ウェールズ、レアな偉人伝

ロンドン塔の悲劇。塔から落ちたウェールズ王子の可哀想な人生

  • 2016.03.08

その場所はロンドン塔(Tower of London) ロンドンのテムズ川沿いを気持ちよく歩いてタワーブリッジを渡ると見えてくるのがロンドン塔です。   もともとは、イングランドを征服したウィリアム1世が外敵を守るために建築した要塞です。   国王が居住する宮殿として1625年まで使われましたが、その間に身分の高い政治犯を幽閉したり処刑する監獄としても使用されました。 特にヘンリー8世は3人の妻と […]

イギリスとウェールズの歴史を変えてしまった逆玉の男!

  • 2016.03.03

 中世のウェールズで逆玉の輿に乗ってイギリスとウェールズの歴史を大きく変えてしまった人物がいました。この人物がいなければ、今のウェールズとイギリス、イギリス王室さえも大きく変わっていたでしょう。 その人物の名前は、オーウェン・テューダ―.。イングランド王ヘンリー5世の未亡人、キャサリン王妃と逆玉結婚した男です。そしてオーウェン・テューダ―の孫がバラ戦争を終結させたヘンリー七世、ひ孫がヘンリー八世で […]

日本の子だくさん将軍、ウェールズの子だくさん王

  • 2016.03.02

にほんブログ村 ◎日本の子だくさん将軍 子だくさんの将軍!と言えば、11代将軍徳川家斉が挙げられますね。特定されるだけで16人の妻と妾を以て、男子26人・女子27人の子供をもうけました。精力増強のために、生姜を1年中毎日欠かさず食べ、またオットセイの陰茎を粉末にしたものを飲んでいたそうです。このため「オットセイ将軍」とも呼ばれました。 お陰でいろんな問題が生じました。 ・財政破たん 在職期間50年 […]

孫子的に準備していたら、天下分け目の戦いはどうなった?

  • 2016.02.15

◎天下分け目の戦いで遅刻してしまった!! 男たち と言えば、皆さんは誰を思い浮かべるでしょうか? 僕は、関ケ原の戦いに遅れてしまった徳川秀忠ともう一人思い浮かびました。 ◎秀忠の大遅刻には理由あり 1600年の関ヶ原の戦いでは、秀忠は3万8000の大軍の指揮を任され中山道から近江を目指しました。しかし、真田昌幸・信繁ら率いるわずか2000名の真田軍の抵抗に合い、上田城攻めに手間取ってしまいます。上 […]

勘当され活躍した武将たち

  • 2016.02.12

親や兄弟から勘当され、ふらふらと流浪生活を送っていたが人生逆転! そのきっかけは何だったのか?そんな武将の話をします。 ◎気性の荒い猛者武将 徳川家康の従兄弟 徳川家康の従兄弟、水野勝成は大坂夏の陣で、城内に討ち入り97もの首を取ったと言われる大活躍をしました。その武勇をたたえて、勝成は「鬼日向」ともいわれました。そんな勝成ですが若い頃はフラフラと放浪生活をしていました。  その原因二十歳の頃、父 […]

孫子の兵法は古代イギリスでも活きる!

  • 2016.02.10

歴史上には成功した偉人、権力を奮った偉人、名を残した偉人達が数多くいます。 しかし時代を動かしたけれど、スポットライトを浴びない隠れた英雄達もいます。そんな英雄を探して現在の世に紹介したと思っていました。 そう考えていたところ、 ・イギリス王室の祖先は誰か? ・イギリス・ウェールズを始めたのは誰か? の問いがふっと思い浮かびました。皆さんご存知です? その人物は「キネダ・アプ・エダン」! 歴史書に […]

大器晩成の偉人!ブリトン人の王がとった「長いものに巻かれろ」戦略

  • 2016.02.03

長いものには巻かれろ! 大器晩成の偉人 目先の成功より将来の成功 長いものには巻かれろ! 古代のイギリスは、まだイギリスともイングランドとも呼ばれておらず、英語を話すいわゆるイギリス人はまだ影も形もない時代であった。当時はブリトン人とよばれるケルト系民族が住んでいた。ブリトン人はウェールズ人や一部のスコットランド人の祖先にあたる民族でした。 イングランド北部にコエル・ヘンと呼ばれる男がいた。日本語 […]

絶望の捕虜から抜け出し、逆転打を放った王の人生!

  • 2016.01.28

◎耐え忍んで時を待つ プロ野球でずーっと打てず負けていて、これはもう負けた~と思っていたら、最後の最後で逆転サヨナラ打!はらはらしますが見ていて興奮しますよね。プロ野球の逆転打よりも大きな、歴史上の逆転打を放ったイギリスウェールズ王についてお話しいたします。 <登場人物> カチョー:ウェールズ歴史に詳しい課長 ブーカ:カチョーの部下 ◎まずは真田丸で今が旬な真田信繁の逆転人生についても触れておきま […]

真田幸村とアーサー王の共通点とは?

  • 2016.01.25

先日は、たなかあきらが主催している「第14回歴史を語る会」に参加しました。内容は真田丸で話題の「真田信繁」で、江戸時代に詳しい講師のNさんにお話をして頂きました。信繁の人物像にスポットを当てたお話で ・人質生活を転々とし、長い間の流罪で老け込んだ生活 ・景勝、秀吉など先々で人から可愛いがられる性格 ・秀頼から声がかかり、大坂冬の陣で頭角を表す の内容でした。流罪時の手紙の内容を読みますと「わびしく […]