イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。ウェールズの歴史と、ウェールズとの関わりが深いアーサー王についてのページです

MENU

ストーンヘンジの謎に迫る!これを知ればあなたもストーンヘンジ通!

f:id:t-akr125:20161125022547j:plain

 

ストーンヘンジ・・・・それは、僕にも特別な興味心を持たせてくれるものであった。

 

f:id:t-akr125:20161204125616p:plain(17.8.21更新)
こんにちは!ウェールズ歴史研究家のたなかあきらです。皆さんはストーンヘンジって知ってますか? 恐らく名前くらいは聞いたことがあると思います。

ストーンヘンジとは、古代に建造されたイギリスにあるとても謎の多い巨石遺跡です。僕もストーンヘンジに入ったことがあります。広大な緑の大自然の中に、でーんと巨石群が立ち誇っています。巨石と自然は見事に調和していて、景色として見ても素晴らしい眺めでした。

 

同時に、これは何のために作ったのだろう? どうやって作ったのだろう? 多くの疑問が湧いてきました。そういう見方をし始めると、とたんにドラマが広がっていきます。

今回はストーンヘンジの疑問を解きほぐしていくドラマをお話しいたします。それは知りたかったんだ!と思う皆さんの心を満たすものであると嬉しいです。

 

 

ストーンヘンジの場所と行き方

f:id:t-akr125:20161125022617j:plain

 

 

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

まずはストーンヘンジの場所をご紹介します。ストーンヘンジはイギリスのイングランド南部、ソールズベリー平原のエイムスベリーという場所にあります。

ストーンヘンジへの行き方はいくつかありますが、ロンドンから電車で行く場合は

Waterloo駅(ロンドン、ウォータールー)

Salisbury(ストーンヘンジから近い駅、ソールズベリー) 

ストーンヘンジ(バスで移動)

が良いかと思います。

 

電車はここで調べるのが便利ですよ。
ヨーロッパ鉄道の乗車券・周遊パス予約|レイルヨーロッパ【公式】 

f:id:t-akr125:20160111142131j:plain 

ストーンヘンジってどんな構造?

 

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

現在のストーンヘンジ
・高さ7mの門形の石(5組)
・円形に組まれた4~5mの立石30個等
で成り立っていて最大50tで4tの石も82個あります。

 

f:id:t-akr125:20160726231056j:plain

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

こんな巨石遺跡を、動力機械もない古代の人々が作ったものなのか? と思うと、とても驚きます。と同時に、ストーンヘンジはいつ、誰が、どうやって作ったのか?とても知りたくなってきますよね。

ストーンヘンジの謎:伝説ではだれが作ったのか?

 

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain
ストーンヘンジはだれが作ったと思います?

・宇宙人
・魔法使い
・人間

答えは、この人たちです。

f:id:t-akr125:20160111143538j:plain
※ ストーンヘンジを作るマーリン

 

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

というのは中世の頃の人々の答えで、ストーンヘンジアーサー王物語にも出てくる、魔法使いマーリンが作ったと信じられていました。
それもそのはず、歴史書にもそう書かれており、考古学が発達していない中世までは歴史書に書かれた伝説が信じられていました。それは、こんな内容なのです。

 

アーサー王の叔父にアンブロシウス・アウレリアヌスという王がいました。アンブロシウスは宿敵を倒してイギリス王になった時に、魔法使いマーリンにアイルランドから巨石を運ばせてストーンヘンジを造らせたという伝説があります。このためストーンヘンジがあるエイムスベリー(Amesbury)の名はアンブロシウス(Ambrosius)に由来しているとも言われています。

<参考記事>
アンブロシウスの記事:王の中の王と言われストーンヘンジを作ったブリタニア王
アーサー王伝説 アーサー王は実在したのか?歴史書にみるアーサー王と先祖 

 

 

ストーンヘンジの謎:本当はだれが作ったのか? 

f:id:t-akr125:20161125022649j:plain

 

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

本当は誰がストーンヘンジを作ったのでしょうか? ストーンヘンジを眺めてみると、石の外側は直径約100mの円形になっていることが分かります。そこを発掘すると意外な事実が分かってきました。

円形状の端には大きな石が建てられた跡が残っており、その石が立っていたと考えられる下には多くの人骨が発見されました。

サークル上の石が作られたのは紀元前3000年頃と推定され、当時その付近にはウィンドミルヒル人と呼ばれる人々が住んでおり、その中で権力を持った王族の墓であったと考えられます。

ストーンヘンジを作ったのはイングランド人でもなく、その前に住んでいたケルト系のブリトン人でもないのです。イングランド人やブリトン人が移住してくるずっと前、付近に住んでいたと言われる、ウィンドミルヒル人のお墓がストーンヘンジの始まりだったのです。とても驚きですね。

f:id:t-akr125:20160726231129j:plain

 

 ストーンヘンジの謎:何の目的でストーンヘンジは作られたのか?

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

ストーンヘンジは有力者のお墓という以外に、とても大きな目的がありました。

更にストーンヘンジを調べると、上空の写真からも確認できるように、外側から直線状の線が引かれていることが分かりました。調べてみると人工的に作られたものではなく、氷河が溶けた水でできた自然の足跡であることも分かりました。

そしてなんとその線は、夏至の日に日が昇る方角と、冬至の日に日が沈む没方角と、一致しています。当時の人はそのことを知っており、それぞれの日の太陽光線が組んだ石の隙間から入るように工夫して作り、神が作った神聖な場所として畏れ崇めたようです。

※写真ではストーンヘンジから上の方向に向かって筋が見えます

f:id:t-akr125:20160726231148j:plain

 

f:id:t-akr125:20160726231305j:plain

 

ストーンヘンジの謎:神や王を拝む神聖な場所であった 

 

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

さらにこんな事実も分かってきました。

ストーンヘンジから約3㎞ほど離れたダーリントンウォールズと呼ばれる遺跡があり、最近の調査で当時の集落が見つかり、宴会をした形跡が残されていました。そこで見つかった動物の骨などを分析すると、イギリス全土から遠くはスコットランドから持ち込まれたものであることが分かったのです。

 

f:id:t-akr125:20160726231336j:plain

ストーンヘンジの目的:まとめ 

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain
これまでの話をつなげますと、ストーンヘンジは当時のウィンドミルヒル人にこんな重要な場所であったと考えられます。

冬至の日にイギリス全土から人々が集まりダーリントンウォールズで大宴会を開催
ダーリントンウォールズからストーンヘンジに繋がるアベニューを歩いて移動
・王族墓参りをするとともに、ストーンヘンジに入って来る太陽光線を見て神・太陽を崇拝

当時の人々にとって、ストーンヘンジは王族の墓でもあり神が宿る場所でもあり、とても神聖な巡礼地であったのだと思います。 

f:id:t-akr125:20160111143432j:plain 

ストーンヘンジ謎についてはNHKの番組、地球ドラマチックを参考にしております。

 

ストーンヘンジの謎:ストーンヘンジの石はどうやって運ばれたのか?

f:id:t-akr125:20161125022724j:plain

 

ストーンヘンジの謎:石の産地はウェールズイングランド

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

ストーンヘンジの目的が分かったところで、次にストーンヘンジの巨石はどこから運んできたのか? が気になってきます。

最大50tのサーセンストーンと呼ばれる巨石は30km離れたマルバラーの丘、82個の4tの石は250km離れたウェールズにあるプレセリの丘から運ばれたようです。

各地に残っている原石とストーンヘンジの石を分析し一致したことから、両方の場所がストーンヘンジの生まれであると推測されます。

石の切り出し方も分かった

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

特にウェールズのプレセリの丘では、ストーンヘンジで使うために切り出した部分がストーンヘンジの巨石と一致しています。

またストーンヘンジ用に切り出して放置されたまま残っているものも発見されました。伝説で言われてるようなアイルランドから持ち込まれた訳じゃないですね。

更に面白いのが、巨石の切り出し方です。巨石の隙間に木を差し込み、雨などで木が膨張させその力によって巨石を割る、という方法でした。

もう一点。切り出された巨石がウェールズのどこかでまず使われ、その後ストーンヘンジに運ばれるという、巨石のリサイクルが行われていたようです。

www.rekishiwales.com

 

f:id:t-akr125:20160726231356j:plain

 

ストーンヘンジの謎 :さらなるストーンヘンジ、スーパーヘンジの驚く事実

f:id:t-akr125:20161211142909p:plain

先ほどお話しした、ストーンヘンジの近くで宴会を行った形跡がある、ダーリントンヒルの遺跡にも、巨石の遺跡があることが期待されていました。

このスーパーヘンジと呼ばれる遺跡にも多くの巨石が使われていると考えられ、事前の調査では、巨石遺跡の存在を示唆するような手がかりが得られていました。

大きな期待を胸に専門家による発掘調査が行われました。しかしその結果は、多くの考古学者をがっかりさせしまう、内容でした。

そこで専門家が見たものは、巨石の形跡はなく木材が発掘されたのでした。

 

なぜ石ではなく木材が使われたのか? 新たな疑問が出てきました。その疑問を解くべく、また巨石があるかもしれないという期待を持ち、今後もまだまだ調査が続けられるそうです。どんな真実が分かってくるのか楽しみですね。

www.rekishiwales.com

 

最後に:ストーンヘンジの謎

f:id:t-akr125:20161204125616p:plain

ストーンヘンジの調査の結果より、ストーンヘンジは誰が何のためにどうやって?という点の事実関係がかなり分かってきました。非常に驚く事実もありますし、さらに疑問点や興味がわいてきます。

歴史を知ることによって古代の人はどういう思想でどういう行動をとっていたのか?自分たちの生活や考えのルーツを知ることができますし、またその知恵を現代にも行かせてけばと思います。
 

※おすすめ記事

www.rekishiwales.comwww.rekishiwales.com

www.rekishiwales.com
www.rekishiwales.com 

Newton 古代遺跡の七不思議 ストーンヘンジ

Newton 古代遺跡の七不思議 ストーンヘンジ

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

取材、記事のご依頼、お問い合わせはこちらまで t.akr125@gmail.com