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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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ブラックな黒歴史ノート

エッセー、詩

お題「わたしの黒歴史」

 

「出た! ブラックだ」
「また始まったぞ、ブラックが」
僕は5年ほど前、ブラックというあだ名で呼ばれるときがあった。

 

人はだれしも黒歴史を持っているだろう。
若いころ、ちょっと悪ぶってみたり、ちょっと規則を破ってみたり、ささいな悪さをしてみたり。
僕も実はたくさんの黒歴史を持っている。
その中の一つが、これだ。
「ブラックあきら」 

 

普段は無口で大人しい僕ではあるが、
5年前、職場では僕はそう呼ばれることがあった。

当然、最初からあだ名がブラックという訳ではない。
ブラックと呼ばれるにはそれなりの理由があった。

 

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今から5年以上も前の話である。その時はまだ前の職場で働いていた。
まだブラックとは呼ばれていなかったが、僕は心の中がブラックな状態であった。

当時の僕はアラフォーに突入する年齢の中年サラリーマンであった。
この年齢に差し掛かると、多くの男性たちはある悩みを持つといわれている。

就職しておよそ20年近くになり、会社人生も成人式を迎え、自分の年齢は2度目の成人式を迎える頃である。ちょうど会社人生の折り返しの時期である。
そのころに、ふと人生を振り返る人が多いという。

僕はこれまでの人生で何を成し遂げてきたんだ。
残りの会社人生はこのまま走っていけばよいのか、いやそうじゃないかもしれない。
じゃ、どう生きていけばよいのか?
そう悩む中年サラリーマンが多いという。

 

その大勢のサラリーマンと同じように、僕も悩みを持った。
これまで入社してきてから、続けてきた開発業務で、僕は何を成し遂げてきたのだろう?
このまま定年まで、同じ仕事を続けて行っても良いのだろうか?
世の中に貢献できる仕事ができるのだろうか?
僕は充実して満足感が得られるサラリーマン人生を送ることが出来るだろうか?


いや、僕は自信がない。
これまで、大した結果を出してきてないじゃないか?
僕の心の中は、もやもや、どんより、ブラックになっていった。

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開発はやめて、もっと世界を見た方がいいんじゃない?
自分を変えたらどう?
そう天から声が聞こえたような気がした。
僕は社内で転職した。開発から、畑違いの営業になった。

大人しくて口下手のお前なんかが、営業をできるはずがない、と人には言われた。
しかし、実験室の中で閉じこもる仕事しか知らなかった僕には、営業の世界がとても新鮮で明るく見えた。
まるで、外の世界を知らなかった芋虫が、蝶に変身して空を飛ぶかのようである。
僕の心の世界は、ブラックからホワイトに変わっていった。
新たな会社人生の始まりであった。

 

と、当時にこの新たな始まりが、僕の黒歴史の始まりでもあった。

僕の行動を見て、人にブラックと呼ばれるようになるのである。

 

営業に変わったので毎日人に会うようになった。
口下手であっても人と話をせざるを得なくなる。
最初は人と話し続けるのは苦痛であったが、慣れとは凄いものである。

そのうち、舌を噛みながらも人と会話をして仕事ができるようになった。
毎日が新鮮で充実感が得られ、仕事をとても楽しいと感じるようになった。

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営業の仕事をやっていると、当然お客さんや取引先との飲む機会が増える。また同僚とも頻繁に飲みに行くようになった。仕事も楽しいので、飲みの方がだんだんエスカレートしていったのだ。

普段は大人しく無口な僕は、飲み会が始まるころは静かに飲んでいる。
しかし飲み会の中盤以降、豹変していくのである。

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「はい、一気、一気、一気」

「ちょっと、俺も負けられんわ。行くぞ、勝負だ」
「おっ、そろそろエンジンかかってきましたね、あきらさん」

エンジンが掛かってしまうと止まらなくなった。
飲むとガバガバのみ悪ふざけをし、二次会のカラオケでも騒ぎまわった。
酒が入って調子が出てくると、普段はまったく吸わないたばこまで、人からもらってスパスパと吸うようになった。

「ちょっと、タバコもらえるかな」
「お、でたなブラック! ブラックが始まったぞ」

 

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当時名古屋に住んでいた僕は、新幹線の終電が終わっても、東京で飲み続け、歌い続け、たばこを吸いまくった。
毎週のように、カプセルやサウナに泊まり、早朝に新幹線で帰る生活をしていた。

普段大人しい僕ではあるが、酒を飲んでたばこを吸い始めると豹変したのであった。
人は「ブラックがでた!」 と言い、僕も調子に乗ってさらにブラックぶりを加速させていった。
変なあだ名が付いてしまったが、楽しかった。
心はブラックではなく、とても楽しく心には白い光がさしていた。

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しかし、こんな乱れた生活も長く続く訳はなかった。
僕のブラックも、ブラックアウトせねばならない時期は直ぐに来た。

 

もう、いい年をした中年のおじさんである。
当然、体力がついてこなかった。
当然、お金がついてこなかった。
当然、生活もついてこなかった。

という訳で、1年半ほど続けてしまった僕のブラックな黒歴史は幕を閉じることとなった。
今、振り替えてみると、なんてバカだったんだ、やりすぎたな! とは思う。
しかし、僕にとってはとても懐かしい気はするが、どこかへやってしまいたい黒歴史ノートである。

 

落ち込んだ時、弱気になった時、
たまには、羽目を外して「ブラックあきら」になってみようか、昔を思い出して一瞬ばかに生きてみようか、と思うこともある。

 

歴史は繰り返すと世間では言われているが、
僕の黒歴史は、繰り返さないように黒歴史ノートとして隅にしまっておこうと思う。

 

 

※おススメ記事(最近のたなかあきら自身の記事)

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最後まで読んでくださり有難うございました。

歴史的な大仕事  ~たたかうカムリ戦士14話~

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こんばんは。ウェールズの歴史研究家たなかあきらです。9世紀~11世紀にかけてウェールズ王家が分裂して戦いを繰り広げる様子を、様々な登場人物の人間模様の物語をシリーズで描いています。前回の第13話は、ウェールズの統一を夢見るハウェルがローマに行っている間、留守を預かる弟クラドグと妻ヘレンに起きた事件でした。(エレン父、倒れる)
 
今回は、エレンの父が倒れた続きのお話です。
 
※前話

 (登場人物は実在ですが、ストーリーとキャラはたなかあきら作です)

 

これまでのあらすじ 

ここにまとめてあります~

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<登場人物> 

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ウェールズ内の一国を治めるハウェル。
乱暴者も勉強し落ち着いてきた。

 

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ハウェルの弟クラドグ。かなりお調子者。

  

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ウェールズの小国ダヴィッドの娘、エレン。ツンデレ系。

 

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ウェールズの最権力者イドワル。冷静で冷淡、冷血。
ハウェルを敵対視するようになる。

 

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最強国イングランドのアゼルスタン王。

   

無事帰郷 

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ウェールズの西部、デハイバース国

 
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あっ、ハウェルの兄貴!

 
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クラドグ、今帰ったぞ!
 
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兄貴〜
 
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おぉ、どうした。泣くなよ、クラドグ。
 
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ぐすん。兄貴が居ない間、大変だったんすよ。
 
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すまぬ、苦労をかけて。一体何が起きたんだ?
 
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グウィネズのイドワルのハゲ野郎が、プレッシャーをかけてきたんすよ。直ぐに、一万の兵と軍資金千ポンドをよこせと。
 
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イドワルに逆らうのは良くない。出すしか無いだろう。
 
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オレはイドワルと戦いたかったんすけどね。今のハウェル兄貴なら、戦うなと言うと思ったんで、大人しく従ったんすよ。
 
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そうだ、それでいい。ご苦労であった。
 
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悔しいっすよ、オレ。イドワルのハゲ野郎のいいなりじゃんかよ。
これじゃ、イドワルに国を乗っ取られたも同然すよ。
 
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ところでエレンはどこだ?
 
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それが、実は大変なんです、、、
 

新たな後継

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ダヴィッド国、ペンブローク城。

 
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ごぼっ、ごほっ。
おぉ、ハウェル殿、ローマから戻られたか。
 
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ラワルヒさん、お加減いかがですか。
不在中、ご迷惑をおかけしました。
 
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ごぼっ、ごほっ。
 
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お父様。
 
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わしゃ、歳だ。病にはもう勝てぬ。もうじき、この世から旅立たねばなるまい。いいとことろに来てくれた。ハウェル殿に言っておくべき事がある。
 
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ラワルヒ殿、私に出来ることは何でも仰ってください。
 
 
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わしには後継者がいない。そこで、昔は手のつけれない乱暴者だったお主にお願いがある。
 
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はい、、、
 
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エレンも聞いてくれ。
 
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はい、お父様、無理はなさらずに。
 
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ハウェル殿。お主は昔、とんでも無い男で、いつ成敗してやろうかと思っておった。
ワシの国ダヴィッドに攻め込みワシを脅した。隣国に攻め入り、略奪を続けた。お主は成敗されるべき、野蛮な暴れ者だった。
 
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本当、ひどいもんだったわ。
 
 
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しかし、ワシはじっと我慢しておったのだ。
ワシは信じとった。きっと将来は改心して立派な人物になると。
 
お主の父、我が親友だったカデル殿もそう言っておった。増してや、お主の祖父は名声高いロドリ大王じゃからの。
ワシは我慢してずっと待っておったのじゃ。
 
 
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すみませんでした、ラワルヒ殿。
あまりに愚かな男でした。
 
 
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待った甲斐があったようだ。近頃は戦いを止め勉学にも励み、立派になられた。
安心してわしの国ダヴィッドも任せられる。安心して、我が娘エレンも任せられる。
エレンそれでいいな
 
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はい、お父様・・・
 
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ハウェル殿、どうじゃ。引き受けてくれるか?
 
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私で務まるなら喜んでお引き受けします。
ラワルヒ殿、長い間、見守ってくださり、ありがとうございます。
 
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うっうっうっ、泣けるっすよ。いい話だなあ。うっうっ
 
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これで、親友カデルとの約束も果たせる。ハウェル殿とエレンは許婚だったのじゃ。
 
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お父様・・・・
 
それから暫くして、ダビッド王ラワルヒはこの世を旅立っていった。
ハウェルは、ケレディギオンとダヴィッドそしてイストラッド・タウィを合わせ、デハイバース国とした。
 
そして、ローマで学んできた法律を活かしてウェールズ法の制定に取り掛かった。
様々な国の法律の利点と、ウェールズの慣習を組み合わせた画期的なものを目指していたのである。
 

仕上がるウェールズ法の内容??

 
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兄貴、本当に兄貴っすか?
 
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何を言うんだ?
 
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言おう言おうと思ってたんすけどね。しばらく見ないうちに雰囲気が変わったような気がするんすよ。
 
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ほら、
 
 
使用前:
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使用後:
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ね!
 
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それじゃあ、俺がガラクタみたいじゃないか。
 
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ちょっとむさ苦しくなったけど、
賢くて優しい表情になったわね。
髭は剃ってほしいけど。
 
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兄貴、珍しくアネさんが褒めてるよ
 
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まっ、たまにはね。
 
 
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エレン、長い間留守にして済まなかった。お前だけでなく、ラワルヒ王にも大きな負担をかけてしまったようだ。
 
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本当よ。ハウェル、あなたがずっと国に残っていれば、、、
 
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済まぬ。ラワルヒ王の寿命を縮めてしまったかも知れぬ。 
また、イドワルも幅を利かせ我々に圧力をかけてるようだ。
 
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でも仕方ないわね。私達や国の将来を思っての事ですものね。
父の分以上に働いて、ケレディギオンとダヴィッド国を平和で安心な国にして頂戴。
でないと許さないわよ。
 
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おお、アネさん節が戻ってきた。
でも相変わらず、エレンのアネさんはキツイなあ。
あんな気の強い嫁さんなら、俺は耐えられんなー
 
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クラちゃん、何か言った?
 
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いえ、アネさんは気丈だなと言っただけすよ。
 
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ところで兄貴、政治の勉強ははかどったんすか?
 
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おかげ様で、かなり学んだよ。
法律の勉強をしてな、ウェールズにも法を作ろうと考えたんだ。
 
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法っすか? 何です法って?
 
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帰ったらクラドグにも教える、って約束だったな。
 
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あっ、そうすっよ、そうっすよ
へへへへ、俺も兄貴に学んで、賢くなるんすよ、へへへへ。
 
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コレがまだ作成の途中だが、ウェールズ法の原案だ。
 
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さっすが兄貴!スゲ〜カッコいい〜
どんな内容すか?
 
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ひぇっ、、、
⚪︎✖︎△?∞W(`0`)W✖︎✖︎✖︎▫️((((;゚Д゚))))))) 
何すかこれ?
言葉っすか?
 
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今のクラドグにはまだ早い内容かも知れないな。
ははは
 
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なるほど、さすがねハウェル。
 
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ヘェ〜エレンのアネさん、分かるんすか?
 
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まぁ。父ラワルヒには男の後継者がいなかったので、いざと言う時は、私がダヴィッド国を引継ぐ可能性もあったの。そのため、父からは色んな勉強をさせられたわ。
 
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エレン女王になったかもって言っすか?
ひぇっ、恐ろしや。そうなったらダヴィッド国には近づけなかったすね。
クワバラ、クワバラ。
 
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こらっ、クラドグ!
 
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ひぇっ〜いえ、何も。  

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騒がしいなあ。静かにしてくれよ。
さあ、ウェールズ法の仕上げに取り掛かるぞ。
 

あとがき

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次回は、歴史的なウェールズ法の制定です
 
※悪かったころのハウェルとクラドグ

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ダヴィッド国のラワルヒ王とエレンに攻め込んだこともあった

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これまでの記事一覧です

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最後まで読んでくださり有難うございました。

伝説の力 「出稼ぎ勇者」第5話

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こんばんは。ウェールズ歴史研究家のたなかあきらです。
今回も、出稼ぎ勇者シリーズ、行きます!

 

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イギリスには海の向こうからやってきて
大いに稼いだ人物が多くいるんだよ。
逆にイギリスから海を越えて稼いだ人物もいるけどね。

 

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どこから出稼ぎにきたんですか?

 

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フランスやローマからの出稼ぎだよ。
やはり伝説の力は強いようだよ。

 

ローマ兵士が行ったどでかい出稼ぎ

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この人物はメチャメチャ稼いだ。
ローマの勇敢な兵士、マグヌスだ。
マグヌスは、4世紀にスペイン生まれの貧しい兵士の生まれだった。

ローマ軍に入隊し、各国の戦場に赴き功績を上げていった。
368年にスコットランドでローマ軍の反乱が起きた。

 

マグヌスはこれを鎮圧しようとスコットランドに出陣し

見事に反乱軍を打ち破る大手柄を上げた。

そしてブリタニア(当時のイギリスの呼び名)の首長の娘と結婚した。

首長の後継者となり、その後ブリタニアの全体の統治者となったのである。

 

更に出稼ぎは続いた。
マグヌスはスペインやフランスに、逆に攻め戻り西ローマ帝国を略奪した。

一兵士が出稼ぎに出て、ブリタニア(イギリス)を得て

さらにローマ帝国の半分を手にしたのである。

出稼ぎで最も稼いだ人物の一人である。

 

この話は伝説となり、アーサー王物語にも影響しているようである。

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アーサー王の叔父の出稼ぎで出来た、巨大な伝説?

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アーサー王の叔父と呼ばれる人物が、5世紀の中旬にいた。
彼の名は、アンブロシウス・アウレリアヌス。

アンブロシウスはフランスのブルターニュ地方に住んでいた。
成長したアンブロシウスは、海を越えてブリタニアに攻め込もう!
そう計画を立てていた。

略奪ではない。出稼ぎというより、仇討ちである。

アンブロシウスの兄はブリタニア王であったが、

家臣に討たれその座を奪われた。

 

兄の敵を討つために、フランスからブリタニアへ渡ったのだ。

宿敵ヴォルティゲルンと幾度となく戦い、

ついに降参させた。そして、ブリタニア王の座も奪い返したのである。

 

アンブロシウスは、仇討ちも出稼ぎも成功した。

そして、兄を弔うために石碑を立てた。

それが、ストーンヘンジという伝説もある。

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イングランドの征服という出稼ぎで、もたらせなかった物?

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1066年。

イングランドの歴史にこれほど衝撃を与えた事件はなかったかも知れない。

フランスを出港したノルマンディー公ギョーム二世は

イングランド南部に着岸し、迎え撃つイングランド王ハロルド二世と戦った。

 

両軍激しく戦ったが、ハロルド二世は矢で打ち抜かれ絶命し

ギョーム二世がイングランドを乗っ取った。

 

世にいう、「ノルマンコンクエスト」である。
(フランスに住むノルマン人のイングランド征服)

これにより、ギョーム二世はウィリアム1世としてイングランド王となった。

イングランド公用語もその後300年ほどフランス語となり、多くのフランス語が英語に取り入れられた。

 

しかし、なぜかフランス料理はイングランド料理に取り入れられず、
今でも人々はフィッシュ・アンド・チップスを多く食べている。

不思議なものである。

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追伸:

ちなみに、ブルターニュ地方にある世界遺産で有名なモンサンミッシェル

モンサンミッシェルは、イングランドを征服したウィリアム1世の曽祖父リシャール1世によって建てられたのである。

 

 

赤バラ組の最終兵器 

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それはイングランドでバラ戦争が起きていた15世紀のことであった

イングランド王室がランカスター家(赤バラ)とヨーク家(白バラ)に分かれて争い合った。

時世は白薔薇が制していた。

三代にわたって白バラ組がイングランド王となり

赤バラ組は風前の灯火であった。

 

この時、ある人物にスポットが当たった。

フランス在住のヘンリー・テューダーという人物である。

 

テューダーというウェールズ人の家系で、

かつ赤バラ組の血を引く人物である

 

ヘンリーは、悪王で名高いリチャード三世を攻めて

イングランド王を奪い取る決意をしたのだ。

 

反リチャード派、ウェールズ軍の支援もあって、

ヘンリーはリチャード三世を倒し、ヘンリー7世としてイングランド王となった。

出稼ぎ成功である。そして新たなイングランド王の伝説が始まった。

ヘンリー7世の孫が、エリザベス1世である。

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最後に

ヘンリー7世がなぜ勝てたのか?

自分がアーサー王の再来だ!とふれ込み

人々の協力を得ることが出来たから、という説もある。

伝説の力はすごい。

 

 

yaki295han.hatenadiary.jp

 

 

最後まで読んでくださり有難うございました。

美男と野獣の「シング」、憧れのロック歌手

その他 音楽

お題「2枚目に買ったCD」

  

「2番目に高い山知ってる?」
「最初に空を飛んだのは?」


1番目はすぐに出てくる。

世界一はエベレスト。日本一は富士山。高さだって言える。

最初に飛行機で空を飛んだのはライト兄弟である。

しかし、2番目となると全く出てこない。印象に薄すぎる。 

 

先日、友達とこんな会話になった。

最初に買ったCDは覚えてる?

うん、高校の時だけどすぐ言えるよ。

じゃあ、2枚目に買ったCDは?

ん〜どれだったかな。

 

もう30年近く前のことである。

しかし、2枚目に買ったCDは最初に買ったCDよりも鮮明に覚えていた。ヴォーカルが美男と野獣の様な強烈なインパクトがあり、僕を夢中にさせたからだ。

 

高校生だった僕は、チェッカーズや安全地帯を卒業して洋楽に興味を持つようになった。マイケル・ジャクソン、ワム、マドンナ、などが大活躍し始めた自体。深夜やっていた洋楽番組、MTVを毎回見ていた。

そんな中で、初めてCDを買った。これはよく覚えている。フーターズと呼ばれるフォーク系のロックバンドのアルバムである。楽しく優しい曲が多かった。

僕はおとなしい性格ではあるが、闘志を内に秘めるタイプで、いざと言う時にエネルギーを発散するクセがあった。

 

もっとパワフルな曲はないだろうか、僕の魂に火を点けるような熱いバンドは無いだろうか、MTVを食い入るように見て、レンタルショップも探し回った。

 

そのバンドに出会うには、さほど時間はかからなかった。彼らは既にメジャーバンドになり掛かっていた。

初めて見た時に、初めて聴いた時に、そのインパクトに僕はドギモを抜かれた。

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口がデカい。しかもデカい口を目一杯あけて歌う。デカ過ぎる。

声がパワフルだ。

 

太いハスキーヴォイスで、デカイ口から大声量で叫ぶ声に、飲み込まれ圧倒される。凄いパワーだ。僕の血が煮えたぎる。

 

なのにセクシーだ。

長い金髪を振り乱し、誘う様な目つき表情で長い手足をくねらせながら、歌っている。 

 

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時にはセクシーに妖艶に、時にはステージを走り回り、野生の動物のように大きな口を開け、吠えるように叫んでいる。

 

美青年と野獣が足し合わさったロックスターであった。

 なんてカッコいいんだろう。

こんなロック歌手、日本にいない。

いや、世界でも見た事がない。

 

僕はこのバンド、このヴォーカルの虜となった。

 

www.youtube.com

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エアロスミススティーブン・タイラー

 

全てのCDを買った。

全ての曲を聴いた。

全ての曲を、真似て歌おうとした。

 

残念ながら、僕は彼のように

口は大きくなく

手足は長くなく

美青年でもなく

パワフルな声もなく

カラスが鳴くような声にしかならなかった。

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ドジョウすくいの様な踊りにしかならなかった。

さすがにロックスターとは器が違いすぎた。

 

しかし、彼の真似をして歌っている時は、楽しかった。まるで、彼のように、パワフルでセクシーな野獣になった様な気になった。

闘志を内に秘め、いざと言う時にエネルギーを大発散する僕の性格を、十分に満たしてくれた。

 

あれから、30年近くたった。

10年以上彼の歌を聴いていなかった。

今の彼は68歳。しかし、まだ現役でバリバリ歌ってた。

 

久しぶりに見てみた。

変わらない大きな口。 

変わらないパワフルな声。

いや、若い頃よりパワーがあるかも知れない。

相変わらずカッコいい。

美青年が美壮年になっていた。

 

何だこの人は

何なんだこの男は

www.youtube.com

 

エアロスミス、スティーブンタイラー。

改めて僕はこの男に惚れ込んだ。

魂を熱く煮えたぎらせると、僕にとって永遠の憧れのロックスターである。

 

※追伸

公開中の映画「シング」で、エアロスミスの初期の曲が使われてますね。

 

 

エアロスミスのデビューアルバムに収録されている、ドリーム・オン(Dream on)という曲です。

 ※おススメ記事

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最後まで読んでくださり有難うございました。

モーニングコーヒーのスペシャル化計画

お題「朝ごはん」

 

僕は朝食を食べない。

だから僕にとってのブレックファストは昼食である。

朝食の変わりにはモーニングコーヒーを飲む。
いわばブレックドリンクである。

朝は寝坊して、会社に出勤する前に慌ててコンビニでコーヒーを買って、
一息つく間もなく、仕事を始めながらモーニングコーヒーを飲む、という生活であった。

 

 

「そのモーニングコーヒーの飲み方、何か寂しくない?」

「一日のスタートを切る、特別なモーニングコーヒーを仕事しながら飲むっていうのは、いかがなものか」 
「それにありきたりのコーヒーじゃん。なんか残念じゃん」

 

 

「そう言われるとそうだな。ちょっと工夫してみようか」
そう思うようになった。

こうして、僕の「モーニングコーヒースペシャル化計画」が始まった

 

モーニングコーヒースペシャル化計画

 

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実はスペシャル化計画が始まる前に、準備段階があった。
振り返ってみると、昔は毎晩酒ばかり飲んで、
朝がすっきりと起きれず、寝坊続きの毎日であった。
そんな状態で、朝に菓子パンを口にくわえて出勤していた。
午前中は頭も働かず動かず、昼になっても胃がむかむかしていた。
モーニングコーヒーも美味しくは飲めなかった、とう時期があった。

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酒を断ち、朝食も抜くようになってから体の状態が良くなり、
モーニングコーヒーで気持ち良く、朝が始動できるようになってきた。
そして、「モーニングコーヒースペシャル化計画」がスタートした訳である。

のんびりとモーニングコーヒーを飲む方法

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そこで、会社に早く出てきて仕事をする前に本を読みながらゆっくりとコーヒーを飲むことにした。

人の少ない事務所にいるのは安気でよい。

しかし、

 

「でもなあ、仕事机でモーニングコーヒーも芸がないなあ」

「それにどうしても仕事が頭に入ってくる・・・落ち着かない」

リラックスしてモーニングコーヒーを飲むための手を打つ必要があった。

リラックスして優雅にモーニングコーヒーを飲みたい!

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それを考えると、会社の外に出るしかない。カフェに行く。

毎朝、職場近くの駅に降りてすぐにあるカフェに通うようになった。

職場で飲むよりずっとコーヒーは美味いし、何より会社の人もいないし、仕事を思い出す必要もない。

 

僕はリラックスしてモーニングコーヒーを楽しむひとときを確保した。

 

「しかし、結構暇だ」

「本を読んで、リラックスするのも良いが、何かこうもっと気持ちが熱くなるものは無いだろうか?」

また次の手を打つ必要が出てきた。 

気力を充実させるモーニングコーヒーの楽しみ方とは

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ふと周りの人を見た。

朝からカフェで真剣な表情をしている人が多い。

いわゆる一人朝活をしているのだ。チラリと横目で注意してみると、

語学の勉強、資格の勉強、趣味の勉強をしているようである。

 

「なるほど、自分がやりたい勉強をすると、朝から張り合いがでるな」

「朝に勉強などやっておくと、夜気楽に過ごす事ができるかもしれない」

モーニングコーヒーを楽しみながら、勉強などするのも良いな」

 

僕は毎日ブログを書いており、夜仕事から帰った後、疲れた状態で書いていた。

帰りが遅くなり書けない、疲れて書けない、そんな日も多かった。

 

「勉強の代わりにブログ記事を書く事にしよう」

「ブログ記事を書きながら、モーニングコーヒーを楽しもう」

こうして、「職場の机で飲む缶のモーニングコーヒー」から、 

「カフェでリラックスしてブログ記事を書きながら楽しむモーニングコーヒー」に変わった。

 

モーニングコーヒースペシャル化計画」、成功である。

 

余裕が出たスペシャル・ナイト

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成功と同時に、朝記事を書くのでその分、夜の時間もゆったとり過ごす事ができるようになった。

夜にガツガツブログを書いていた頃できなかった、映画鑑賞の時間を確保できた。
アマゾン・プライムタイムで面白そうな映画を見つけて、ゆっくりと鑑賞するのである。ゆったりと映画を見ていると口が寂しくなってくる。

 

「ちょっとお酒が飲みたくなるな」

 

僕は、お酒を飲むようになった。
「もう一本いいだろう」

 

今朝のモーニングコーヒーは、職場の自分の机で飲む、コンビニで買った缶コーヒーであった。

最後まで読んでくださり有難うございました。 

金だよ金!金で解決するウェールズ王

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こんばんは。ウェールズ歴史研究家、たなかあきらです。
30人のウェールズ王を紹介するコーナー。
今回は、金で解決を試みた王、マレディズのお話です。
金の力で物を言わせたのか? それとも、金で・・・

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カネゴンになる前の武勇伝

 

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一国の王となれば、巨額のお金を動かすことが出来る。

国のため、欲のため、野望のため。

 

10世紀、戦乱にまみれたウェールズ
その中に、「金」で解決せようとした王がいた。
マレディズ・アブ・オウァイン

舌を噛みそうな名前なので、カネゴンとでも呼んでおこう。
カネゴンの始めの功績は輝かしいものであった。

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最初のカネゴンは、カネゴンでは無く、ウォーゴンであった。
つまり、戦いに明け暮れていたのである。
ウォーゴンは兄から、ウェールズ西部のデハイバースと言う国を引き継いだんだ。

「この国だけでは狭い。もっと国を広げてやろう」

と周りの国を攻め始めたんだ。恐らく欲深いウォーゴンだったんだ。

 
 

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隣国グウィネズの王を攻め、国を奪い去り、
イングランドを攻め略奪し、国境を東へ追いやったんだ。
ウォーゴンは勢力を強め、ほぼウェールズ全域を掌握するまでになったんだよ。

 
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ウェールズで、南部の橙色を除いた水色部分を支配下におさめた。
ウェールズの長い歴史を見ても、ウェールズの全域をほぼ掌握できた人物は殆どいない。
ウェールズを掌握した数名の人物は皆、偉大な人物として称号を与えられていた。
しかし、ウォーゴンはほぼ無名である。
 

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本来なら、ウォーゴンは偉大な人物であるはずだった。
しかし、ウォーゴンだけが偉大と呼ばれるどころか、歴史の中に埋もれてしまっているのである。
 
それは、改名に原因があったかも知れない。
絶大な権力を欲しいままにしたウォーゴン。
ウォーゴンはカネゴンへと変貌していったのである。
 

カネゴン誕生から盛衰

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「戦い戦い戦い」から「金金金」、である。
 ウォーゴンの身に何が起こったのか?
 
頂点に登り驕りが出たのだろうか
戦いが面倒になったのだろうか
命が惜しくなったのだろうか
 
ウォーゴンはカネゴンへと変貌した。
 
ヴァイキングに攻められた時、カネゴンは戦わなかった。
多くの人がヴァイキングに連れ去られた。
カネゴンは身代金を払い、人質を解放してもらった。
 
「こいつは金払いが良いぞ」
「脅せば金が踏んだくれるぞ」
 
そう悪巧みを考える奴も出てきた。
再びヴァイキングが大規模な攻撃を仕掛けても、カネゴンは執拗な抵抗は見せなかった。ヴァイキングに千人のウェールズ人が人質として連れ去られてしまった。
その時もカネゴンは多額の金を支払って、人質を返してもらった。
 
「カネを出せよ、金を」
「払えないだと! その分は領土ではらえ!」 
 
今度は、カネゴンは甥に揺すられ始めた。
エドウィンカネゴンの領土を攻め、人質を取った。
だんだんカネゴンにもお金が不足してきたのだろう。
人質は返して貰ったが、身代金だけでなく、領土の一部も甥に取られてしまった。
そこには、かつてのウォーゴンの姿は無かった。ウェールズ全域に勢力を伸ばした頃の面影は残っていなかった。
 
「よっしゃ、カネゴンを倒す絶好のチャンスだぜ」
 
さらに、敵は追い討ちをかけて来た。甥に返して貰った人質の中に、かつて奪い去った隣国グウィネズ王の息子達が含まれていた。グウィネズ国の息子達は脱出して国に戻り、カネゴンに戦いを挑んできた。
 
「ああ、カネもないし、もうワシもおしまいだ」
 
カネゴンには、もはやお金が無かった。戦う力も残っていなかった。
カネゴンはあっさり破れ、グウィネズ国は奪回された。
 
ウェールズの歴史の中で、最も勢力を持った人物の1人に上げられるカネゴンであるが、あっと言う間に失脚の道をたどり、歴史上でも殆ど忘れ去られた。
むしろ、腰抜けなど悪評が残っているくらいである。
 

カネゴンの心中を察する

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ここまで書いてきて思う。
カネゴンは自分の地位にあぐらをかいて、
金の力に物を言わせていたのでは無かったのだろう。
 
むやみに戦い、人の命を奪ったり損害を出すのを避けたかったのでは無いか。
平和的に解決したかったのでは無いか。
平和の為、話し合いでは解決出来ない相手にお金で解決する方法を取ったのではないか。
 
金だよ金!金で解決するウェールズ王と書いたが、
権力の為のお金でなく、平和の為のお金であったのではないか、そう思った。
そうであって欲しいと思った。
 
ウェールズの歴史上では戦わず意気地無しとして不評な王かも知れないが、平和の心を持ったカネゴンであったならば、僕にとって好評な王です。 

 

こちらは、お金を食べるのが大好きな、カネゴンでした。
 

 

※30人のウェールズ王シリーズ

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 ※関連記事

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最後まで読んでくださり有難うございました。

鬼のいぬ間に ~たたかうカムリ戦士13話~

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こんばんは。ウェールズの歴史研究家たなかあきらです。9世紀~11世紀にかけてウェールズ王家が分裂して戦いを繰り広げる様子を、様々な登場人物の人間模様の物語をシリーズで描いています。前回の第11話は、ウェールズの統一を夢見るハウェルが、ローマに行って法の勉強をする場面でした。
今回は、ハウェルがローマに行っている間、留守を預かる弟クラドグと妻ヘレンに起きた波乱とは・・・
 

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 (登場人物は実在ですが、ストーリーとキャラはたなかあきら作です)

 

これまでのあらすじ 

ここにまとめてあります~

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<登場人物> 

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ウェールズ内の一国を治めるハウェル。
乱暴者も勉強し落ち着いてきた。

 

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ハウェルの弟クラドグ。かなりお調子者。

  

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ウェールズの小国ダヴィッドの娘、エレン。ツンデレ系。

 

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ウェールズの最権力者イドワル。冷静で冷淡、冷血。
ハウェルを敵対視するようになる。

 

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最強国イングランドのアゼルスタン王。

  

鬼の居ぬ間に

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ハウェルはどうした。最近奴の噂を聞かぬが、死んだか?
 

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生きているようですが、どうも奴の国に居ないようです。
ローマ巡礼に出掛けたとか。

 
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俺様が脅したから、怖気づいて逃げだしたのか。
はっはっはっ。
強がっるだけの臆病者だったようだな。悪行を恥じて懺悔か。僧侶になるつもりだな
まあ、よい。目障りな奴が消えたのは都合が良い。
 
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この際、ハウェルの奴のケレディギオン国に攻め入って領土を奪いましょうか?
 
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いや、争いは良くない。内乱はアゼルスタン様への印象も悪くなるだろう。
奴の国ケレディギオンはしばらく放っておこう。ただ、監視は怠るなよ。
 
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はっ。
 
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(部下とは言え、いつ見ても奇妙な奴だ)
 
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そんな事よりアゼルスタン様へのご挨拶をせねばなるまい。土産をたんまり持って、今のウェールズの状況をお伝えしよう。きっと大喜びされるぞ。その顔を見てみたいものだ。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
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アゼルスタン閣下、ご無沙汰しており申し訳ございません。
 
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おぉおぉ、イドワル君。今日はどうされた?
覚えは無いが、何か打ち合わせでもあったかな。
 
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ウェールズの特産品をお持ちしました。
 
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そんな用でわざわざ来られたのかな?
 
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いえ、いえ、それだけじゃございません。ウェールズの最近の情勢を、ご報告させていただこうかと。
 
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ウェールズはイドワル君に任せたはずだが。
 
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はい。ウェールズも最近はアゼルスタン閣下のお力添えのお陰で、反対勢力も大人しくなり、平穏な日々が続いております。アゼルスタン閣下のご威光が、、、
 
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おぉ、そうか。良かったの。じゃ、ワシはこれで失礼する。
 
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あの、アゼル、、、
 
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まだ何か?ワシはスコットランド平定の件で忙しいのじゃ。暇なイドワル君に構ってはおれんのだ。
 
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そうだ。遠征のため、イドワル君の兵をちと貸してはくれぬか。ウェールズ兵も多少は役に立つだろう。
 
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はっ、アゼルスタン閣下、喜んで。選りすぐりの猛者達を派遣いたします。
 (ふぅ、やれやれ、うっとおしい奴だ。イドワルと言う男は。おだてるのも面倒だな)
 
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(おぉ、アゼルスタン閣下が、ワシに期待し協力を要請された。運が向いてきたかも知れぬぞ!)
 

留守中に驚かさないでよ! 

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ウェールズの西部、デハイバース国

 
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なに、クセものっ。誰っ、何しにここに入ってきたの
 
(・・・)
 
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顔を見せなさい。
 
(ただいま。戻りましたっすよ、アネさん)
 
 
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何?誰?
 
(オレっすよ)
 
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へっへっへっ。アネさんを脅かすつもりじゃ無かったけど。
 
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なんだ、クラドグ、驚かさないでよ。変わった服装で分からなかったわ。
 
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済まんっす。ハゲ野郎イドワルの国グウィネズで情報を仕入れてたんすよ。
 
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それで、どうだったの? イドワル達の今の様子は。
 
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おいら達のケレディギオン国はぐるりとイドワル軍に監視されてて、
あのハゲは猛者達を集めているようっす。
 
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えっ、イドワルは私達、ケレディギオンを攻めるつもりなの?
 
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いや、そうじゃ無いっす。
イングランド軍はスコットランド遠征を計画していて、イドワル軍も参加するらしいっすよ。
 
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びっくりした。脅かさないでよ、クラドグ。
 
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へっへっ。アネさん意外と怖がりだったんすね。ヒヒヒ。
ただ、あのハゲ野郎、我々にも兵と食料など大量に出せと、言ってくるかも知れないすよ。
 

心配事

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それも厄介だわね。心配だわ。
心配と言えば、もっと大きな心配事があるの。
 
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アネさんも心配になるんすか。
  • ヘェ〜
 
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何よその言い方。
実は最近、父ラワルヒが心配なの。体調を崩して、寝たきりなのよ。
良くなってくれるとよいけど、どんどん弱っていくようで、、、とても心配だわ。
 
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大変、それはとても心配、心配っす。
アネさん、ついてなくて良いんですか?
 
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私もハウェルからこの国の留守番を頼まれたし、イドワルの動きも心配だし。
 
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こんな時にハウェル兄貴が居てくれたらなあ。
寂しいっすよオレ。
 
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この前の手紙で、法の勉強ははかどっているから、もうしばらくで帰れそうだ。と書いてあったじゃないの。もうちょっとの辛抱よ。
それまで、頑張って国を守りましょう。
 
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そうっすけど。
 

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た、大変だ、大変だ!エレンさん

 
 
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どうしたの?
 

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ラワルヒ王がっ

 
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えっ、そそんな・・
 

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はっ、早く・・・

 

最後に

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ハウェルがローマに出掛けている間、ハゲ野郎イドワルがハウェルに勝ち権力を固めようと、イングランド王に媚びを売って居たんじゃないかな、と思っています。

イドワルはこのストーリーでは悪役にしてますが、実際は悪ではなかったかも知れません。

確かなことは、イドワルがハゲ野郎だったことです。

 

 
 
 
 
 
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