こんにちは。ウェールズ 歴史研究家、たなかあきらです。
イギリス王室の戴冠式ってどんな様子だったんでしょうか。とても威厳と格式が高く、また美しいものなんでしょうね。
今回は、イギリス王室の戴冠式の様子を、歴史上の戴冠式の再現も含めて集めてみました。
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イングランド王ヘンリー三世の戴冠式の再現
まず、とってもかわいい、こちらをご覧ください。イングランド王の戴冠式を復元した様子なんですよ。
いや~とってもかわいい戴冠式ですね。
若干9歳の少年だったヘンリー三世が1216年にイングランド王なり、戴冠式が行われました。戴冠800年を記念してイングランドのグロスター教会で戴冠式の再現が行われたんですけど、そのリハーサルの様子です。
ヘンリー三世の戴冠式の背景
ヘンリー三世はそんな幼くしてイングランド王になったんですね
ヘンリー三世の生い立ちを簡単に話しておきましょう。ヘンリー三世は1207年に、失地王として名高いジョン王の息子として生まれました。
第一次バロン戦争でフランスのルイ8世にロンドンを占領されているときに、父ジョン王が亡くなったため、幼くしてイングランド王となったんですよ。
なるほど。イングランドがピンチの時に王になったんですね。
ジョン王はヘンリーを後継に指名して、イングランドで最も有名な騎士の1人であるウィリアム・マーシャルを後見人にしたんだ。諸侯のリーダたちはヘンリーをすぐに戴冠させ王位を固めようとし、このためウィリアムはヘンリーを騎士に叙してグロスター教会で戴冠式を行ったんだ。
通常はカンタベリーかヨークの大司教が聖別をするんだけど、大司教が不在だったため、ウスターとエクセターの司教が行ったんだ。ヘンリー三世以降、すべてのイングランド王はウエストミンスター寺院で戴冠式は行われているんだ。
へえ~そんな歴史的な背景があるんですね。それにしても、再現の少年も幼いですが、キリリとしていて堂々とした振る舞いをして頼もしいですね。
参考:
グロスター教会で行われる戴冠式イベントのパンフレット:
http://www.gloucestercathedral.org.uk/content/pages/documents/1468234882.pdf
グロスター教会のページ:
Gloucester Cathedral | 800th anniversary of the Coronation of King Henry III
その他のイングランドの戴冠式
ヘンリー3世以外の戴冠式についてもいくつか紹介しておこう。
エリザベス1世
映画エリザベスより、16世紀にイングランド女王となったエリザべス1世の戴冠式の様子です。
エリザベス2世
1953年に行われた、現在のエリザベス二世の戴冠式の様子です。
ジョージ5世
1911年に行われたエリザベス二世の父、ジョージⅤ世の戴冠式の様子です。
最後に
少年の戴冠式とてもかわいかったですね~。イングランドの伝統行事や当時のイングランド王やビショップたちの服装も観ることが出来て素晴らしいですね。実際に見てみたいですね!
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最後まで読んでくださり有難うございました。また次回!
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