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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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短気は損気だよ、ヤバイヤバイ ~たたかうカムリ戦士17話~

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こんばんは。ウェールズの歴史研究家たなかあきらです。9世紀~11世紀にかけてウェールズ王家が分裂して戦いを繰り広げる様子を、様々な登場人物の人間模様の物語をシリーズで描いています。
 
前回の第16話は、ハゲのイドワルが勝手にウェールズ法を制定した!とハウェルに対して怒りを表し、イングランド王のアゼルスタンに相談しました。その影響か否か、イングランド軍がハウェルの元にやってきた、という場面でした。
今回も、イングランド軍来訪の続きです。
 

 (登場人物は実在ですが、ストーリーとキャラはたなかあきら作です)

 

これまでのあらすじ 

ここにまとめてあります~

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<登場人物> 

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ウェールズ内の一国を治めるハウェル。
乱暴者も勉強し落ち着いてきた。

 

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ハウェルの弟クラドグ。かなりお調子者。

  

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ウェールズの小国ダヴィッドの娘、エレン。ツンデレ系。

 

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ウェールズの最権力者イドワル。冷静で冷淡、冷血。
ハウェルを敵対視するようになる。

 

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最強国イングランドのアゼルスタン王。

   

やっていたイングランドからの使者 

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ウェールズの西部デハイバース。
ハウェルの領土にイングランド王アゼルスタンの使者が急にやってきた。

 

 

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ハウェル様、ハウェル様。あなたがハウェル様ですか?


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いやっ。俺はクラドグっす。

 

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失礼、間違えた。ハウェル様はどこにおられますか?

 

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おーい、兄貴〜アゼルスタン閣下の使者っすよ〜

 

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ハウェル様の弟君でしたか。これは失礼しました。

 

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ふむ、良きに計らえ。

 

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クラドグ、下がってろ。

 

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へ〜い。

 

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わざわざお越しくださりありがとうございます。
アゼルスタン閣下の使者が来られるとは驚きです。
何か深刻な事態でもあるのでしょうか?

 

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いや、深刻な事態では有りませんが、急ぎの事態です。

 

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何か重大なことでも起こったのですか?

 

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実はアゼルスタン閣下が、ハウェル様にお会いしたいとのこと。直ぐにお支度なさって、イングランドにお越し下さい。

 

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唐突ですね。何の為にです?もし、断るとどうなりますか?

 

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それは困ります。アゼルスタン閣下はハウェル様との面会を切に願われていていらっしゃいます。例のウェールズ統治者を名乗る、ハゲのイドワルの話もあると伺っております。

 

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そうですか。それならばお断りする訳にもいきません。
分かりました。直ぐに準備をしましょう。

 

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エレン、クラドグ。今からイングランドに出掛ける事になった。
済まないが、留守番を頼む。

 

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ええっ? また出かけるんっすか?

 

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分かったわ。

 

 

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よし、支度は出来た。俺は使者とともに、アゼルスタン閣下に会ってくる。

 

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くれぐれもお気をつけて。

 

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ひぇっ、また国外へ行っちゃうの?
オレ、寂しいなあ~

 

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直ぐに戻るよ。

 

おっと、ごめん!

 

誰だ、お前は!!

 

アゼルスタン王現る

 

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誰だ、お前は!!

 

いやぁ、悪い、悪い。

驚かすつもりは無かったんだけどね。緊急な事態ってことにしたんだけど、いてもたってもいられなくてね。つい、追いかけて来てしまったわ。はっはっはー

 

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ア、アゼルスタン閣下。

 

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アゼルスタン閣下?!!

 

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おぉぉ、君がハウェル君か。

 

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いえ、クラドグっす。

 

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おぉぉ、これは失敬。

 

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アゼルスタン閣下。わざわざ、遠い所をお越しくださりありがとうございます。

 

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いやぁ、ハウェル君にどうしても会いたくてね。

ところでハウェル君。ハウェル君はなぜワシに会いに来ないのだ?

イドワル君には言っておいたはずだけど。イドワル君も、ワシへの忠誠など君を部下にして言う事を聞かせる、と意気込んでいたがね。

 

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お言葉ですが、イドワルの臣下になったつもりは毛頭ありません。それ以前にイドワルから何も聞いてません。ですので、アゼルスタン閣下に忠誠を誓い傘下に入ったつもりもございません。

 

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何っ! ほぉ、言ってくれるねー、面白いじゃないか。

ウェールズにもこんな肝の据わった奴がいるとはイドワル君とは大違いだ。このワシに面と向かって言えるとは面白い。ワシの傘下に入る気は無いのかね。

 

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お話し次第ですが、基本的に傘下に入るつもりはありません。

 

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あわわわ、兄貴、や、ヤバイっすよ〜 

アゼルスタン閣下を怒らせたら・・・

 

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そっ。そうよっ。ハウェル、落ち着いて。昔の悪い癖を出したらダメよ。

 

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これは失礼いたしました。アゼルスタン閣下、どのようなお話でしょうか?

 

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つづく

最後に

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肝心な時にハウェルは、昔ワルだったころの気が強くて短気な性格が出てしまいました。アゼルスタンは激高するのでしょうか?
まあ、みな大人なので落ち着いて見守りましょう。

※これまでの記事一覧です

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最後まで読んでくださり有難うございました。

 

 

プリンスオブウェールズ盗られる

 

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皆さん今晩は、たなかあきらです。

今日は、お遊びです。むかし、ちょっと落書きをしたものを見つけました。

ド下手でお恥ずかしいですが、4コマにしてみました。

 

時代は13世紀末、ウェールズイングランドに征服された場面です。 

プリンスオブウェールズの四コマ

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スマホでサクサクっと作ってみたのですが、画像がいまいち。
ノート用でも良いアプリがあればPlease let me know.

プリンスオブウェールズの解説

 

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時のウェールズ王であるプリンス・オブ・ウェールズは、リウェリン・ザ・ラスト。
イングランド王のエドワード1世と何とか、手を組みました。

 

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しかし、野望に燃えるエドワード1世。
手を組んだはずのリウェリンを攻撃し、1282年にウェールズを征服しました。

 

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リウェリンは戦死し、プリンスウェールズの王冠もイングランドに持ち去ったのですね。

 

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この出来事に、ウェールズ内では反乱が頻発しましたんだな。

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何とか、ウェールズを抑え込まねば、とエドワード1世は考えるのです。

 

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おお、そうだいい手を考え付いたぞ!

 

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エドワード1世には、妊婦の王妃がいました。

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王子をウェールズのお城で産ませて、ウェールズの環境で育て、ウェールズ語を話せるようにさせよう。そして、プリンス・オブ・ウェールズにしよう!
ウェールズ生まれのウェールズ育ちだ。ウェールズ人たちも文句は言えまい。

これで、ウェールズは抑えれるな。はははは

 

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こうして、エドワード2世は、第4代目のプリンスオブウェールズとなり、それ以降は時期のイングランド王が継承することになったのです。

 

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おわり

 

★★おまけ★★

エドワード2世が産まれたお城は、カナーヴォン城で、天空の城ラピュタの一場面のモデルとなっています。
また、カナーヴォン城はチャールズ皇太子のプリンスオブウェールズ戴冠式にも使用されました。

 

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天空の城ラピュタ [DVD]
 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

一大決心、脱スマホブロガー

お題「新生活」

 

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こんばんは。ウェールズ歴史研究家、たなかあきらです。

 

「チョット、もう、あかん」

「これ以上はきついです!」

 

僕はカナリ頑張ってきましたが、とうとうギブアップしました。

ブログを書き続けることが、今の状態ではカナリつらかったのです。

これは腹を決めなければいけない。

 

 

スマホブロガー

 

いえいえ、ブログを止める訳ではありません。僕はここ10日ほど、僕はブログをスマホだけで書いていました。

 

写真貼るのが、つらいのです。

見出しも上手く、作れないのです。

ひどく疲れるのです。

 

この記事から、スマホで書き始めました。
しょっぱなから、とても時間がかかり、いつもよりアップが数時間遅くなりました。

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翌日の上野公園攻めの記事は、写真が多いし四苦八苦して書きました。更に書き終えたと思ったら、操作ミスをして記事が消えてしまい、一から書き直したのです。

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ハゲ野郎の企みの記事を書くときには、悲鳴が上がりました。キャラ画像がたくさんあったんだ!

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スマホ操作は何とやり難いんだ。思うところにカーソルが合わないし、画像も変な所に貼れてしましまう。

パソコンで書く場合に比べ、数倍な時間と、数倍の神経を使いました。

 

僕は疲れ果てました。体も目も神経も心も疲れ、良くなりかけていた肩凝りも激しくなってきました。    

 

これじゃ、ブログを続けるどころか身がもたない。

兜を脱げなくとも、庶民から慕われなくても、もういい。

 

スマホでブログを書くおそろしげな苦労から、解放されたい。

もうギブアップだ!

 

さようならノートパソコン

事の発端は、先々週にノートパソコンが突然壊れた事でした。

ブログを始める為に買ったノートパソコンで、僕にとっては戦友を失った悲しい出来事でした。

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直ぐに新しいノートパソコンを変えばこんな苦労はしなくて良かったかも知れません。

しかし、ついこの前、大きな出費をしてしまい、財政が非常に厳しい状態なのです。

 

やはり、スマホで書き続けるしかない。スマホブロガーなんてのも、カッコイイかも知れないな。

 

そう頑張ってみたものの、見栄っぱりの意気込みがあだでした。

カラダがガタガタになり、もはや限界です。

 

今朝、九尾さんのブログ記事を読みました。

www.coconoodollblog.net

いいなあ〜新しいパソコン。僕も欲しいなあ〜

いいなあ〜

 

他の人のニューパソコンが、気になる、気になる。

もう、僕の思考回路ではあれこれ考える事が不能になってきました。

 

背に腹は変えれません。

僕は腹を決めました。

ここで決めなきゃ男じゃない!

 

こんにちはノートパソコン

 

即決、一括払い。

 

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今日、四月一日からこのノートパソコンとの新生活が始まりました。

これまで通り、存分に歴史のブログが書けます!

お手頃価格で、こりゃ、軽い。

 

色違いのゴールドを買いました。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

独裁より庶民に親しまれる王がいい

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こんばんは。ウェールズ歴史研究家のたなかあきらです。

このブログで中世の歴史について、特に戦いの場面を多く書いています。

 

しかし、ウェールズの戦いは他の国々との侵略戦争とは大きく異なっています。

 

「王」の考え方、仕組みが大きく異なっているのです。
その点をお話ししておきたいと思います。

 

独裁王は居ない、庶民的な王

 

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中世ウェールズって、他の国々とは違ってたんですってね。

 

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民主的って言えるか分からないけど、同時期の他の社会よりずっと公平だったんだ。

人々の権利はハウェル大王が制定したウェールズ法や伝統文化で守られているんだ。
たとえば、権力者である「王」はウェールズにはいないんだよ。

 

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王がいないってどういう事ですか?

 

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いわゆる独裁的な王ではなく、人々から選ばれた王なんだ。

 

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選挙みたいですね〜

 

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ウェールズ王室から統治者は選ばれているけど、城に住む貴族が選ぶわけではないんだ。一般大衆が選ぶんだよ。王と言うより、全ての人が選んだリーダー的な統治者なんだ。人々もウェールズ王と直接話しもできたし、ウェールズの王は人々に愛されたんだよ。

 

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庶民的でいいですね。そんな王なら、会って話がしてみたいです。

だけどウェールズは戦乱続きだったんでしょ。

 

ウェールズ

 

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確かにそうだな。小国に分かれたウェールズ内の国々で紛争は絶えなかったな。

でも、それらは憎しみ合っての戦争ではなく、国間の論争を解決する為の戦争だったんだ。

だから、侵略戦争ではなく、自分たちを守る為の防戦なんだよ。

 

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ウェールズ内での最強国グウィネズが他国を抑えたときでも、あたかも独立した国々として扱ったし、他国もグウィネズを侵略しようとは考えなかったんだ。

 

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そんな国なら人々はとても安心して暮らせますね。ウェールズ愛を感じます!

 

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ウェールズイングランドやヴァイキングと言った、外敵から侵略された時、ウェールズの人々が団結して立ち向かったのも、ウェールズ愛国心が強かったからかも知れないな。

 

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ウェールズ魂」ってことですね!

 

最後に

今回の記事は、ウェールズ歴史の著者であり大学でも教鞭をとられているDr.Gideon氏(ギデオン先生)と、たなかあきらとの会話をもとにしています。

 

 ギデオン先生との出会い

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最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

 

鎧兜を脱いで勝った中世の大王

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こんばんは。ウェールズ歴史研究家の、たなかあきらです。

 

9世紀のウェールズは多くの小国に分断されていた。小国間では領土争いの戦争が絶えず、国力は落ち、外国の侵略を容易にしていた(ヴァイキング、マーシア)。

 

この時立ち上がった男がいた。

ロドリ・アプ・メルヴァンという人物である。

 

ロドリが成し得たことは

・初めて、小国に分かれたウェールズ大部分を統一

・長いウェールズの歴史の中で、

初めてグレート(大王)の称号を得た

 

ロドリはなぜ、偉業をおこなった、初めての人物になる事が出来たのか?

 

兜を脱いだ王

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中世ウェールズの小国たち。

 

家臣:「ロドリさん、あなたは父メルヴァン王からウェールズの一小国を受け継ぎましたが、この先どうされるのですか?」

 

ロドリ:「過去の例を見ると、戦争に勝利しても負けた側が必ずリベンジし、争いがまた次の争いを呼び起こす無限ループに陥っている」

ロドリ:「この悪循環を断ち切らねばならぬ」

 

家臣:「なるほど、なるほど。じゃあ、悪循環をやめる方法はお考えですか?」

ロドリ:「小国に分かれて続けているウェールズをワシは統一する必要があると思ってるんだ。そうすれば争いは減るだろう」

家臣:「そりゃそうでしょうが、戦争を止めりゃしませんよ~」

 

ロドリ:「ワシは兜を脱ごうと思ってな。剣も置こうと思うんだ」

家臣:「そんなことしちゃ、逆にブスリと刺されますよ」

ロドリ:「無防備という防備をするんだ!」

家臣:「一見、強そうで弱そうですね

 

ロドリは同じケルト系の民族は話し合いによって手を結ぶべき、と考えた。

隣国ポウィス、遠方のマン島、それにアイルランドと手を組んで、ヴァイキングやマーシアといった他民族の脅威に備えた。

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東側の隣国ポウィスはカンゲンと呼ばれる男が王であった。
カンゲンはロドリには頭が下がらない人物であった。

 

カンゲン:「ロドリ殿、喜んで同盟を結ぼう」

カンゲン:「ワシにはロドリの父メルヴァンには大いに借りがある。マーシアに攻められたとき、わざわざ遠方より来て助けてくれた。同盟だけでなく、その時の恩返しをしたい。ワシの後、ポウィス国はロドリ殿に継いでもらいたい」

 

西側の隣国セイサルウィグはグウゴンと呼ばれる男が王であった。グウゴンはこの先、国の将来を考えていた。

 

グウゴン:「ロドリという男、これまでの王たちとは一味違うぞ。戦いに明け暮れることなく、国を広げている」

グウゴン:「なんと不思議な力を持った男なんだ。妹を任せるのも面白いかもしれない」

 グウゴン:「ロドリ殿、ワシは決めたぞ。セイサルウィグ国はお主に任せた」

 

こうして、ロドリはこれまでのウェールズ王とは異なり武力を使うことしなかった。

しかし、ウェールズの大部分を初めて統一することに成功したのであった。

 

しかし刃を抜いたこともあった

 

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家臣:「ロドリ王、は兜を着ず、剣も振ることは全くないのでしょうか」

ロドリ:「そうできれば良いが、兜を着て刃を向けざるを得ないこともある」

 

当時のブリテン島は、デンマークやスカンジナヴィア半島から、ヴァイキングが侵略し、領土を広げていた。特にデンマーク出身の頭領ゴレムに率いられたヴァイキングに荒らしまわられていた。

 

ウェールズも例外ではなく、ヴァイキングが再三にわたり無残な攻撃を仕掛けてきた。

 

ロドリ:「ウェールズ内では戦いは起こさないが、ウェールズをおびやかす脅威には断固立ち向かうぞ!」

 

ゴレムのヴァイキングは854年と856年に激しく北ウェールズを攻撃した。

 

ロドリ:「今こそわれらウェールズは団結して国を守るときだ。ヴァイキングの侵入を許すな」

 

ロドリ率いるウェールズ軍は果敢に戦い、ヴァイキング軍を壊滅させゴレムは戦死した。ここまでヴァイキングが大敗北した例も少ないだろう。

 

こうして、ウェールズを内側からも外側からも守ったロドリは、大王の称号を得たのであった。

 

ハゲ、ちび、手長、ノッポなど失礼なあだ名を平気で王に付けるウェールズであるが、ロドリに対しては、ロドリ・ザ・グレートと敬意をこめてそう呼んだのだろうと思う。

 

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

中世に高速移動できたなら、新幹線があったなら

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僕は最近頻繁に新幹線に乗る。

週に一回以上だ。

 

東京−名古屋間を1時間40分で移動する。

 

新幹線の営業速度は、停車駅がない新横浜−名古屋間で時速249km、最高営業速度は285kmらしい。

 

メチャメチャ速いけれど、このスピードに慣れてしまい、普通の事になってしまった。

 

 

950年前、フランスから上陸したノルマン軍と戦うため、ハロルド王率いるイングランド軍はヨークからサセックスの戦場まで超高速で向かった。

 

300マイル(約480km)のルートを、20日かけて(1日に約32km)行進したんだ。

 

甲冑を来て、馬と徒歩での移動を考えると、尋常では無いスピードであった。

しかも、ヨークで一戦交え疲れ切った状態である。

 

もし当時、新幹線で移動したのなら、ノンストップなら約2時間で戦場までついてしまう計算だ。

 

そんなに早く着けたのなら、疲れたイングランド軍はゆっくり休んでから、戦えたかも知れない。

軍を立て直し戦えれば、猛将であったハロルドはノルマン軍に勝つことが出来たかも知れない。

イングランドはノルマン軍に征服されることなく、歴史が大きく変わったかも知れない。

 

 

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逆に、イングランド軍のペースで366kmの東京−名古屋間を移動したのなら、約15日もかかってしまう。

何泊もして何食も食べ、様々な出会いや発見もあるだろう。

移動すること自体がストーリーとなる。

 

人生経験が深まるだろう。

 

移動するだけで大仕事となり、数多くこなすことはできない。

その先の目的は重いものとなるだろう。

 

現在の様に、お手軽に移動できるようになると、いろんな事が直ぐに出来て

とても便利だ。

人生の幅が広がるだろう。

 

しかし、何でもかんでも、やらなくていい移動まで、やらなくてもいい出張をしてないだろうか?

 

新幹線に乗っていて、ふと思った。

 

便利さが、人生の幅を広げ、深まるものであればなあ、と思う。

その様に利用したいなあ、と思った。

 

たまには出張で、見聞を広げながらノンビリと東京−名古屋間を移動したいなあ。

 

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

食いしん坊の不均等

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食堂などでの話である。

セルフの店で野菜やおかずを取る時、並んでいる中で、他より多く入っている皿を選んでしまう。
 
御飯も、前を行く人よりも少なかったら、もう少し多めにおねがいます!と、つい言ってしまう事もある。
 
僕は欲張りなのである。
ちょっとでも多いのが良いのである。 
子供の頃は、もっと欲張りであった。
ケーキでもピザでも平等に分けてある中で、目を皿のようにして、1番大きいものを瞬時に見て、選び取っていた。
僕は欲張りであった。
 
平等に分けていても、人間は機械じゃないので、完璧な均等はあり得ない。その僅かな不均等からでさえ、損をするのが嫌いだった。
少しでも人より多く欲しかった。
 
ものを分ける場合、
平等は嫌いではなかったが、それより自分に少し有利な不均等が好きだった。
 
ものを分ける時の平等ってなんだろう?不平等ってなんだろうか。 
昔むかし、中世ウェールズでは、領土を継承する時、子供達に平等に国を分け与えた。争いを避ける為だと思う。
領土の場合、均等に分けるのはとても難しい。
領土は円いケーキと違って、どこも同じではない。
面積、地形、作物の取れ方、人口、産業、得られる利益、様々なものが領土に引っついてくる。
単に領土を平等に分ける、と言っても非常に複雑だ。何を基準に分けるかで、悩んでしまう。
 
平等ってなんだろう?
グーグル先生に教えてもらった。
「かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。「利益を平等に分配する」「男女平等」」
個人相互の間において,人間としての価値に差異はないという思想。
 
なるほど、綺麗に均等に分かれているという事、というより均等に分けようという思想だ。
 
中世ウェールズでは後継争いが起きないように、領土は平等に分けよう、という思想があったのである。
しかし、分け方によってもらえる土地によって、利害関係は異なってしまったのである。
 
 
食堂の場合も同じである。ケーキを切り分ける親や知り合いの場合も同じである。
皆、平等にという思想のもと、盛り付け、切り分けているはずである。不平等やえこひいきを意図的に生み出しているはずはない。 
多い少ないが出てしまうのは、人間だから故の不正確さ、誤差による不均等である。
 
自分のが少ない、不平等だ、
と感じるのは受け取る側の心持ちではないか?そう思った。
物質的な多い少ないの比較をして、平等、不平等を感じているのではないか。
 
領土がちょっと狭い、得られる年貢がちょっと少ない、不平等だ!
と言って、隣国を攻める者たちが多くいた。
譲り受けた領土を有り難く思い、より豊かになろうと制度をつくり、隣国とも仲良く関係を築いた者たちもいた。
最終的に、どちらの者が多くを得る事が出来ただろうか。
歴史を見ると言うまでもない。
 
【静岡いちごたっぷりロール】

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 俺のケーキ、皆より少ない、もっとよこせ、と言う者。
ケーキ食べれて嬉しい。切り分けてくれてありがとう、助かるわ、と言う者。
どちらが良いだろう。
きっと、感謝してケーキを食べている者の方が、ケーキを美味しく感じているし、幸せに浸っているだろう。
有り難く頂いていると、
「実はちょっと残りが出たの。良かったら食べない?」
と良いことが起きるかも知れない。
どちらの者が、得をする事になるのか、言うまでもないだろう。
 
ちょっとくらい少ない、ちょっとくらい平等じゃないかも知れない。
そんな事は、取るに足りないこと。
身の回りの平等を感じ、感謝して行動する。これが大事じゃないのだろうか。
 
 
しかし、やはり多い方いい。
多いと嬉しい。
ケーキでもおかずでも、好きなものはなおさらである。
やはり、並んでいる中で、他より多く入っている皿を選んでしまうのである。
僕は不平等を好む欲張り?
いやただの食いしんぼうの様である。
食いしん坊エルフ

食いしん坊エルフ

 

 

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