イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。ウェールズの歴史と、ウェールズとの関わりが深いアーサー王についてのページです

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ヴァイキングのことが良くわかるドラマ ヴァイキング ~海の覇者たち~ シーズン1のあらすじ

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こんにちは。ウェールズ歴史研究家、たなかあきらです。ヴァイキングは中世に西ヨーロッパ諸国に侵略・略奪行為を繰り返し、グレートブリテン島ノルマンディー地方をはじめとして、広大な範囲に勢力を伸ばしました。
そのヴァイキングの戦いぶり、暮らしぶり、社会が良く分かり、歴史的な事実を取り入れているドラマがあります。

テレビドラマ、ヴァイキング ~海の覇者たち~(Vikings)です。今回は、シーズン5まである中で、最初のシーズン1 についての、あらすじと見どころをご紹介いたします。強く、美しく、勇敢で、誇り高いヴァイキングたちです。

 

ヴァイキング シーズン1のあらすじ

主な登場人物と西方へのあこがれ

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主な登場人物一覧:VIKINGS ヴァイキング 〜海の覇者たち〜

 

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主人公のラグナル・ロズブローグは農業をしながら近隣諸国で略奪行為をするヴァイキングで若手の有望株。勇敢で美しい妻ラゲルサ、息子のビヨルン、娘ギータと村で暮らしていました。ラグナルには同じく戦士として戦う、弟のロロがいました。ロロは弟を尊敬するものの、活躍ぶりに妬みを持っていました。

ヴァイキングの伝説上の英雄:ラグナル・ロズブローク - Wikipedia
ノルマンディー公国を作った英雄:ロロ - Wikipedia

 

ラグナルが暮らすヴァイキングの首長は、ハラルドソン。東国への略奪遠征を続けていましたが、ラグナルは西に豊かな国があると聞き、ハラルドソンと対立します。

西の豊かな国があると信じない人々やハロルドソンに隠れて、ラグナルは友人フロキに船を造ってもらい、密かに仲間と共に西方へ遠征しました。

豊かな国は本当にあるのだろうか? 激しい海にもまれて仲間たちは不安になります。しかし、やがて陸が見えてきました。実際に西に国は存在したのでした。

 

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そこは、イングランドノーサンブリア王国でした。ラグナルたちは修道院を襲撃して多くの人々を殺害し、財宝を奪って修道士アセルスタンを連れて帰りました。この事件は、歴史的には793年に起きたリンディスファーン修道院の襲撃です。イングランドが初めてヴァイキングに襲われた出来事とされています。

リンディスファーン修道院 - Wikipedia

 

夢を現実にしたラグナルを、ヴァイキングの人々は英雄視します。ラグナルの活躍を喜ばしく思わない首長ハラルドソンは、権力を行使してラグナルが略奪してきた修道士アセルスタンを除く、財宝をすべて没収しラグナルに忠誠を誓わせます。

ラグナル達は、再び密かにイングランドに略奪に出かけるのでした。

 

首領との確執

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ヴァイキングの襲来におびえるイングランドの人々も警戒を強めました。ラグナルたちは、今度はヘクサム修道院を攻撃することにしますが、ラグナルはリスクを考えて攻め方を考えました。
人々が無防備になる日曜日に目を付け、礼拝している間に奇襲することにしました。再び略奪は大成功し、大量の略奪品を持って揚々と帰国しました。

しかし、首長ハラルドソンはラグナルを危険人物視し、勝手に西方に出かけ首領に背いたして、ラグナルの村を襲撃しました。ラグナルは傷つき満身創痍になってしまいます。

仲間たちも多くは首領に従わざるを得ず、ラグナルは孤立してしまいついに、投降します。そして、ラグナルは連行されハラルドソンの前に連行されてしまいました。

 

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傷つき自由に動けないラグナルに待ち受けていたのは、ハラルドソンの計略でした。大衆の前で、一対一の対決をし、ラグナルを血祭りにしようという腹でした。ラグナルは苦戦を強いられますが、逆にハラルドソンを倒して、新たな首長となりました。

首長ラグナルの誕生でした。

再び襲撃

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首長となったラグナルは、仲間と共に再びイングランドノーサンブリア王国に襲撃します。そこでラグナルを待っていたのは、アエラ王の命を受けヴァイキング討伐のために軍備を整えた弟のエぜルウルフでした。

ラグナルの弟ロロが活躍をします。エぜルウルフの計画を見破り奇襲攻撃を仕掛け、エゼルウルフを捕らえました。エゼルウルフに危害を加えないことと、川でのキリスト教洗礼をロロが受けることを条件に、2000ポンドもの財宝を得ます。しかし、これは罠でイングランド軍はラグナルたちに攻撃を仕掛けます。激怒したラグナルはエゼルウルフを殺害し財宝と共に帰国します。

 

忍び寄る分裂の陰

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しかし、ラグナルたちの周りにはさまざまな事件が起き始めていました。ラグナルの妻ラゲルサは子供を身ごもっていましたが、流産してしまい、ラグナルは大きな落胆をします。このことが、今後のラグナルとラゲルサの関係にも大きな影を落とすこととなりました。

また、ヴァイキングの首長たちを束ねていたのがホリック王でした。ホリック王はイェータランドの首長ボルグと領土争いをしており、決着をするためにラグナルに協力を求めます。

ラグナルはホリック王に忠誠を誓い、イェータランドの協力をする代わりにイングランドの略奪への協力を持ち掛け、ホリック王は承諾します。

ラグナルはイェータランドの首長ボルグに和解を提案しに行きますが断られ、ホリック王との全面戦争になる危機に陥りました。戦争は避けなければならないと、ラグナルは駆け引きのために弟のロロを人質にしてボルグの元を去りました。

しかし、ロロはボルグから新しい国を作らないかとボルグから持ち掛けられ、手を組む決断をしました。

そんな中、ラグナルは美女アウスラーグと出会い、心を奪われていくのです。

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シーズン1の感想

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ヴァイキングは略奪を繰り返す野蛮的なイメージを持ちますが、首長を筆頭に組織化され、また話し合いで物事をきめるなど民主的な面もあります。北欧神オーディンへの信仰、衣服、食べ物、風習など、ヴァイキングの暮らしや社会が良く分かり、とても興味深いです。

また、ヴァイキングはなぜ強く、ヨーロッパ諸国に勢力を広めたのかが良く分かる気がしました。厳しい自然の中でくらし、勇敢で手段を選ばない組織的な戦い方と、精神的な強さも目を見張ります。ラグナルの息子ビヨルンも戦いに参加したいと、子供のころから戦士に憧れ、生まれながらにして戦士なんだなあと思いました。

それとは対照的に、イングランドはのんびりとしていてとても平和な生活をしていたのも興味深いです。

 

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登場人物の個性もとても面白いです。

※登場人物の公式ページ

www.historychannel.co.jp

 

大胆不敵で思い切った行動をする勇敢な戦士、ラグナル。不敵に笑う笑顔が魅力です。そのラグナルを愛し、ラグナルをもたじろがせる程気が強い妻ラゲルザ。その美しさと勇敢さには目を惹かれます。

弟ラグナルを尊敬しながらも、不甲斐ない自分に比べて、どんどん成功していくラグナルを妬む兄のロロは、大柄で怪力。野獣のような風貌で、どう猛な戦いぶりはヴァイキングそのものの雰囲気を醸し出しています。

また、ラグナルの友人フロキは、ヴァイキングの特徴である船を造る名工ですが、北欧神オーディンへの信仰が厚く、気が狂ったようなしぐさや表情をするユーモラスな人物です。

これらの人々が絡み合いながら、歴史の史実を取り入れたストーリー展開で、とても面白いです。

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シーズン1:旅のはじまり

 

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