ウェールズ王室分裂の始まり(Aberffaraw家とDinefawr家の創立)
- 2020.02.16
9世紀に北ウェールズのロドリ大王はウェールズの小国を束ねて、初めて大部分のウェールズを支配下に置きました。 ウェールズの結束を強めるためには、息子たちに早めに領土を継承して基盤を固めることが必要だと、考えました。 当初はうまく機能しましたが、ロドリ大王の思惑はうまく行かず、ウェールズ王室の分裂へとつながっていきました。この詳細についてお話いたします。
9世紀に北ウェールズのロドリ大王はウェールズの小国を束ねて、初めて大部分のウェールズを支配下に置きました。 ウェールズの結束を強めるためには、息子たちに早めに領土を継承して基盤を固めることが必要だと、考えました。 当初はうまく機能しましたが、ロドリ大王の思惑はうまく行かず、ウェールズ王室の分裂へとつながっていきました。この詳細についてお話いたします。
中世ウェールズは主に4つの国に分かれていましたが、1つの国も多くの国に分かれてそれぞれの領主が統治していました。というのも、中世ウェールズでは財産や領土は領主の息子達で均等に分ける事がしきたりでした。 このため、10世紀までウェールズが統一される、または大部分が統一されることは、ありませんでした。 今回は、初めて10世紀に初めてウェールズの大部分を統一した王、ロドリ大王について紹介します。 […]
時代はローマ帝国の支配下にあった、4世紀のウェールズ。 ウェールズの首長であったエウダヴ・ヘン(Eudaf Hen、オクタヴィウス(Octavius)とも呼ばれる)はローマ帝国に反乱を起こし、ローマ総督や新たに送られてきたローマ軍を破り、ブリタニア王を宣言する荒業にでました。 このエウダヴ・ヘンの反乱について紹介いたします。
中世初め頃、北部ウェールズ(グウィネズ)の王たちを見ると、アーサー王自身やアーサー王物語に登場する場面と、とても似た人物や出来事が多くあります。 アーサー王やアーサー王物語の起源になった可能性もあります。 それぞれについて説明いたします。 👉おススメ記事 ・アーサー王の実在のモデル人物を集めて アーサー王物語を構築してみた ・6人のアーサー王を追え! (ウェールズ歴史研究会) アー […]
11世紀初めにイングランドはデーン人に降伏し、デーン朝が始まりました。 また11世紀には、ノルマン人によってイングランドは征服され、ノルマン朝が始まりました(ノルマンコンクエスト)。 どのような歴史的な背景があり、イングランドはデーン人やノルマン人に支配されたのでしょうか。時代の流れを分かりやすくお話いたします。
エゼルレッド2世はイングランドの歴史上、初めてヴァイキング(デーン人)に王位を奪われた王です。 エゼルレッド2世がどのように王位を奪われたのか、なぜ無思慮王(無策王)のあだ名がついたのか、についてご紹介いたします。
クヌート1世(Canute / Cnut / Knut I)は11世紀にイングランドを支配したデーン人の王です(995-1035)。 イングランド王だけでなく、デンマークやノルウェー王も兼ねて大王とも呼ばれ(北海帝国と呼ばれた)、大きな勢力を持ちました。 クヌート1世について、概要を分かりやすく簡単にご説明します。
ヘンリー8世やエリザベス1世など、テューダー朝の君主たちは、とても個性が強くインパクトがあります。 今回は、テューダー朝の君主、ヘンリー8世、エリザベス1世、エドワード6世、メアリー1世、更にテューダー朝を始めたヘンリー7世の人物像と性格を紹介して、共通点を見てみました。 ●総じて、外見も魅力的で、賢く多才で教養も深いですが、自己中心的で貪欲で残忍な面も見られるようです。
アーサー王物語に描かれているガヘリス卿とはどのような人物なのでしょうか? 優れた騎士、どう猛、女性にもてる、女好き、寡黙、優しいガヘリス卿の人物像を分かりやすく纏めました。
「五日物語 -3つの王国と3人の女-」は、女王、王女、老婆が主人公の3つの別々の物語で、それぞれの場面が交差しながら、話は進んでいきます。 「五日物語 -3つの王国と3人の女-」の3つのストーリーのあらすじをご紹介します。