イギリス・ウェールズの歴史ーカムログ

ウェールズ語ではウェールズの事をカムリ(仲間)と言います。ウェールズの歴史、イギリスの歴史、アーサー王、イギリスの歴史に関連する内容を中心に記事を書いています。

ガレス卿、ガヘレス卿、アグラヴァイン卿の実在したモデル人物を考えた

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ガレス卿(Sir Gareth)、ガヘリス卿(Sir Gaheris)、アグラヴェイン卿(Sir Agravain)はアーサー王の甥にあたり、オークニーのロット王とモルゴースの息子です。

他の兄弟には、ガウェイン卿やモルゴースと異父弟にモルドレッド卿がいます。

ガレス卿、ガヘレス卿、アグラヴェイン卿にも実在したモデル人物がいるとされています。 

今回は簡潔にモデル人物をご紹介いたしまします。

 

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ウェールズの伝承によるモデル人物


ウェールズの伝承によると、 現在のスコットランドに位置する国のなかで、ゴドッディン(Goddodin)と呼ばれる国がありました。5~6世紀にゴドッディンを治めていた王がルッズ王(Lludd、ロット王のモデル)でした。

ルッズ王の息子にはサーヴァン(Serwan、ガウェインのモデル)やグワルヒアヴェッド( Gwalchafed)と呼ばれる人物がいました。

グワルヒアヴェッドとは、「夏のハヤブサ」という意味です。

 

母親は、 アーサー王の姉アンナ(Anna、モルゴースのモデル)なので、 グワルヒアヴェッド王子はアーサー王の甥となります。

グワルヒアヴェッドはサーヴァンとともに宮殿で叔父アーサー王に仕えました 。


このグワルヒアヴェッドが、ガレス、ガヘリス、アグラヴェインのモデル人物になったと言われています。 残念ながら、グワルヒアヴェッドに関することは、殆ど分かっていません。

また、3人の中で誰がグワルヒアヴォッドをモデルとしたのかは分かって いません。

 

 

あえて特定する必要なないかもしれませんが、考えてみました。

グワルヒアヴェッドの「夏のハヤブサ」という意味を考えると、誰がモデルと思われるでしょうか?

ハヤブサは精悍な顔つきで、空からすごい速度で急降下して獲物を獲る、すごい能力を持っています。しかし、調教はとても難しいという面もあります。

 

ガレス、ガヘリス、アグラヴェイン3人ともハンサムであり、武勇にも優れていました。しかし、性格は異なっており、ガレスは優しく戦いを嫌い、ガヘリスは優しさと獰猛さを兼ね備え、アグラヴェインは傲慢・横柄で悪意に満ちた性格でした。

 

3人ともにグワルヒアヴォッドをモデルにしている可能性があるかもしれませんが、これを考えると、ガヘリスが近いのかもしれませんね。

 

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