2020

ウェールズの歴史

ウェールズ王室分裂の始まり(Aberffaraw家とDinefawr家の創立)

9世紀に北ウェールズのロドリ大王はウェールズの小国を束ねて、初めて大部分のウェールズを支配下に置きました。 ウェールズの結束を強めるためには、息子たちに早めに領土を継承して基盤を固めることが必要だと、考えました。 当初はうまく機能しましたが、ロドリ大王の思惑はうまく行かず、ウェールズ王室の分裂へとつながっていきました。この詳細についてお話いたします。
30人のウェールズ王

ロドリ大王(Rhodri the Great)中世ウェールズで初めて小国を束ねた王

中世ウェールズは主に4つの国に分かれていましたが、1つの国も多くの国に分かれてそれぞれの領主が統治していました。というのも、中世ウェールズでは財産や領土は領主の息子達で均等に分ける事がしきたりでした。このため、10世紀までウェールズが統一さ...
30人のウェールズ王

ローマ軍を破ったウェールズ王Eudaf Hen(エウダヴ・ヘン)の勇敢な行動

時代はローマ帝国の支配下にあった、4世紀のウェールズ。 ウェールズの首長であったエウダヴ・ヘン(Eudaf Hen、オクタヴィウス(Octavius)とも呼ばれる)はローマ帝国に反乱を起こし、ローマ総督や新たに送られてきたローマ軍を破り、ブリタニア王を宣言する荒業にでました。 このエウダヴ・ヘンの反乱について紹介いたします。
30人のウェールズ王

「アーサー王のルーツ」かも知れない「中世ウェールズの王たち」

中世初め頃、北部ウェールズ(グウィネズ)の王たちを見ると、アーサー王自身やアーサー王物語に登場する場面と、とても似た人物や出来事が多くあります。アーサー王やアーサー王物語の起源になった可能性もあります。それぞれについて説明いたします。👉おス...
イングランドの歴史

デーン朝~ノルマンコンクエストが起きた理由と歴史的背景

11世紀初めにイングランドはデーン人に降伏し、デーン朝が始まりました。 また11世紀には、ノルマン人によってイングランドは征服され、ノルマン朝が始まりました(ノルマンコンクエスト)。 どのような歴史的な背景があり、イングランドはデーン人やノルマン人に支配されたのでしょうか。時代の流れを分かりやすくお話いたします。
イングランド王

エゼルレッド無思慮王(無策王) ヴァイキングに王位を奪われた王

エゼルレッド2世はイングランドの歴史上、初めてヴァイキング(デーン人)に王位を奪われた王です。 エゼルレッド2世がどのように王位を奪われたのか、なぜ無思慮王(無策王)のあだ名がついたのか、についてご紹介いたします。
イングランド王

北海帝国を築き大王と呼ばれた「クヌート1世」の概要

クヌート1世(Canute / Cnut / Knut I)は11世紀にイングランドを支配したデーン人の王です(995-1035)。 イングランド王だけでなく、デンマークやノルウェー王も兼ねて大王とも呼ばれ(北海帝国と呼ばれた)、大きな勢力を持ちました。 クヌート1世について、概要を分かりやすく簡単にご説明します。