10回に渡り、4世紀後半~15世紀前半にかけてのウェールズの歴史についてお話してきました。
これまでの記事を一覧に纏めましたので、保存版としてご活用ください。ウェールズの歴史に更に興味を持っていただけますと有難いです。
※こちらのウェールズの紹介記事もご覧ください!
- 古代~中世: ウェールズの歴史についての概要
- ①ローマ時代(~4世紀前半):ウェールズはローマ帝国の支配
- ②ブリタニア時代(4世紀前半~7世紀前半):ウェールズに自治権回復
- ③戦乱時代(7世紀前半~9世紀前半):ウェールズの内乱と外敵で荒廃
- ④統一時代(9世紀前半~10世紀中盤):ウェールズに救世主と大王現る
- ⑤南北朝時代&戦乱時代(10世紀中盤~11世紀後半):ウェールズで戦国が常に続いた時代
- ⑥プリンス・オブ・ウェールズの時代(11世紀後半~13世紀後半):プリンス・オブ・ウェールズとノルマン人との戦い
- ⑦ノルマン時代(13世紀終わり~15世紀初め):ウェールズのノルマン支配
- 古代~中世のウェールズの歴史:最後に
古代~中世: ウェールズの歴史についての概要
※この区分は、たなかあきら独自に行ったものです
①ローマ時代(~4世紀前半):ウェールズはローマ帝国の支配
グレートブリテン島の大部分がローマ帝国の支配下にあった時代です。支配はされていましたがローマ軍によって外敵であるピクト族や、スコット族からの侵略から守られていました。
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②ブリタニア時代(4世紀前半~7世紀前半):ウェールズに自治権回復
ローマ軍がブリテン島から去り、ブリタニアに自治権が回復した時代です。しかし、ローマ軍の援軍がなく外敵に対しても自力で戦う必要がありました。またこの頃に、キネダ王がウェールズの原形である国を建国しました。伝説の英雄アーサー王は、この時代に活躍したとされる人物です。
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外敵に攻められ続けた時代~ウェールズの建国とブリタニアの終焉~
③戦乱時代(7世紀前半~9世紀前半):ウェールズの内乱と外敵で荒廃
ブリタニアの時代が終わり、グレートブリテン島に侵入してきたゲルマン系のアングロサクソン族が勢力を広げ、ウェールズでは内乱が続いた時代でした。
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疫病に災害、内乱にイングランド侵略・・戦乱のウェールズは大丈夫?
④統一時代(9世紀前半~10世紀中盤):ウェールズに救世主と大王現る
侵入してくるアングロサクソン族と闘いウェールズを救ったメルヴァンが現れ、息子のロドリ大王がウェールズを統一した時代です。
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ロドリ大王の後、ウェールズは再び内乱状態となりました。ロドリの息子が3国に分かれて争いましたが、孫の強力なヒウェル王が登場しウェールズを統一しました。
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⑤南北朝時代&戦乱時代(10世紀中盤~11世紀後半):ウェールズで戦国が常に続いた時代
ウェールズの王室が北と南の2つに分かれて後継を争った時代で、しばしば下剋上も起こり、支配者が目まぐるしく変わった時代です。
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⑥プリンス・オブ・ウェールズの時代(11世紀後半~13世紀後半):プリンス・オブ・ウェールズとノルマン人との戦い
目まぐるしく南北で奪い合った政権を纏め、再びウェールズを統一したグリフィズ王とオウァイン大王が登場しました。強力な隣国イングランドは、ノルマン人に1066年に征服され、ノルマン人はウェールズも征服しようと侵略を始めた時代です。このころ、プリンス・オブ・ウェールズの称号もスタートしました。
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ノルマン人のイングランドと、プリンス・オブ・ウェールズが率いるウェールズが幾度となく戦った時代です。プリンス・オブ・ウェールズによってウェールズは統一され団結しますが徐々に勢力を失い、13世紀末にはイングランドに征服されてしまいました。
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⑦ノルマン時代(13世紀終わり~15世紀初め):ウェールズのノルマン支配
イングランドの支配下にあったウェールズは、イングランドの圧政への不満が募りついに大規模な反乱を起こしました。そのリーダーとなったのが英雄オウァイン・グリンドゥールです。しかし、このプリンス・オブ・ウェールズの反乱も鎮圧されウェールズの独立は完全に失われました。
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古代~中世のウェールズの歴史:最後に
ウェールズの国旗
最後まで読んでくださり有難うございました。ウェールズの中でもっとも勢力を持ったグウィネズ国を中心とする、ウェールズが自治権を持つために戦った時代を中心にお話を致しました。ウェールズの歴史を少しでも知ってもらい、楽しんでもらえたのなら嬉しいです。
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