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イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。歴史深いウェールズに触れて下されば嬉しいです

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イギリス史上最も語り継がれた伝説の英雄が常にやっていた事 ~その成功の3秘訣~

熱血!英国烈王伝

<伝説の英雄、アーサー王>

英雄は決してあきらめない情熱を持ち、その魅力に人々は魅かれ
多くの信頼を得て偉業を成し遂げます。そして人々と喜びと成功を分かち合い、
伝説として語り継がれていきます。

 

イギリス史上最も英雄として名を残した「アーサー王

アーサー王ほど気高く、寛大で信頼を得た王はいない」
アーサー王が活躍した6世紀頃、全ての臣下達は彼のことを讃えました。

アーサー王の持つ≪寛大さと信頼≫とはどの様なものだったのでしょうか。
名も無き少年が、皆に語り継がれる英雄へと駆け上がった一人の男のお話です。

 

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<与えられるより与え続ける>
成功したいなら、手にに入れたいものがあるのなら、先に人に与えなさい!
という格言もあります。
成功者は人に与えることを実践し、得たいものを得る力を持っています。

アーサー王は所有することに固執せず、生涯持てる物を人に与え続けました。

 

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アーサーは誰も知らない無名の田舎少年でした。
ある時、岩に突き刺さった剣を抜いたものがイギリス王になる!
と言われ、アーサー王だけが抜くことができ、イギリス王になってしまいました。

とはいうものの、どこの骨ともわからない少年の臣下になってついて行く騎士は
殆どいませんでした。

王として臣下を集めるためにはどうすればよいのか?
そこでアーサー王は意外な行動に出ました。

彼の持ちうるものは全て人々に分け与えたのです。
どんな人が訪ねてきても十分な食事でもてなしました。
困った人がいたら、自ら手を貸しました。
イギリス王になって得た土地は諸侯に分け与えました。

アーサー王は与えることを一生涯続けました。
自然とアーサー王のところに人々は集まり、アーサー王に忠誠を誓いアーサー王の為に戦うようになりました。

こうして有能な多くの人材を臣下として得ることができたのです。


<平等なしくみを作る>

成功者は周りの人達に対して平等に接します。
そして人々が平等に意見を出し合い高めあえる、場を作る力を持っています。

 

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アーサー王は当時としては最先端で、民主的な組織を作りました。アーサー王のもとに多くの諸侯・騎士たちが臣下として集まり、アーサー王のために働き始めました。
当然、アーサー王は臣下達を纏めていかなければなりませんでした。

 

アーサー王は近代的で民主的な仕組みを作りました。それが、有名な円卓(ラウンドテーブル)です。円卓では上座も下座も設けられておらず、席に着くと人々は上下関係がなく平等で自由に意見を言い合うことができます。もちろん王に対しても自分の意見を直接言うことができ、決定は多数決で決まるのです。

絶対君主が専制政治を行う6世紀の時代に、アーサー王はパイオニア的な政治の仕組みを作ったのです。

円卓に参加できるのは選ばれた信頼できる有能な臣下で(円卓の騎士)、この円卓制度により、アーサー王は有能な騎士達と信頼関係を築くだけでなく騎士同士の仲間意識・絆を築くことができました。アーサー王は共に協力し合う強力な円卓の騎士団を作り、国を発展させることができたのです。

 

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最近、兵庫県のある自治体で、アーサー王の円卓と同じような円形配置の議場を設置して定例会を行ったところ、議論が活性化した例が報告されています。
円卓システムが現在にも通用しその有用性が確認されたのはとても興味深い事実です。


<目的とメリットを共有する>

成功者とは目的とメリットを明確に掲げます。
多くの賛同者と共に目的に向かって成功へ進んでいく、リーダーシップを発揮します。

アーサー王は国を治めるために多くの戦いをしてきました。戦うなら勝たねばなりません。全員の力を合わせ志気を上げるために、アーサー王は現代のビジネスに大いに活用できる模範的な行動をとったのです。

 

 

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それは戦いに参加する人々に対して、戦いに勝利することのメリット、目的、方法を明確にするものでした。

・戦利品として得られた財宝は手に入れたものに分け与えよう
・戦いに勝てば領土を占領し名誉を掌中に納めることができよう
・忠誠な臣下としてアーサー王の意志と命令に従い戦いさえすれば勝つことができよう

戦いに勝って領土を広げるというアーサー王の目的を果たせば、戦利品を手に入れることができるという臣下達のメリットを合致させ、熱意をもって臣下達に演説をし志気を高めたのです。

 

これに奮起した臣下達は、イギリスを平定し、スコットランドアイルランドアイスランドデンマークノルウェー、フランスなどを平定し、ローマ皇帝を倒すまでに至ったのです。そこにはやはり一貫して、アーサー王の持つ≪寛大さと信頼≫である、与える(多利を考える)、寛大で平等(忠誠関係を築く)が根底にあったことが感じられます。


<まとめ>

アーサー王は弱者から徐々に力をつけて強者へと成功の道筋をたどるサクセスストーリーで、英雄伝説として中世から現代まで、世界中の多く人々に夢を与え親しまれています。ここでは、アーサー王の没落については触れませんでしたが、何れにしても今回お話しした、アーサー王の気品には現代の私たちの生き方、ビジネスに通じるところがあり大いに学ぶ点があると思います。

アーサー王についてはアーサー王物語やブリタニア列王史の内容を用いています。

 

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おしまい

 

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