして勝利したり、やりたい放題を続けたんだ。
騎士としての腕は優れていたこともあって、悪魔マエルグウィンの国グウィネズは対外的には勢力を増したけど、、国内では恐怖政治に皆絶望していたんだ。 
 

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誰か、悪魔を止める事は出来ないか?そこに救世主が出現したんだ。

 

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いよいよ現れましたね。これでマエルグウィンも失脚ですか?

 

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悪魔の息子ラン(Rhun Hir)が悪魔を倒そうと立ち上がったんだ。
ノッポのラン(Hirはtallノッポの意味)も武勇に優れていたが、性格はマエルグウィンには似ても似つかない性格で、人望が厚かったんだ。

 

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悪魔の子は悪魔じゃなくて良かったです。それでランは悪魔の父マエルグウィンを倒したのですか?
 

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そうさ。悪魔はついに捕らえられ勘忍し、王の座もランに譲ったんだ。
 

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ああ、良かった

 

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しかしマエルグウィンはマエルグウィンだった。

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えっ、まだ何かしでかすのですか?
悪魔は悪魔ってこと?

 

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長身に美男で人望もあるノッポのランは、アーサー王のアドバイザーにもなったらしい。そんなランを見て、悪魔は、、、あの野郎、いい気になりやがって!
悪魔は脱出し、再起を企て復活を狙ったんだ。
 

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おぉ、恐ろしい。恐ろしい。
 

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しかし、悪魔の復活を人々が受け入れざるを得なかったとしても、神が許さなかったんだ。間もなく悪魔は黄熱病と言う伝染病にかかり命乞いをするが、人々にも見放され神も見放しこれでおしまい。
 

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ふうっ、大変でしたね
マエルグウィンはとんでもない悪魔はですね。
 

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だから、マエルグウィンは現在に及んでも、最も嫌われたウェールズの王なんだ。
 

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こうなっては絶対にダメ、と言うウェールズの王たちにとっての反面教師の塊ですね。

 
 

最後に

 

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ウェールズの王を古代からずっと眺めてみても、マエルグウィンより悪い王はいないのではと思っています。
何人もの妻を処刑したヘンリー8世も悪王として名高いですが、悪さ加減はマエルグウィンに軍配が上がると思います。
 
ヘンリー8世イングランド王ですが、ウェールズ直系の血筋です
 
息子のノッポのルンが素晴らしい人物だったので救われた気がします。
何れかの時に、ノッポのルンを含めた美男王の話しをしようかと思います。

参考記事:これで時代背景などが良くわかります

www.rekishiwales.com

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。
 
 
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