(写真は仲間のスカーロイ)
(18.7.27更新)
こんにちは、たなかあきらです。
誰もが知っているくらい有名なイギリス生まれの機関車トーマス。トーマスが走っている鉄道の由来は知ってますか?その由来は、ウェールズにありました。
トーマスが誕生したときのエピソード、ウェールズのどこでトーマスは生まれたのか?
現在も走っている、トーマス誕生の鉄道について、お話をいたします。
[:contets]
機関車トーマスの誕生の秘話
僕は赤くて人のよさそうなスカーロイが好きです~
トーマスの仲間のスカーロイ達が働いているスカーロイ鉄道は架空の鉄道でモデルがあるらしいですよ。
その通り。まずは機関車トーマスのおさらいから始めよう。機関車トーマスは1984年の9月4日に初めてテレビで放映されました。牧師のウィルバード・オードリー牧師が、牧師補だった1943年に、麻疹にかかっている息子のクリストファーを楽しませるために機関車トーマスを作ったんだ。
オードリーは「3だいの機関車」を出版し、続いて1946年に「機関車トーマス」出版しましたんだよ。
機関車トーマスの鉄道のモデルはウェールズにあった
ウェールズには数多くの鉄道が走っているんだ。ウェールズは四国と同じくらいの面積ですが、11もの鉄道が走っています。その中にタリラン鉄道(Talyllyn Railway)があって、この鉄道がトーマスに出てくるスカーロイ鉄道のモデルになっているんだ。
へえ~。そのタリラン鉄道は何に使われていたのですか?
従来、スノードニアの中心にあるAbergynolwyn(アベルガノルウィン)の街から海岸のタウィンに石材を運ぶために使われていました。
※タリラン鉄道の場所(地図中の赤線)
※Talyllynは多くの日本語表記でタリスリンと書かれていますが、LLYの発音をスリと表記するのは違和感があるので、ここでは多くのイングランド人がする発音に近い、ラと表記します。
一時は廃線の危機にあったトーマス鉄道のモデル
タリラン鉄道は今も走ってるのですか?
一時期は存続のピンチにたたされたけど、機関車トーマスの作者アンディーの働きもあって今も存在しているよ。
どんなピンチだったのですか?
タリラン鉄道は線路間の幅が686mmと狭い狭軌鉄道だったんだが(国際基準では1435mmが標準)、輸送量が減り廃線の危機に面したんだ。アンディーは1952年にタリラン鉄道を保存するためにボランティアとして働いたんだよ。
鉄道のボランティア経験がトーマス鉄道を生んだ
アンディーはタリラン鉄道で働いた経験をもとにアイディアがわいて、架空のスカーロイ鉄道が生まれたんだ。トーマスは 常に煙を吐いて通り過ぎている紫色の丘の景色は、タリラン鉄道が走っているスノードニアの田舎の景色に影響されていると言われているよ。
現在のタリラン鉄道は現在何千人もの観光客やファンの子供たちを運んでいます。
参考:
タリラン鉄道:
Talyllyn Railway | The World’s First Preserved Railway
おまけ:その他のウェールズにある鉄道
ウェールズにある11もの鉄道の一覧です。
TalyllynLlanberis LakeFfestiniogWelsh HighlandWelshpoolVale of RheidolBrecon MountainBala LakeWelsh Highland HeritageSnowdon MountainFairbourne
※The Great Little Trains of Wales より汽車のマークのところに鉄道が走っています。
ウェールズハイランド鉄道(Wales highland)の動画です
スノードン登山鉄道(Snowdon Mountain)に関する記事です
最後に
ウェールズは自然が多くまた鉄道も発達しており、観光地にピッタリのところです。もしイギリスに行かれる機会がありましたら、是非ウェールズに足を運ばれ機関車トーマスの雰囲気をたっぷりと味わっていただければと思います。
またイギリスには機関車トーマスに会える鉄道が多くあります。こちらもチェックください。
Meet Thomas and his friends at a railway near you « Wilson Digital Media t/a Online Ticketing
※おススメ記事
最後まで読んでくださり有難うございました。
コメント
ウェールズに機関車トーマスのモデルになった鉄道があるとは、知りませんでした。
ウェールズには、たくさん鉄道があるんですね。