Bluetooth(ブルートゥース)の名前やロゴの由来はヴァイキング王ハラルドのあった
- 2016.08.05
- 使える歴史

はろ
私達のスマホやノートパソコンなど使用する時に欠かすことのできない、bluetooth(ブルートゥース)の意味や名前の由来はご存知でしょうか?
Bluetooth(ブルートゥース)の意味とは?
Bluetooth(ブルートゥース)とは:
近距離でのデータ通信を目的とした無線規格の一種で、スマホ、iPhone、ノートパソコン、マウス、キーボード、携帯など複数の情報機器間での情報のやり取りを行うときに使用されます。
Bluetoothは当初、スウェーデンのエリクソン社、フィンランドのノキア社
アメリカのIBM社、日本の東芝の5社で定められ、Bluetoothの名はエリクソン社の技術者がつけました。
Bluetooth(ブルートゥース)の由来とは?
10世紀のデンマークに Harald Blåtand Gormsson (ハラルド・ブロンタン・ゴルムソン)と呼ばれる人物がいました。
ハラルド(ハーラル)はヴァイキングの王で、漫画のヴィンランド・サガに登場するスヴェン王の父親にあたります。ハラルドは別名でBluetoothと呼ばれ、ノルウェーとデンマークを交渉により無血統合した功績があります。
複数の情報機器を結ぶ技術に、この国を統合したハラルドのBluetoothの名が使用されたわけです。これがBluetoothの由来となります。
※ヴァイキングに関する参考記事
※ハラルド王の息子スヴェン王に関する参考記事
漫画ヴィンランド・サガに登場したヴァイキング、スヴェン1世は何故ウェールズを攻めなかったのか
Bluetoothのロゴの由来は?
Bluetoothのロゴの由来もハラルド王になります。 Harald Blåtand のハラルドの頭文字のHとBをRunes(ルーン文字)で書くと
H:
B:
となり、これを組み合わせたのです。
ハラルド王のあだ名、Bluetoothの由来は?
ハラルド王はなぜBluetoothと呼ばれていたのか?それには幾つかの説があります。
・歯が悪く(虫歯)、歯が黒に見えた(黒の事をブルーと意味していた)
・デンマーク語のBla(黒い)とThegn(tan、首領chieftainの意味)が結びつき、
黒い首領と呼ばれていた。
・青色が最も高価な色としてハラルドは衣服に青を付けていた
ブルベリーが好きで良く食していたので歯が青くみえた・・・という説もあります。
最後に
私達の暮らしの中で現在は欠かすことのできないBluetoothの由来が、10世紀に活躍したヴァイキング王、ハラルドであることはとても興味深いです。歴史的な背景を知ることにより、Bluetoothに親しみをもって使うことが出来ますね。
※アングロサクソン人からイングランド王の座を奪った息子スヴェン1世に、ハラルドは殺害されたと言われています。
参考:
Legendary Harald ‘Bluetooth’ King of Denmark – ‘Who Made The Danes Christian’ – AncientPages.com
最後まで読んでくださり有難うございました。
-
前の記事
ロビンフッド物語のあらすじと 実在したモデル人物 2016.08.02
-
次の記事
映画「ウェールズの山」を観て知るウェールズの文化 2016.08.06