ヴィンランド・サガ シーズン1 第1話の歴史上の出来事

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西ヨーロッパに出現して略奪行為を繰り返した最強の戦士軍団「ヴァイキング」。

ヴィンランド・サガは10世紀に最強の戦士といわれたトールズの息子トルフィンは幼いころからヴァイキング達の戦場を生き抜いていました。その中で生き方に目覚め理想の地ヴィンランドを目指すストーリです。

ヴィンランド・サガのそれぞれの話には、実際の歴史上の出来事が含まれています。

今回は、シーズン1 第1話「ここではないどこか」の歴史上の出来事についてご紹介します。

 

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ヒョルンガバーグの戦い(987年)

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アニメでは、ヨームのヴァイキングであるのっぼのトルケルとトールズの2人が、船を飛び移りながら大勢の敵と戦っている場面です。

 

ヒョルンガバーグの戦いは、デンマーク王の依頼を受けたシグヴァルディが率いるヨームのヴァイキング(ヨムス・ヴァイキング)と、ノルウェー王ハーコン・シグルザソンとの戦いでした。

デンマークは北欧で支配力を持っていましたが、この戦いに勝利したハーコンは、ノルウェーへのデンマークの支配力を断ち切りました。 

ヨムスヴァイキング – Wikipedia

 

レイフのヴィンランドへの到着について

 

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レイフが子供たちに熱くヴィンランドへ上陸した話をしていますが、子供たちには信じてもらえない場面があります。

 

レイフはレイフ・エリクソンのことで、グリーンランドを発見したエイリークの長男です。

997年にグリーンランドから西に航海に出て、カナダのパフィン島にたどり着き、さらに南下して大陸に上陸しました。(1000年)

 

※現在のカナダにあるラブラドル半島と考えられています。

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レイフたちはこの地をヴィンランドと名付けてグリーンランドに戻り、入植者を連れて再びヴィンランドに定住を試みました。(先住民との関係が保てず、定住は長続きせず)

 

トルフィン家族のアイスランドへの移住について

 

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トルフィンはレイフから、ハーラル王の権力に負けてノルウェーからアイスランドに逃げた先祖の話を聞き、うそだ!と言った場面があります。

 

ハーラル1世(HaraldⅠ、ハーラル美髪王)は、スウェーデン各地の王を破り、872年頃にスウェーデンの全土を統一しました。ノルウェーで最初の統一王権を作ったとされています。

ハーラル1世による支配を逃れようと、ノルウェーの豪族や農民たちは、アイスランドに移住したとされています。

 

トルフィン(ソルフィン・カルルセフニ・ソルザルソン)の家族も、曽祖父スノッリ(Snorri)の時代に、アイスランドに逃れたと考えられます。

 

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