2018年1月

逆襲のプリンス、立ち上がる英雄、イングランドへのウェールズの抗戦

  • 2018.01.29

    こんにちは、たなかあきらです。13世紀の終わり、1282年にネイティブのプリンス・オブ・ウェールズはイングランドに倒されて、ウェールズはイングランドに征服されてしまいました。 第8話では、13世紀後半~15世紀初めまでのウェールズの奪回をかけた反乱の時代について、お話しいたします。   ※時代の区切りや呼び方は筆者が独自に表現しているものです www.rekishiwales.com   […]

本当のプリンス・オブ・ウェールズ 対 ノルマンのイングランド 

  • 2018.01.23

    こんにちは、たなかあきらです。プリンス・オブ・ウェールズとはもともと、中世のウェールズで生まれた統治者を意味しました 12世紀のウェールズでは、プリンス・オブ・ウェールズを名乗る強力な統治者が登場し、イギリスを征服したノルマン人のイングランド(ノルマン朝イングランド)との戦いを繰り広げました。第7話では、11世紀後半~13世紀末までのプリンス・オブ・ウェールズ時代について、お話しいたします […]

戦国時代のように面白い 中世ウェールズの南北朝時代

  • 2018.01.17

絵はウィキペディアより    こんにちは!たなかあきらです。 イギリスのウェールズの歴史についてシリーズでご紹介しています。中世のウェールズでも、王室が南と北に分裂して後継や統治を争い合った、戦乱の時代がありました   今回第6話は、大王が威力を発揮した時代は終わり、王家が分裂して争った、ウェールズ版の南北朝時代(950年~1181年)についてご紹介いたします。目まぐるしく、主導権が移動するのです […]

大王が内乱を抑えてウェールズの天下を統一した時代

  • 2018.01.10

  こんにちは。たなかあきらです。 アングロ・サクソン七国の一国、マーシアに攻撃され、ウェールズ内でも内乱が起きて、混乱したウェールズを救ったのが、メルヴァン・アプ・グワリアドという人物でした。 メルヴァンの時代にようやく平和が訪れ、メルヴァンの息子の時代となりました。 今回第5話は大王と呼ばれる英雄がウェールズを統一した時代(9世紀前半~10世紀中盤)のお話をします。 忍び寄る外敵の圧力 ウェー […]

戦国化するウェールズと、アングロ・サクソンの国マーシアが勢力拡大していく時代

  • 2018.01.06

(写真:オッファの土塁)   こんにちは、たなかあきらです。前回はウェールズを含むブリタニアのローマ支配が終わり独立を取り戻した、「ブリタニア時代」のお話でした。外敵の脅威にさらされながらもウェールズ王室は作られたものの、アングロ・サクソン族の侵略により領土は大きく縮小していく内容でした。 今回お話しするのは「戦乱時代」と呼んでいる時代です。後継争いの内乱とアングロ・サクソンからの侵略の、2つの戦 […]

ブリタニアからローマが去り、ウェールズの王室とアングロ・サクソンがやって来た時代

  • 2018.01.02

  こんにちは、たなかあきらです。前回はウェールズを含むブリタニアがローマ帝国に支配されていた、「ローマ時代」についてお話をしました。今回は、ローマ軍が去った後、ブリトン人自身でウェールズを統治した時代(広くは、ブリトン人自身でブリタニアを統治した時代)について、お話をいたします。巨人が去り、多難な時代に入っていくのです。   ※第1回ウェールズの歴史概要 www.rekishiwales.com […]