ウェールズの歴史は面白い!
(18.7.14更新)
イギリスの西部にある国、ウェールズ。小国ながらとても興味深い国として、じわじわと注目が集まっています。
例えば、
・ウェールズはラグビーが強い!
・漫画ヴィンランドサガに登場!
・サッカーのウェールズ代表に注目!
など皆さんもウェールズの情報を日々見る機会があると思います。
漫画で学ぶ歴史。ヴィンランド・サガでアーサー王、ウェールズが分かる
※2019年のラグビーのワールドカップが日本で行われとても楽しみです
しかし、これを忘れていませんか?
「ウェールズは歴史が面白い!!」
ウェールズはイングランドよりも、ずっと歴史が長く歴史遺産もたくさんあり、歴史ファンにとっては、たまらない場所なのです。ウェールズの歴史は、これから益々注目を浴びてくる! そう日々感じています。
ではウェールズの歴史はなぜ面白いのか? その理由をたっぷりとお話しいたします。ウェールズを知って、興味を持ち、楽しんでくだされば有難いです。
- ウェールズの歴史は面白い!
- ウェールズは歴史が深く戦国が続いた
- ウェールズにはとってもお城が多い
- ウェールズは自然が多く美しい国
- ウェールズの人々の人柄に魅かれる
- 最後に※ウェールズ情報満載の記事を追加
ウェールズは歴史が深く戦国が続いた
ウェールズは主にケルト系の民族が住んでいる国で、ケルト人がウェールズに移り住んだのは紀元前の数世紀頃と言われています。それから二千数百年の長い歴史があります。
1世紀にローマ帝国に征服され、5世紀まで支配されていました。5世紀からは侵略してきたゲルマン系のアングロサクソン族との戦いが続き、ブリテン島全体に住んでいたケルト系民族は、今のウェールズやスコットランドに追いやられます。
その後はアングロサクソンが作ったイングランド王国、フランスからやってきたノルマン人が征服したイングランド王国との戦いが15世紀初めごろまで続きます。
古代から中世まで、外敵との戦乱だけでなく内乱も常に続いており、常に領土争いが続いていました。その中で、活躍した王や騎士たちが多く現れました。
国を創った英雄、国を滅ぼした王、領土争いに、脈々と繋がるウェールズ王室の家系・・・夢とロマンが広がります!
小国に分かれて争い合ったウェールズの歴史は、日本の戦国時代ファンにとっても、とても面白い歴史と思います。
ウェールズにはとってもお城が多い
戦い続きだったウェールズにとって重要なのは、お城です。お城と言ってもウェールズに存在する多くのお城は、戦闘のための頑強で荘厳な要塞です。
ウェールズは四国と同じくらいの小国ですが、なんと300以上ものお城が残っており、世界で最もお城の密度が高い国と言われています。世界遺産に登録されているお城も幾つかあります。
もちろんゴージャスな中世風味たっぷりのお城、メルヘンチックなお城、芸術を楽しめるお城など見どころ満載です。ウェールズはお城ファンにとって、とても魅惑的な場所です。
アーサー王など伝説が多い
古代から歴史が続いているせいもあり、ウェールズには「マビノギオン」を始め多くの伝説があります。特にアーサー王伝説は人々に最も親しまれ、アーサー王にまつわる多くの場所があります。アーサー王好きの人にとっても、ウェールズはとても興味深い場所です。
映画キングアーサー(2017)の場面の多くは、ウェールズで撮影されているそうですよ。
ウェールズは自然が多く美しい国
ウェールズは山岳地帯が多く、見渡す限り緑が広がる自然たっぷりの場所です。特にウェールズには、スノードン国立公園やブレコンビーコンズ国立公園など国立公園が3つありあり、国土の広大な範囲が自然豊かな素晴らしい場所です。
※3つの国立公園に関する内容はこの記事
ウェールズの観光、歴史、ウェールズ語、料理など情報満載のサイトです
ウェールズを旅していると時間を忘れ、自然に癒され本来の自分を取り戻してくれます。自然散策好き、海好き、山好き、とにかく自然が好きには飽きない場所ですね。筆者がスノードン国立公園を旅した時の記事を載せておきます。
天空の城ラピュタのモデルの地
スタジオ・ジブリのサイトを見るとウェールズを大いに参考にしていると書かれており、ラピュタの各場面で、これはこの地がモデルになっている? という場所が多くあります。例えば
・パズーの故郷、スラッグ渓谷
・シータが閉じ込められロボット戦士が戦った城
・ラピュタ
などです。
ラピュタ好きならもちろん、ラピュタを知っている人は、ウェールズに行って
映画の場面を思い浮かべながら観光するとすごく楽しめますよ!
ウェールズの人々の人柄に魅かれる
ウェールズの人々は、歴史深い自然豊かななかに住んでいるためか、素朴でとても親切で人情にも厚く、自分の心も豊かになっていきます。
僕はウェールズでボランティア活動を一時期していました。みんな親切でいろいろと教えてくれますし、助けてもくれました。ちょっと時間があるとお茶を入れて、ビスケットを一緒に食べたりもしました。
日本に帰るときは、ウェールズの代表的なお土産であるラブスプーンをくれたり
クリスマスカードを日本まで送ってくれたりもしました。素晴らしい人たちでした。
素朴で親切なウェールズの人々は音楽も大好きで、ハープを弾きながら家族で毎日のように歌っているご家庭もあるようです。
歴史でもウェールズの人々の、自分たちの豊かな文化を守ろう!そんな強い心が見られますね。
最後に※ウェールズ情報満載の記事を追加
ウェールズはロンドンから更に二時間ほどと、日本からとても遠くなかなか
気軽には行けるところではありません。
しかし日本にいても、サッカーやラグビーなどのスポーツ、映画、本など、ウェールズに関わるものが私達の身の回りにあります。
僕の記事を読んでくださり、あっこれがウェールズに関わっていてこんな面白い話があったなあ、と少しでも楽しんでくだされば有難いです。
最後まで読んでくださり有難うございました。
コメント
ウェールズには、たくさんの英雄、お城、
大自然、アーサー王のお話など、とても美しい物がたくさんあるんですね。
たなかあきらさんのブログを読むようになって僕の中で、ウェールズがとても身近になりました。^^たなかあきらさん、ありがとうございます。^^
id:nezuzyouziさん
いつもコメントくださり有難うございます!
ウェールズが身近になったと言っていただけると、とても嬉しいです!こちらこそ有難うございます(^^)
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