中世ヨーロッパ 貴族や王の服装(時代別)

中世ヨーロッパ 貴族や王の服装(時代別)

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こんにちは、たなかあきらです。

「中世ヨーロッパの人々はどんな服装をしていたのでしょうか?」

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中世の服装は、ピラミッド型の権力階級によって決められていました。着ている服装を見ればどの階級に属しているかが分かるのです。

そして、それぞれの時代の王や女王たちが着ていた服装は、人々の服装にもに大きな影響を及ぼしていたのです

だけど、ピラミッド型の権力階級の頂点にいるわずかな豊かな人々のみが、ファッショナブルな服を着れたのです

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ということで、
今回は、その頂点に立っている王の服装について、イングランドの王たちを中心に紹介します。(写真と、動画)

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中世の王たちの服装

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中世を中心に、900年~1500年頃(10世紀~16世紀頃)の王たちの服装についてお話します。

最初はローマ色が強いけれど、大きく変わっていく様子が分かりますよ。

10世紀(900 – 1000年頃)の王たちの服装

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この時代の王の服装は、まだローマ時代のクラシカルなスタイルの影響を受けていました。

服装はゆったりとしていてベルトで留めており、ローマ的な短い服や、鎖かたびらのコートも着たりもしていました

※イングランドはアングロ・サクソン族が支配していて、ヴァイキングなどの侵略と戦っていた時代です

<服装の例>


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11世紀(1000-1100年頃)の王たちの服装

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この時代の典型的な服装は、人物のランクや社会的な地位によって、被り物や帽子で決められていました。

・帽子のてっぺんに長い飾りリボンが付いていて、リボンの頂点は前に見えるようになっていました

・王はガウンをきて、腰回りで締められ、手首付近の袖には長いバンドが付いていました。襟のあたりで丸い留め金で締め、二つのバンドはネックレスの一種にもなっていました。
長いマントは足の甲までたれ、靴のつま先はとがっていました。

※アングロ・サクソン族のイングランドは、1066年にフランスから攻めてきたノルマン人によって征服されました。ノルマン人の影響を強く受けた時代です


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<服装の例>

※当時の戦いの再現イベントwww.rekishiwales.com

12世紀(1100-1200年頃)の王たちの服装

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鎧の上に着る外衣は当初は女性が着る衣服でしたが、男女両方で着るようになりました。サーコートと呼ばれています。

サーコート – Wikipedia

当初は袖のある、大きい部屋着であったが、腕の部分を取ってしまいました。というのも、下に着る鎧などが最も高価なため、よく見えるようにサーコートは短めの丈で、腕の穴は大きく作られたのです

関連画像

<服装の例>

13世紀(1200-1300年頃)の王たちの服装

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貴族の衣服は、ブリーチズ(ゆったりとした短い半ズボン)、ストッキング、靴、コート、サーコートと被り物で、金銀、真珠や宝石が贅沢に衣服につけられ、大きな金のベルトも身につけました

・さらにエレガントに着たい人は、シャツを着たり、肩にマントをかけたり、頭に帽子を被ったり、長いストッキングやタイツを履いたりした。

・ストッキングはブリーチズと同じ色や材質で作られ、ブリーチズの下部を覆う感じて、下から引き上げられました。

参考:ブリーチズの例(時代は違いますが)

「breeches」の画像検索結果

・靴は通常、先がとがっていました。ポーランド人の流行が、ヨーロッパ全体におよそ300年も広がったのです。

・宮殿を所有する貴族、王子、伯爵たちは、紋章を刺繍したサーコートを身にまとい、紫、ブルー、赤茶、もしくは、これらの2種類以上の反物が使われました。サーコートの色は紋章にマッチした色が選ばれました。

※13世紀前半のジョン王の様子


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14世紀(1300-1400年頃)の王たちの服装

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帽子は色々な形をしていました。様々種類のフェルト、カワウソやアヒルの皮、羊毛や綿で作られました。

・時には服が不適切に短かったり細かったりして、着たり脱いだ理が自分で出来ずに、人に助けてもらうこともあったそうです。

・服にティペット(肩掛け)をつける者、被り物や袖が長く、地面に達する者もいました。服装は豪華で贅沢なものでした。

・ガードルやベルトは、金の装飾品や高価な宝石が散りばめられ、すごい贅沢は毛皮にもみられ、2790頭のイタチの毛皮を使ったガウンまで登場したそうです

<服装の例>

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15世紀(1400-1500年頃)の王たちの服装

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この頃の男性の服装は、だいぶ短くなりました。

・タイツのようなもの、ウェストコート(チョッキ)は、たれ飾りなどで締められ、体なラインがクッキリとわかる程、ぴっちりと体にフィットしたブリーチズをはいていました。

・肩幅を広くガッチリと見せるためにパッドを使うようになり、下地が見えるように袖には切り口がありました。靴には、長い金属製のとがったつま先をつけました

・円錐状の帽子は縁が反り返っていて、金のチェーンや様々な宝石で飾られていました。毛皮で飾られたマントは前が開き、コートの下の鎧が通るように、袖は切り込みが入っていました。

15世紀後半はイタリアの流行が取り入れられ、より品良く、優美さが増しました。膨らんだ袖は、上半身をとても優美に見せ、短く装飾のマントをまとい、羽根で覆われた幅広い縁のある帽子を被りました

チュニックの他に、男性は下着やブリーフを履いて、袖の無いジャケットや更なるチュニックを上に着ていた。15世紀末までストッキングやホーズは男性の服装には欠かせませんでした

<服装の例、15世紀前半>

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<服装の例、15世紀後半>

この時代の代表的なリチャード3世


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16世紀(1500-1600年頃)の王たちの服装

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テューダー王朝の服装は16世紀の西ヨーロッパのファッションに大きな影響を及ぼしました。その中でヘンリー8世とエリザベス1世の影響力は大きかったです。

・16世紀前半は、肩が張った四角型をしており、切り込みがあり詰め物をして膨らんだ袖と肩をしているコートが特徴的で、流行しました。

短い胴にぴったり密着し腰から広がった上着(ダブレット)を、ストッキングの上に着ていた。ペタンと平面的な帽子は羽根で飾られていました。

・後半になると、四角型のスタイルは滑らかになり、コートの代わりに短いジャケットを着るようになり、女性と同じ様に首にはトカゲの様なひだ襟を装着していました。

※テューダー朝の参考例
The Tudors – Tudor Costume – History

<服装の例、テューダー朝前半>

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この時代の代表的なヘンリー8世の服装


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<服装の例、テューダー朝後半>

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参考)

画像:Kendall Redburn Costumes of All Nations
本文:Medieval Kings Clothing

参考となる本、ドラマ、映画

◆  中世ヨーロッパの服装(本)

◆  16世紀、ヘンリー8世を映画いたドラマ(テューダー朝)

◆  12世紀、ヘンリー2世の様子を描いた映画

◆  13世紀、伝説の英雄ロビンフッド(ジョン王の時代)

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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