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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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おひげ!剃るか生やすか?清潔か男らしさか?

歴史ストーリー 使える歴史

◎おひげとお化粧

僕は男性のひげそりの歴史と、女性の美白の歴史は共通点があることに気が付きました。古代エジプトギリシャ、ローマ、中世ヨーロッパ、現代でのそれぞれのトレンドと共通点についてお話いたします。

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部下:課長はきれいにひげを剃っていますね

課長:もちろん、ローマ騎士の様に男も清潔にしておく必要があるからな

部下:課長らしからぬお言葉、もっといい加減かと思ってました

課長:そういう君は、奴隷のように変なひげを生やし始めたなあ

部下:ファッションですよ、かっこいいでしょ!

課長:君の顔がもっと良ければなあ〜ではひげの話を始めよう

 

◎ひげそりの始まりは原始人から

10万年前のネアンデルタール人は既にひげをそった初めて人類がひげをそった形跡が残っています。当時は衛生面・健康面から、ノミやシラミなどの寄生虫を防くことが目的だったようです。ひげを剃ると言うよりピンセットの様に石を使用し、脱毛していました。

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◎つるつるてんのエジプト

5500年前のエジプトでは、ひげはもちろん体毛が不潔だと考えられていました。王たちは清潔感を保つために、全身をツルツルに剃ってカツラをかぶっていました。歴史家のヘロドトスは「エジプト人は暇さえあればひげそりをしている」と言っているほど、ひげそりが流行したようです。

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一方、女性の化粧は魔除けや日よけ目的で、クレオパトラに見られるように濃いアイシャドーが特徴的です。肌に関しては美肌のためのスキンケアは必須で、紫外線や乾燥、ほこりなどから肌を守り、シミやシワを防ぐために徹底的に努力をしていました。

課長:君、外見も大事だが内容がないぞ

部下:この報告書はダメですか?

課長:頭をそって出直してこい!

部下:何時にない厳しいお言葉

課長:仕事も人間も中身が大事だ

部下:中身を鍛えるため課長は何かやってますか?

課長:マラソンを少し

部下:やってましたか?そう言えば日焼けしてますね

課長:2,500年前の前世で

部下:見かけ倒しで中身ないじゃないですか〜

 

◎ひげは男のシンボル!古代ギリシャ

古代ギリシャの時代になると、ひげは男らしさのシンボルで蓄えるべき!臆病者は罰としてひげをそられる、という時代になりました。スポーツが盛んでオリンピックも開かれるようになり、力強さや健康美が重視されるようになりました。このため女性もエジプトの時代とは打って変わり、美白よりも小麦色の日に焼けた肌がトレンドとなりました。

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ところが、ギリシャ時代の終わりごろになると、またひげが剃られる時代になってきます。アレクサンドロス大王統治下のマケドニアでは、戦闘時にひげをつかまれ負けることを心配し、ひげそりを命じたそうです。

部下:課長は意外と肌きれいですね

課長:何?君はそっち気があるのか?

部下:いえいえ、今は男もエステの時代ですよ

課長:温泉好きでよくスーパー銭湯に行ってるからかな

部下:課長はその後の一杯が狙いじゃないですか?

課長:中身の心のケアだよ

 

◎きれいな肌、きれいに剃るローマ時代

ローマ時代には清潔感を保つために公衆浴場などでひげそりが普及しました。兵士はひげをそり清潔感を出し、逆に奴隷はひげを伸ばし不潔感を出して、身分の違いが分かるようになっていました。女性も素肌を清潔にして育てる時代で、肌が白い事がおしゃれの基本、ステータスでした。ローマ皇帝ネロの妻ポッパエはロバのミルクを使った様々な美容法を用いて美肌を保持していました。

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課長:君はどうも女々しい、もっと堂々と男らしく会議で発言したらどうなんだ

部下:勇ましいひげのスタイル変えましょうか

課長:中身は外見からとも言うからな

部下:課長にはもう少し優しく言ってもらえませんか

課長:人生は情熱が必要なんだよ、もっと情熱!

部下:課長は熱すぎるんですよ〜せめて言葉に少しメイクして欲しいです

 

◎中世は男らしさ、女性らしさ?

中世になると、またひげが復活しました。騎士道が重要視され騎士の間ではひげを蓄えることが流行し、ひげが再び男らしさのシンボルとなりました。近代に近づくにつれて、ひげそりの刃が改良され、古代の様にぼうぼうにひげを伸ばすのではなくきれいに形を整えて清潔にするようになりました。

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一方、中世の女性は病的に白くか弱い事が女性らしいという程に、美白がエスカレートしました。有毒な白鉛や水銀が入った白粉をべったりつけたり、血を抜いて青ざめさせたり、ビールで顔を洗ったり、かえって肌も心もぼろぼろになったようです。

イギリス女王のエリザベス1世は蜂蜜をベースに、白粉を分厚く塗った化粧をしました。当時はこの化粧方法がブームになったようです。表情が分からないほど分厚く塗られ、顔を作り上げるということからmake up(メイクアップ)という言葉が生まれたそうです。

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課長:俺も少し目覚めてイギリスのベッカムのようにひげを生やしてみたが、

部下:冗談ひげですか?それに、戦場でも行って来たんですか?アゴが血まみれですよ

課長:ニューファッション

部下:ヒゲどころかゲヒンですよ

課長:まあセンスなくてスンマセンス

 

◎現代はひげそりや化粧は多様化

近代まではひげは理髪店に行って剃ってもらう時代でしたが、安全カミソリや電動カミソリの発明により、現在は髭は自分で簡単にそれる時代になりました。また人々のニーズも様々になりました。綺麗に毎日ひげを剃る人もいますし、自分が好きなようにひげを整えてファッションの一部にする人も多くでてきました。

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同じように女性の化粧も多様化し、美肌のため、女性として綺麗に見えるため、仕事のため、ファッションのためと人によって様々な目的を持つようになりました。

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今回はおしまい

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