こんにちは、たなかあきらです。20世紀初めの、イギリスの伯爵家に起こる、さまざまな出来事を描いたドラマ、「ダウントンアビー」に最近ハマっています。
イギリス伯爵の伝統的な暮らしと、それを支える使用人たちがとても興味深いだけでなく、邸宅ダウントンアビーで次々と起こるミステリアスな出来事に、引き込まれていきます。
今回はシーズン6まである中の、シーズン1についてご紹介いたします。
ダウントンアビー、シーズン1のあらすじ
ダウントン・アビー存続の危機
1912年、第一次世界大戦前後のイギリスのヨークシャーにある、名門貴族グランサム伯爵のクローリー一家の大邸宅「ダウントン・アビー」で起きる事件を描いたドラマです。
ゴージャスなダウントン・アビーには、グランサム伯爵家は、気品高いロバート伯爵夫妻と美しい3人の娘たちと、使用人達が住んでいます。
グランサム伯爵家に、家の存続の危機が起こります。将来、グランサム伯爵ロバートの家督を相続するはずだった親類で長女メアリーの婚約者が、豪華客船タイタニック号沈没と供に帰らぬ人となってしまうのです。
当時の法律では、もっとも血縁の近い男系男子一人だけに爵位と財産のすべてを相続させる「限嗣相続制」が定められていたのです。つまり、女子は伯爵も家督も継ぐ事が出来ず、家督も財産も没収される可能性があるのです。
このためロバートは、新たな相続人として遠縁の弁護士マシュー・クローリーとその母イザベルが招くのです。
しかし、中流階級のマシューを迎え入れることに、頑固でプライドの高いロバートの母バイオレットと、妻コーラは反発します。また同じく頑固でプライドが高い長女メアリーも、婚約者になるかも知れないマシューに対して嫌悪感をあらわにします。
マシューも貴族の暮らしに馴染むのを嫌がり、弁護士を続けると主張して馬が合いません。ダウントン・アビーに波紋が起きるのです。
ダウントン・アビーで起きた大事件
波紋の中、ダウントン・アビーに大事件が起きます。メアリーの文通相手がダウントン・アビーに、美男子のオスマン帝国外交官パムークを連れてきます。メアリーはパムークに一目惚れし、一夜を共にしようとします。ところがその夜にパムークは、運悪くダウントン・アビー内で亡くなってしまう事件が起こるのです。
パムークの不慮の死が、思わぬ大波を引き寄せるのです。
姉メアリーに強い嫉妬心を抱く次女イーディスは、姉の結婚相手候補の男性を横取りしようとしていましたが、いつも空回りしていました。姉メアリーをギャフンと言わせようと、メアリーが関係したと疑われるパムークの死を世の中に暴露しようとしたのです。
外交官が伯爵家で変死したことが表ざたになると国際問題に発展し、一家の名誉が傷つき、メアリーの結婚にも支障をきたす恐れがあります。そうなっては一大事と、パムークの事件はクローリー家の人物と何ら関わりない、自然死で片付けようとします。
この事件の後、メアリーの両親ロバートと妻コーラは、マシューがメアリーの結婚相手に相応しい考えるようになりました。
マシューも家督相続について考え始め、メアリーを気にするようになり、ロバート夫妻とマシューとの距離が近づいていくのです。
ダウントン・アビーの使用人たちの揉め事
一方、ダウントン・アビーでは、陰湿ないじめが始まっていました。軍人時代の伯爵のかつての部下、ベイツが赴任してきました。真面目なベイツは執事カーソンや家政婦長のヒューズの信頼を得るが、侍女オブライエンと下僕トーマスは気に入らない。陰険な嫌がらせをして、ベイツを追い出そうとします。
優しいベイツに恋心を抱く、メイド長のアンナはベイツを助けようと、あれこれ手を打とうとします。2人の関係は急速に近づきますが、恋には障壁がつきものなんですよね。
マシューとメアリー
また政治活動をする運転手のブランソンは、女性の自立を志す三女のシビルと親しくなります。
両親に黙って、ブランソンと政治集会に出たシビルは暴動に巻き込まれ、怪我をします。勇敢に暴動に割り込み、シビルを助け出したのが、マシューでした。メアリーは勇敢なマシューを見直し、2人の距離は近づきお互い意識するようになります。これは恋の予感でしょうか。
マシューからのプロポーズに対して、自分の気持ちを素直に伝えきれないメアリー。そんな時に、グランサム伯爵夫妻に予期せぬ事件が起き、また時代は第一次世界大戦に突入してしまいます。それらが2人の関係に大きな影響を及ぼすことになるのです。
ダウントンアビーの見どころと登場人物
伯爵家の暮らし
ストーリーの中心
マシュー:僕は貴族の生活には染まらない
伯爵家の人々
頑固な長女メアリー、したたかな次女イーディス、大胆な三女シビル。グランサム伯爵号と家督を守り、娘たちの幸せを願う気高く寛大な父ロバートと優しい母コーラ。
個性あふれる使用人たち
貴族の生活だけでなく、使用人たちの働きぶりも見ものです。由緒ある家の格式を守ろうと厳しいが、心情あふれる執事カーソンと家政婦長ヒューズ。使用人たちの父と母の様な頼り甲斐のある、存在です。
更に口うるさいが人情深い料理長パットモア。いつもパットモアに怒られへこみながら、トーマスの野心を知らずに恋するメイドのデイジー。
最後に
ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門作品賞ミニシリーズ・テレビ映画部門やプライムタイム・エミー賞作品賞ミニシリーズ・テレビ映画部門て数々の賞を受賞し、多くの人々に賞賛された事は、なるほど当然だなあと思います。
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