イングランド王とハゲ野郎の企み 〜たたかうカムリ戦士第16話

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こんばんは。ウェールズの歴史研究家たなかあきらです。
 
9世紀~11世紀にかけてウェールズ王家が分裂して戦いを繰り広げる様子を、様々な登場人物の人間模様の物語をシリーズで描いています。
 
前回の第15話は、ハウェルが歴史的なウェールズ法を完成させた場面でした。
今回はウェールズ法により、隣国に及ぼした波紋を呼ぶ話です。ハウェルに敵対視するハゲのイドワルの動きが気になるところです。
 
※前話

 (登場人物は実在ですが、ストーリーとキャラはたなかあきら作です)

 

これまでのあらすじ 

ここにまとめてあります~

www.rekishiwales.com

 

<登場人物> 

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ウェールズ内の一国を治めるハウェル。
乱暴者も勉強し落ち着いてきた。

 

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ハウェルの弟クラドグ。かなりお調子者。

  

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ウェールズの小国ダヴィッドの娘、エレン。ツンデレ系。

 

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ウェールズの最権力者イドワル。冷静で冷淡、冷血。
ハウェルを敵対視するようになる。

 

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最強国イングランドのアゼルスタン王。

   

イングランド王とハゲ野郎の企み 

アゼルスタン王のもとに、ウェールズからイドワルが駆け込んでくる。
 
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何だね、イドワルくん、また君かね。君を呼んだ覚えは無いよ。
 
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アゼルスタン閣下〜〜
 
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うっとうしい奴だ。ん〜でも、ちょうど良かった。イドワル君に聞きたい事があった。  

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 アゼルスタン閣下!閣下からこの私に聞きたい事がおありとは、身に余る光栄。

 

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それでイドワル君、どういう事だね。君に、ハウェル君が私の所に来るように、と伝えるように言っておいたはずだが。ハウェル君は何年経ってもまだ来ないぞ。
ちゃんと伝えたのか?

 

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いえ、それには事情がございまして。ハウェルは、私の命令を無視して国を放り投げ、海外に逃亡していた不届きな野郎です。
先日、ふらりと戻ってきて、誰の許可もなく勝手に法など作りやがったのです。ですので、アゼルスタン閣下の御言葉を伝えることが出来ませんでした。

 

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うむ。

 

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以前、多くの略奪をするなど乱暴者の前科があるハウェルです。ウェールズで動けなくなったので、きっと海外で悪さを企んでいたのでしょう。けしからん奴です。

 

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なるほど

 

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私もウェールズ統治者として監視の目が届かなく申し訳御座いません。国に戻り、ハウェルを呼び出し処罰をいたします。

 

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そうか。いい訳はともあれ、要は伝えてませんだな。ハウェル君も、君の事を嫌になったんじゃないかな?はっはっはー

 

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うんうん、分かった分かった。もう、いいよ。

 

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はっ?どう言う事でしょうか?

 

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イドワル君、君にもう用は済んだ、帰っていいよ。せめて、毛の様子を気にしてはどうかな、ハゲ野郎さん。

 

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はっはぁ? 

 

いっいかん、アゼルスタン閣下のご機嫌が悪くなってしまった。それにしてもハウェルの野郎め、気に食わぬわ。アゼルスタン閣下は何をなさる気だろうか?

 

 

 
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おいっ、ハウェルの奴をしっかりと監視しろ。それにアゼルスタン閣下の動きも、変わった事が起きないか注意していろ!
 
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はっ、イドワル・ハゲ様。
 
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何っ!もう一度言ってみろ!
 
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イドワル、ハ、ヒ、フ、陛下
 
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どいつもこいつも腹がたつ。
とっとと、任務につけ!
 
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はっ、分かりやした
 

イングランド軍、突如現る

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ウェールズ西部、デハイバース国
 
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ハウェルの作ったウェールズ法、ダヴィッド国でも好評よ。
 
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そうっす、そうすっすよ。
イストラッド国でも、さすが兄貴って皆、集まってきてるんすよ。
 
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このケレディギオン国を含めた、デハイバースの三国が、ウェールズ法をで纏まり、一体となってきた様だな。
 
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やっぱり、さすがハウェル兄貴!
デハイバースにとどまらず、ウェールズ全域にウェールズ法を広めましょう。ね、兄貴。
 
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そうだ、クラドグの言う通りだ。
 
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たまにはいい事言うわね、クラちゃん。
 
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えへへへ〜
 
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山あり谷あり大変な事がこれから突然、起こるかもしれぬ。しかし、3人力を合わせて、ウェールズ法をもとに、頑張っていこう。
 
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ええ、頑張りましょう!
 
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いょっ、兄貴ウェールズ一!(いち)
 
———-———-
 
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てえへんだ、てえへんだ、イングランド軍がたくさんがやって来た!
 
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えっ、イングランド軍が?
 
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攻めに来たのか、それとも、、、
 
イングランド王アゼルスタン閣下の使者でございます。
 

最後に

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このストーリーでは徐々にハゲ野郎イドワルの立場が悪くなってます。

イドワルが変な事を考え無ければ良いのですが・・・

また次回をお楽しみに。

 

イドワルに最適

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最後まで読んでくださり有難うございました。

 

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